ゴキブリはどうやって原人に進化した?

テラフォーマーズ人気漫画『テラフォーマーズ』最大の謎は、火星に放たれたゴキブリがどうやって原人型のテラフォーマーにまでに進化したか。食料は同じく放たれたコケしかなかったはずだし、大気が薄く紫外線を浴び続けたとしても突然変異でどうこうなる次元の進化ではありません。

でも冷静に考えればだいたい筋道が見えてきます。テラフォーマーには体格、体形、髪や目鼻耳口、手足の指まで人の特徴が備わっていて、二足歩行もするし高い知能もあるのだから、人間がベースになったのでしょう。

つまり誰かが初期の未発達な段階のバグズ手術で被験者の人間にゴキブリのDNAを移植したところ、予想外にゴキブリのDNAが優性に働いて暴走。第1巻でティンがバッタ人間に変異したように。

そうしてゴキブリの能力を持った強化人間ではなく、ゴキブリ人間そのものとなり、持ち前の繁殖力で瞬く間に増えていったと。

ただし誰がその手術を行ったのか(きっと中国だろうけど)、行われたのが地球なのか火星なのか(あるいは他の宇宙基地?)、雌雄はどうなっているのか(子孫を残すためには最初に雌雄二体が必要だったはず)、火星に放たれたゴキブリがその後どうなったか(テラフォーミングが進んでいたのだから、漫画には描かれていないけど、どこかにゴキブリそのものが生き残っていても良さそうだ)などは不明です。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 悲しみのアルテイシア

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 悲しみのアルテイシア』がアニマックスで放送されたので録画して見ました。テレビでは初だそうな。Ⅲの公開を間近に控えているからな。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ

で、私の感想は「声に無理があるかも…」です。前作同様、ストーリーは原作漫画をなぞっているけど、もうシャアの声は池田秀一さんではない方がいいと思うのですよね。ティーンネイジャーの頃の話だから高めの声で演じたのでしょうが、NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』のナレーションみたい。そう、池田さんの活躍を知っているからか、今となってはおじいさんの声に聞こえてならないのですよね。

同じくアムロも古谷徹さんだったけど、こちらは登場が少しだけだったから。

まあ、そうはいってもモビルワーカーによるバトルシーンは圧巻。前作冒頭の赤い彗星や黒い三連星、ガンタンクもそうだけど、メカはCGで描くと臨場感が出ますよね。残念ながら三作目の暁の蜂起では、モビルワーカー/モビルスーツの戦闘がないのだけど。

ちなみに原作漫画の回想は9巻〜14巻までで、アニメの1作がコミック1巻弱。ならば全6作が作られるのかな。願わくば本シリーズがヒットして、回想以外のオリジナルストーリーの方もリメイクして欲しいです。

シビル・ウォー

映画『キャプテンアメリカ シビル・ウォー』を観てました。以下、ネタバレを含みます。

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感想を先に言うと「並」。前作のキャプテンアメリカ2ほど面白くはなかったかな。

原作コミック同様、シビルウォー(内戦)というだけあってヒーロー同士が敵味方に分かれて戦います。国家権力の下で活動すべきというアイアンマン派と、国家権力が暴走したときの懸念を訴えるキャプテンアメリカ派とで。

でも実際はテロ事件の首謀者とされたウインターソルジャー(キャプテンアメリカの親友のバッキー)を目の敵にする方と庇う方の戦いみたいに話が展開してました。

キャプテンと親しいブラックウィドーは意外にもアイアンマン側。まあ彼女はロシアやシールド下で活動してきたエージェントだから、組織に属することに抵抗がないのでしょう。そしてお決まりの裏切り。二重スパイが彼女の見せ所だもんな。

そして最後には大将どうしが共通の敵に向かって共闘するというお決まりのパターン。『グレートマジンガーVS.ゲッターロボG』とか『マジンガーZ対デビルマン』と同様ですね。

