リトルスター

三日目はシアミル&マブール、マクロ派ダイバーにとってはいよいよ本番という感じ。 圧巻はシアミルでの二本目のこちら。

ピグミーシーホース(デニス)
ピグミーシーホース(デニス) ピグミーシーホースの一種、Hippocampus denise。 もちろん口先から背中までは10mm弱のサイズ

ピグミーシーホース類は季節的に海流に流されてどっかに行っちゃってると聞いたものの、まだ残っている子がいました。

残念ながらこの向きから動かなかったので他のポーズは撮れませんでしたが、まあ良いでしょう。本日最大の収穫です。

シパダン

二日目はシパダンで4ダイブ。この海域に来たからにはマクロ派でも1日ぐらいは潜っておくべきですよね。

ただし、我々の集合は8:15と遅いスタート。4:30 からの早朝ダイブには中国人のチームが参加してました。Buffalo fish(カンムリブダイ)の行進狙いです。去年はそのパターンで行ったらエントリ時には行進が過ぎ去る直寸前だったのですよね。

まあ、今回は早起きしなくても安全停止直前、5mくらいの浅瀬で数十匹の小さな群れには出くわしました。

カンムリブダイの群れ(遠景)

しかも1mぐらいまでは無理なく接近できる感じです。そこまで寄ると連中と目が合いますね。

カンムリブダイの群れ(接近)

もちろんシパダン名物の壁のようなキンガメアジの大群やバラクーダのトルネードも見られました。

ギンガメアジのトルネード
ギンガメアジのトルネード
ギンガメアジのトルネードの接写
近づくとギンガメアジがすし詰め状態
バラクーダのトルネード
バラクーダのトルネード
バラクーダのトルネードの接写
近づくとやっぱりバラクーダがびっしり

なお私の一眼レフの水中カメラセットは105mmマイクロレンズの完全なマクロ仕様。さすがにシパダンでは持て余すので、この日の写真はコンデジ撮影。設定が悪かったのか総じて白飛び気味になってしまいました。

マブール初日

昨夜は23:00頃に空港内のシャワー室でさっぱりしてから01:20のフライトでコタキナバルに。よせばいいのについつい映画を観てしまいました。そのうち飛行機で観ればいいと思ってた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』がラインナップにあったので。まあ変な時間と言えば夜中の3時に機内食が出るのですが。その前後にはウイスキーやビールも供してくれますしね。

マレーシア航空の機内食(2011年11月19日)
往路の機内食。 フィリピン航空ではもう出なくなった素麺もあります

でもマレーシア航空は座席エンターテイメントが離陸前から利用できていいです。これがフィリピン航空だと、国際線でもエコノミーには座席に液晶画面すらなかったり、あってもLinuxのシステムリブートを繰り返して、いざ映画を観てもラスト前に時間切れになったりすることも。羽田からの飛行機は最新鋭機だし。

トランジットのコタキナバル空港では約一時間後にタワウ行きの国内線で飛ぶことになるので時間を持て余すこともありません。その後、タワウ→センポルナまでは車、センポルナ→マブールはスピードボートでそれぞれ小一時間。順調に昼前にはマブール島に到着しました。

昼食後、マブール島の近隣ポイントにボートを出してチェックダイブ。まあ普通に潜るだけです。幸い寝不足で足がつることもなく無事終了。うん、初日機内泊のツアーも問題なさそう。これは使えます。来年は大人数のツアーを企画しようかな。

チェックダイブのポイントにはこんなウミウシや….

ウミウシ1
ウミウシ1 横向きなのにぼかして撮ってしまった…

こんなのがいました。

ウミウシ2
解りにくいけど反時計回りにぐるっと巻いています。 これまたもっと絞って撮るべきだったな

どちらもムカデミノウミウシでしょうか。 そして二本目は桟橋からエントリしてのビーチダイブ。どうやら到着日に2ダイブというのがボルネオダイバーズ・マブールリゾートでのお決まりのコースのようです。

セミホウボウ
セミホウボウ
ジョーフィッシュ
ジョーフィッシュにはレギュラー感があります

それからマブールのビーチポイントには1.5m級の巨大なアオウミガメがごろごろいますね。

私は誰でしょう?

まずはこちらの写真。

ハダカハオコゼ1

ナニモノかと思いきや、背びれを立てるとこんな感じ。

ハダカハオコゼ2

シーファンに引っかかるようにしてたたずむハダカハオコゼでした。

ハダカハオコゼというと、形状と生態がどことなく似たカエルアンコウ類に比べてかわいさに欠ける印象でしたが、この個体はユーモラス。体に模様もあるしなかなか個性的です。

こちらは別個体。

ハダカハオコゼ3

カエルアンコウっぽいポーズで頑張ってます。

おさかな顔デカ写真

私は目下エビ撮りの修業中ですが魚類も大好きなので特徴的なものはちょいちょい撮ります。

ただし105mmのマクロレンズなので大きめの魚は顔しか写せませんが、その代わりウロコなどの質感が見て取れます。

クモウツボ
クモウツボ。なかなか素敵なカラーリングです
アゴハタ
アゴハタ。このヒゲみたいなのは何なのだろう…
モンガラカワハギ
モンガラカワハギ。よく見ると自動車のタイヤのようなパターンが刻まれてます
ヘラヤガラ
ヘラヤガラ
オニオコゼ
オニオコゼ
ツノダシ
ツノダシ
サザナミヤッコ
サザナミヤッコ

もちろんすべてトリミングなしです。