バティク航空

先月の旅行では、ジャカルタからアンボンまでBatik Air(バティク航空)の国内線を使いました。Batik AirはLCCのLion Airの子会社で、フルサービスのキャリアだそうな。「Batik」はインドネシアの民族衣装の生地の名前です。

ちなみに定刻通りならジャカルタ発が00:30でアンボン着が06:00。時差が-2時間あるので所用時間は正味3時間半です。

バティク航空の機体。垂直尾翼がバティク柄
バティク航空の機体。垂直尾翼がバティク柄

機内預けの重量規定は20kgまで無料と聞いていたけど、24kgのスーツケースも何事もなく預けられました。

エコノミークラスのシートは3列+3列。搭乗すると私の席(窓側)にはインドネシア人のおばさんが座っていて、どうやら早い者勝ちっぽく窓側席を取られてしまったようです。

CAさんに「そこは私の席です」と言ってもらうと、その隣に座っていた夫らしきおじさんが「Change. Change.」と話しかけてきます。代わりに手前の通路側の席が空いていたので、そこがおばさんの席だったのでしょう。まあいいや。私は通路側席が好きなので、それならそれで願ったり。快く譲ることにしました。

座席にはエンタメのLCDと充電用USBポートも付いていました。日本語でも表示できます。日本語のコンテンツはほとんどなかったけど。

バティク航空の機内エンターテイメント

バティク航空の機内エンターテイメント

CAさんはもちろんバティクに身を包んでいます。足下はかかとの高い南国風のサンダルだったな。その辺りは民族衣装を徹底しています。しかもこのときは身長180cm級のファッションモデルみたいな女性ばかり。さすがは就航1年の新進気鋭の航空会社、気合いが入ってますね。

IMG_1560バティク航空のCAさん

なお、CAさん達が着用するバティクの巻きスカート(?)の前側は膝上15cmぐらいまでスリット状になっていて、かいま見える足がなかなかセクシー。スカイマークの露骨なミニスカートよりもセンスが良いように感じられました。

ほんでもって機内食はこんな感じ。東南アジアの国内線っていいですよね。スパイシーな食べ物が出てくるので。サンバルソースも付いてるし。

バティク航空の機内食

バティク航空、公式Webサイトがほとんど固まったままだし、航空券に書かれたゲート表記は判読できないぐらいだったけど、機内はいたって普通の航空会社でしたよ。CSさん達はめちゃめちゃかっこよかったし。

何カエルアンコウ?

アンボンのナイトダイビングで見たカエルアンコウの幼魚。体長1cmぐらい。

アンボンのカエルアンコウ

明らかにカエルアンコウですが種類は解りません。色柄はカエルアンコウモドキっぽいけど、ヒレの形からしてクマドリかな。ブルーの目が印象的ですね。

アンボンのカエルアンコウ

これらの写真、実はごっそりトリミングしてあります。このサイズの被写体は私にとって大好物。ぜひともNauticam スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1を使って大写しに撮りたかったのだけど、この夜は一緒に潜る人数が多くて、そうする前に譲らざるを得ませんでした。そういうときに限っていいのが出るんだよな…。

インドネシアクイズ

クイズ。この航空機の出発ゲートは何番でしょうか?

バティック航空のチケット

バティック航空のチケットのアップ

「Z!」?もちろんそんな酔狂なゲートなんかありません。答えは不明です。

この航空券はジャカルタ00:30発のアンボン行きBatikAirのもの。ジャカルタ空港の第3ターミナルには確か手前から奥に向けてA〜Eのゲートがあったものの、LCC用のターミナルだからか各ゲートにLCDモニタはもちろん手書きの掲示板すらありません。BatikAirの該当便のゲートを探そうにも、どのゲートからどの便が飛ぶかが解らない状態でした。そこでチケットを確認したらこの写真のような状態だったという。

困ったことに近くに係の人もいません。一般のインドネシア人の待合客と片言の英語どうしでコミュニケーションが成立するかも怪しかったので、最も人が多いAゲート付近で待機。そんな状況で搭乗開始の予定時刻(00:00)を過ぎても音沙汰がないと不安になりますね。

