レンベは意外に近いかも

今月いっぱいでマレーシア航空の羽田⇔コタキナバル便が運休になるため、もし東京近郊からシパダン方面に行くとなるとクアラルンプールかシンガポールを経由することになります。

シンガポール経由の場合、曜日によっては時間のロスも多く(トランジットに約6時間とか…)、リゾート滞在日数も減るため、かなり気合いを入れないと行きづらくなりました。せめて成田からのコタキナバル便が復活するまでは私は行かれないかも。残念です。

でも意識を切り替えれば良いことも。これまでは遠い印象だったレンベ行きが現実的に思えてきたので。

シパダンの各リゾートに行くには成田/羽田→クアラルンプール/シンガポール→コタキナバル→タワウと飛行機を3便乗り継ぎ、さらに陸路とスピードボートで2時間ほど移動しなければなりません。

一方、レンベだと飛行機が成田/羽田→ジャカルタ/デンパサール/シンガポール→メナド。それから陸路とボートで約80分。便や経由地によって所要時間は違うものの空路が一区間少なく、移動の面では、もはやシパダン方面よりも楽に行かれる感じです。

もしレンベに行くのなら私は強引にでも休暇を取ります。ならば残す課題は連れ。一人で行くと1万円/日ぐらでツアー代が上がるので。とは言えレンベはおよそ南国リゾートには似つかわしくない大瀬崎の湾内みたいな砂地が広がる海らしいです。ダイナミックなドロップオフや大物なんかまったく期待できないんじゃないかな。誰が来てくれるだろう…。

それでもレア生物の宝庫ですし、何といっても「世界中のカエルアンコウのキャピタル」なんで。陸のリゾートも素晴らしいらしいので一度は行く価値はあると思うのですが。

セブのカエルアンコウ
こちらはセブのカエルアンコウ

ただし、6日間のツアーでも燃油代込で20万円は超えそう。以前よりも近くなったように思えたけど、価格面でのハードルはちょい高めだなぁ。まあシパダンでも来月からはそれぐらいか、もっとしてしまうけど。

一度は行ってみたい海

11月のダイビングはマレーシアのマブール。昨年11月に羽田←→コタキナバル便が始まったので行きやすくなりました。思い起こせば昨年はお隣のカパライからコタキナバル→羽田の初フライトで帰ってきたのですよね。Tシャツとか記念グッズをもらったなぁ。

マブールのオオモカエルアンコウ
マブールのオオモカエルアンコウ 昨年、マブールで撮ったオオモカエルアンコウ。 かさぶた(?)を剥がしてあげたいような…

さて、私にはマブールの他にもぜひ行ってみたい海がいくつかあります。その最たる場所がレンベ。インドネシアのスラウェシ島、メナドに隣接した地域です。

レンベは知る人ぞ知るといった感じのマクロ天国。一見南国っぽくない灰色の砂地の海でヘアリーフロッグフィッシュやミミックオクトパスが頻繁に見られ、バンガイ・カーディナルフィッシュなどもわんさかいるそうな。ギリシャ人カメラマンのペトリノス氏が言うには「レンベ海峡は間違いなく世界中のカエルアンコウのキャピタル」とのこと。ぜひそこで潜ってみたいものです。

でも、メナド/レンベには行きづらいのですよね。一般的なシンガポール乗り換えで片道二日かかります。デンパサール経由でも同様。行き帰りとも経由地で一泊することになるようです。

往路の日程を切り詰められる羽田空港深夜発シンガポール経由6日間のツアーでも、実質5日間のうち3日間を移動日に取られ、潜れるのは一日半の6ダイブだけ(1日目4ダイブ。2日目は飛行機の都合で2ダイブまで)。これでは寂しいので、せめて7日(実質6日間)の10ダイブコースで行きたいところ。そうなると週末と祝日を絡めても3日は休まないと。幸いなことに上司の理解がある私はともかく、仲間が休みを取れなさそう。

それに仲間はみな私ほどマクロ指向でもないので、どうせ3日休むならもっと他の海に行きたいと言い出すやも。かといって1人部屋追加料金(¥9.500/1泊とか)なんて払えないし…。

日本人にしてみればミンダナオ島(フィリピン)の真南のメナド空港に行くのに、わざわざシンガポールやバリを経由するのも冗長なので、コタキナバルやマニラとメナド間の便ができればマブール並にロスが少ないアクセスになるのですが。あるいはメナド発のシンガポール行きが朝9時ぐらいに飛ぶようになってくれれば。でも、やっぱ無理かな…。

悲願のレンベ行きは来年も適わないかもしれません。