アプローチショット

座間味を振り返って。 二日目の砂地ではヤシャハゼを撮ってみました。今のカメラに持ち替えてからは初めてかな。 まずは遠めで一枚押さえます。

ヤシャハゼ(遠め)

それから徐々に距離を詰めつつ、その都度撮影。ま、最後こんな感じ。

ヤシャハゼ(近め)

特に工夫のない絵ですが、細部まで写っているので良しとしましょう。連れがおらず、その場にずっといられるときなら時間をかけて正面を狙いにいくのですが。それとエビとのツーショットを。 同じくチンアナゴにもにじり寄って撮ってみました。

チンアナゴ(遠め)
手前の子にピントが合っていないのはご愛嬌
チンアナゴ(中距離)
中距離で撮影。たっぷり砂から身を出しているところ。立てた背びれも確認できますね
チンアナゴ(近め)
近距離で撮影。引っ込みつつもまだ二つ目の斑紋が見えています

ここの連中は総じてレンズ前50cmぐらいまでなら砂に潜りませんでした。 欲を言うとカメラを縦長方向に傾けて画面いっぱいに撮りたいのですが、そうするとほふく前進がうまくできないのですよね。やっぱトリミングで我慢するか…。

カメ、ベラ、ヤッコ

三日目のダイビングのメインはウミガメ。種類はタイマイです。

タイマイの横顔

若い個体が根っこの上で珊瑚や岩をガリガリとやっていました。こいつらは食事中はダイバーに囲まれようがお構いなく一心不乱に何かをかじり取って食べます。前脚のヒレを両手のように使ってはさんだ岩を放り投げたりしながらの食事風景は格好のシャッターチャンス。

お食事中のタイマイ

でも、決まって邪魔が入るのですよね。カメラを構えるとヤマブキベラがレンズの前を横切ります。カメが掘り返したときに出るおこぼれが目当てのようですが、ダイバーにとっては黄色い邪魔者です。

タイマイとヤマブキベラ

それからサザナミヤッコがおこぼれ争奪戦に参入。

タイマイとサザナミヤッコ

続いてツノダシも。

タイマイとサザナミヤッコとツノダシ

まあ、写真は撮りづらいけど見てて楽しい光景ではあります。

タイマイはそこの餌場がよほど気に入ってたのでしょうね。その後一回息継ぎに上がっていったものの、またダイバーだらけの同じ場所に戻ってきたので。

結局、このダイビングの時間の半分ぐらいをここで費やしてしまいました。

ポンタ健在?

10年以上前、座間味のとある海域(阿嘉島 や安室島の近く)には「ポンタ」と命名された人懐っこいサザナミフグがいて、ダイバーに愛嬌を振りまいていたという話を聞いたことがあります。その頃のダイビング雑誌にはよく登場していたような。

もちろん初代のポンタはとうの昔に天寿をまっとうしたわけですが、いました、今回も人懐っこいサザナミフグが。

サザナミフグ

砂地の上を移動中に左側から視界に入ってきたかと思うと、どんどん接近してきます。でも私のカメラはレンズ前のワーキングディスタンスが20cmほど必要なので、あまり迫ってこられても具合が悪いのですよね。もちろんレギュレータ越しに「来るな」と言っても聞き入れてはくれません。

サザナミフグ

しかたなく自分が後ずさりするもののダイバーに興味津々なのかニッコニッコしながら遠慮なく距離を詰めてきます。

サザナミフグ

あまりに寄ってくるので尻尾を軽くつまんでやると、くるっときびすを返すものの、また直ぐに戻ってきます。もう一度尻尾をつまんでも、すり抜けはするものの、やっぱり笑顔で近寄ってくるのですよね。

てなわけで、格好の被写体なのに狙えて撮った写真がありません。

サザナミフグ
強いて選ぶならこれが最高傑作かな

かつてのポンタの血統を受け継いでいるのか、あるいはここの海のサザナミフグという種にその傾向があるのかは解りませんが、ともかく遊んでくれました。それも写真が撮りづらいぐらいに…。

私はこの個体を「ポンタ53世」と名付けたいと思います。

那覇空港のナポレオンフィッシュ

会社終わりで羽田空港に向かい、ANAの航空機で那覇空港に到着。さっそく水槽チェック。向かって左側の水槽にはナポレオンフィッシュがいるので。

が、さすがに23時だと眠そう。棚の上に鎮座して動きません。

眠そうなナポレオンフィッシュ
眠そうなナポレオンフィッシュ iPhone 4Sで撮影。iPhoneは水槽にピタリと押し当てやすくていいですね

でも、自然界なら海の中は18時ぐらいで夜になるのに夜遅くまで明るい空港内は気の毒だなぁ。まあ、狭い箱の中で飼われている時点でそうなのですが。

◆◆◆

ちなみに夕方の便で先に沖縄入りしていた仲間は自身の結婚式のために帰郷していたスリムクラブの真栄田賢さんと同じ飛行機だったそうな。このたびはご結婚おめでとうございます。

安良里

この日は大瀬から車で約1時間南下して安良里。

ボートダイブですし、マクロの名所としても知られているので期待したものの、やはり透視度がせいぜい5〜6mといったところ。しかも先日の台風の際に生き物が少なからず流されてしまったそうで、お天気以外はアンラッキーなコンディショでした。

よって今回の写真はこれだけ。

アカホシカクレエビ
アカホシカクレエビ。こいつをクリアに大きく撮るのが最近の私のテーマです
ミナミハコフグ
目がハート
オルトマンワラエビ
オルトマンワラエビ

ても、確かにマクロ生物はわんさか見つかりそうな感触があったので、もっと視界がクリアなときにまた潜ってみたいものです。マクロだからこそ、仲間とはぐれないように、そこそこの透視度が必要ですよね。