そうして予定時刻の15分後、Aゲートの扉が開き、付近の人たちが一斉に詰めかけました。どうやら中国人と同様、インドネシア人にも列を作って並ぶという習慣はないようです。聞いた話では道路でもそんな感じなのだとか。車道の合流点では誰もが我先にと行こうとするため必ず詰まるのだそうな。

同時間帯にたくさんの飛行機が飛びそうな気配はなかったので、きっとこれだろうと思って私もインドネシア人たちの中に混ざってゲートをくぐり、居合わせたシャトルバスに乗ると、無事BatikAirの機体の前に到着しました。インドネシアの飛行機の乗り方、変なところで難しいなぁ。

てなわけで、クイズの答えは結果的に「A」かな。どう見てもAとは読めないけど。

ああ、2番目を訂正して1番目のゲートって意味かも。よくわかんねぇ。  

オレンジのカエルアンコウ

アンボンで一番多かったのがオレンジのカエルアンコウです。やたらと見かけました。 中でもこの個体はハンサム(?)。なぜってエスカ(擬似餌)の形が見事だから。

アンボンのカエルアンコウ

これを目の前でひらひらされたら、小魚は食いつかずにはいられないのかも。

アンボンのカエルアンコウ

POPなホテル

アンボンに行く際、ジャカルタでのトランジットが9時間あったので空港近くのホテルを利用しました。POP! HOTEL AIRPORT JAKALTAです。エクスペディアでジャカルタ行きの航空券を買った際、その流れで予約すると手数料込みで一泊3,122円でした。

POP! HOTELの外観
ホテルの外観。公式Webサイトから拝借

往路、空港からタクシーに乗ると15分ぐらいで到着。運賃は50,000ルピア、440円ぐらいですね。 客室の内装はこんな感じ。

キングサイズのベッドとテレビ
キングサイズのベッドとテレビ
トイレとシャワーは円柱状の小部屋になっています
トイレとシャワーは円柱状の小部屋になっています
まあトランジット利用には十分な設備です。Wi-Fiが使えてクーラーも効くし、お湯のシャワーも出ます。ホームページでは保育園みたいに見えたけど、思っていたほど奇抜ではなかったなぁ。

ホテル内にレストランはないものの、ホテルのG階(日本でいうところの1F。あちらではG階の上が1階です)のラウンジに常駐しているお姉さんに注文すると食事にありつけます。ホテルの隣に軽食屋さんがあるので、そちらから運んでくるのでしょう。代金も食後にその場でお姉さんに払うシステムです。

ホテルの食堂のメニュー
インドネシア語のメニュー。かろうじて解るのはコーヒーぐらい。 JUSがジュース、JERUKがオレンジ、ALPUKATがアボカド、 BELIMBINGがスターフルーツらしいです

ただし、オーダーする際には最初に「Can you speak indonesian?」と訊かれました。もちろん「No」です。メニューもインドネシア語なので私には一切判読できません。せっかく覚えていった「What do you recommend ?」って英語も通じませんでしたね。

しかたなく一番上を注文。まあ私は食べられないものが少ないので不安もありません。ドリンクは何となくアボカドにしました。 しばらく経って出てきたのはこちら。

チキン料理のAYAM BAKAR KALASAN
AYAM BAKAR KALASAN。チキン料理です
アボカドジュース
アボカドジュース

チキンの手羽先はなかなか辛くて美味しかったです。でも普通の味覚の日本人なら咳き込む辛さかな。逆にアボカドジュースは甘く食感的にもお汁粉みたいでした。この2品で料金は51,000ルピア。

そうして夜10時、国内線に乗るべく再びスカルノハッタ空港へ。ホテルにタクシーをお願いしたら、ホテルの車で送り届けてくれました。時間にして5分。往路は空港の南をぐるっと回ったけど、復路はちょっと行くとターミナルだったので。それでいて料金は往路よりも高い60,000ルピア。まあ旅行者にとって少々の高い安いは気にならないけど。