隈取蛙鮟鱇

レンベのクマドリカエルアンコウ。

クマドリカエルアンコウ
いつものように両手を突っ張ってます
クマドリカエルアンコウ
顔は反対側を撮るべきでした。エスカが突起の向こうにあるから

どうも体長10cmを超えるカエルアンコウの撮影は苦手です。動かないのでいくらでも工夫できそうなのに、こんな風にいつものと同じになりがちで。 もっと撮り方を考えないとな。

世界中のカエルアンコウのキャピタル

先の土日、インドネシアのレンベで潜ってきました。 マニアックなダイビング旅行に付き合ってくれた連れ二人には感謝。

かつてギリシャ人カメラマンのペトリノスさんが「レンベは世界中のカエルアンコウのキャピタル」と言ったけど、確かにそんな感じ。潜ってみると各種カエルアンコウをたくさん見かけます。

そして圧巻だったのがこちら。へアリーフロッグフィッシュ(別称でフェアリーフロッグフィッシュとも)。見ての通り毛むくじゃら、モジャモジャのカエルアンコウです。

ヘアリーフロッグフィッシュ(ボンボリカエルアンコウ)
サンセットダイブ(途中で日が暮れてナイトダイブに突入)でガイドが見つけた個体。 右向きに1本飛び出ている毛はエスカではなく…

私は実物を見たことがなかったので今回の旅の一番の目的だったのですが、無事ダイビングの初日に見ることができました。

ヘアリーフロッグフィッシュ(ボンボリカエルアンコウ)
顔先、口の直ぐ上に太い棒状の機関が見られます。こちらがエスカかな

これでダイバーとしての目標を一つ達成。いつかこちらの種類も自分で撮ってみたいものです。

ウシガエルアンコウ

体長30cm級のカエルアンコウの顔面写真。

オオモンカエルアンコウ
オオモンカエルアンコウ タイトルはデカいカエルになぞらえて。 もちろん「ウシガエルアンコウ」なんて種類はいなくて、たぶんオオモンカエルアンコウですね

そして少し引いて撮った写真。

オオモンカエルアンコウ
右側からの光が届いてませんね。失敗したなぁ

普段はこれで終わりだけど、この日は海が明るかったので、さらに引いて2メートルぐらい離れて全体を入れてみました。

オオモンカエルアンコウ

この通り、ウチワカイメンのウチワの間に鎮座していました。なるほど、この場所なら小魚釣り放題の食べ放題っぽいので、ここまで大きく成長できたのでしょう。

キャエルアンコ

先週、マクタン島(セブ国際空港がある島)の近海で9ダイブ、合計601分ほど潜ってきました。

私は年に数回、水中写真の練習のためにマクタンに通っています。なにしろ海況が安定していることが多く、目ぼしいマクロ生物の種類と生息数が沖縄と比べても遥かに多いので。

しかも沖縄のように一隻のボートに複数ショップが乗り合うこともなく、のんびり伸び伸びと存分にシャッターを切れます。水中写真の上達には、こういう海で場数を踏むのが近道です。

てなわけでしばらくは新作写真の紹介がblogのメインになります。 あれこれ撮ったので何から紹介するか迷ったのですが、まずはキャッチーなところから。

このblogの名前でもあるカエルアンコウの幼魚です。体長は7mmぐらい。

カエルアンコウの幼魚
顔の模様からしてオオモンカエルアンコウの幼魚かな?

この日は1cmに満たない個体が3匹見つかりました。 こちらはまた別の個体。

カエルアンコウの幼魚
多分、上の写真とは違う種類のカエルアンコウです
カエルアンコウの幼魚
同じ個体の後ろ姿。ヒレの斑点模様がかわいいですよね

哀れなカエルアンコウ

昨日フィリピンから13時過ぎに成田空港に帰国したものの、その足で羽田での飲み会に駆けつけて飲んでたので、写真の編集もまだ手付かず。

成田→羽田のリムジンバスは3,000円。成田→新百合ケ丘と同じ値段です。外国から観光客を大勢呼びたいんなら、これじゃダメだよな。

というわけで今日までは作り置き記事の予約投稿です。

マリンワールド海の中道のカエルアンコウ。

マリンワールド海ノ中道のカエルアンコウ

そして動画はこちら。

奥を泳ぐ魚に向かって必至にエスカを振るものの、まったく見向きもされていません。

実はこの水槽、前後に2個の水槽が置かれていて、手前にカエルアンコウ、奥にその他の魚が入れられています。

そのため、カエルアンコウがどんなんに頑張っても魚が釣れることはありません。アクリル越しのご馳走おあずけ状態です。

エスカを使って魚を釣るカエルアンコウの生態を見せる展示方法ですが、残念ながらこれだとカエルアンコウが水槽の奥にへばりつきで、かつ向こう向きになるのですよね。

ついでにパノラマ大水槽ダイビングの動画も貼っておきます。