ただし、それらと違うのは、仲直りして共通の敵であるテロの首謀者を叩きのめして大団円ではなく、アイアンマンとキャプテンアメリカ&ウインターソルジャーが潰し合いのバトルを展開します。CMでも流れていたアイアンマンが2人にタコ殴りされるシーンですね。

他にもウォーマシーンの中のローディは墜落して重症を負うし、キャプテンアメリカ派のヒーロー達は海中の大監獄に収監されてしまいます。まあ、彼らには救いの手が差し伸べられるのだけど…。

そうそう、アベンジャーズ同様ヒーローがたっぷり出て来るけど、アベンジャーズよりは見やすいです。なにしろアベンジャーズの戦闘シーンはヒーローの動きがソフビ人形っぽく、スピード感でごまかしていたけど、そのあたりは改善されていました。特にアントマンは見ていて楽しいですね。一度、ジャイアントマンにもなったし。

残念だったのは、エンドロール後の予告。マーベル作品のお決まりで次回作を匂わせるあれ。次なる戦いが暗示されると思いきや、「スパイダーマンは帰ってくる」でした。まあ、決まってないんでしょうね。キャプテンアメリカも三部作が完結しちゃったし。同じマーベルのヒーローながら配給会社が違って出られないはずだったスパイダーマンを出したので、それに対する配慮かな。スパイダーマンの次回作にアイアンマンが参加するって噂もあるし。

ばらかもん

最近、気に入っている漫画が『ばらかもん』。なぜかというと私の原体験に通じるところが多いので。アニメは方言のイントネーションが私の記憶とはけっこう違うけど。

ばらかもん

作者は五島在住だそうで、ときおり福江空港が出てくるけど私も長崎県福江市(現五島市)の生まれです。その後、4歳まで若松島で過ごし、長崎市内に引っ越した後も10歳ぐらいまでは毎年夏休みに訪れていました。

ちなみに五島に縁のある有名人としては野茂英雄氏(父親が五島の出身)やオカダカズチカ氏(幼少の頃住んでいた)などがいます。

よって、ばらかもんの郷土描写には思い当たることも多々。例えば、かんんころもち。サツマイモともち米が原料で、見た目は粘土の塊。12巻あたりで桐恵さんが生で齧るシーンがあるけど、そんなことをしても美味しくないです。ちゃんと炙ってから食べないと。

ミナという貝もよく食べていました。磯に行くといくらでも獲れるので、バケツいっぱいに持ち帰ったら、塩ゆでにしてマチ針や爪楊枝でほじくり出して。これが美味いのですよね。今食ったらもっとイケるだろうな。焼酎のあてにして。

他にも五島はイカやアワビの名産地です。私は生後3ヶ月ぐらいから父親に新鮮な刺し身を食べさせられてきたそうで、私が貧乏性ながら妙に魚介類に対して舌が肥えているのもそのせいでしょうね。

そして確かにお盆には墓場で花火をしてましたね。沖繩ではお墓でピクニックするらしいけど、五島では花火です。落下傘花火を飛ばして獲得競争をしたりしてたなぁ。

いやぁ懐かしい。五島の海は沖繩よりも奇麗だという人もいます。もちろん亜熱帯のサンゴ礁はないけど豊かな海です。母の実家ももうないのだけど、ダイバーとして、いつかまた行きたいものです。残念ながらマクロの海ではなさそうだけど。

太陽系第9惑星

カリフォルニア工科大学の天文学者が太陽系第9番目の惑星が存在する証拠を発見したそうです。その可能性は昔から語られていたけど、いよいよ確かなことが確認されるときが来るのかも。楽しみです。星の名前は何になるのでしょうかね?

9th-planet of solar system

ちなみにかつてこの惑星の存在を描いたSF漫画もありました。星野之宣さんの名作『2001夜物語』です。

劇中に登場する第10番目の惑星(当時はまだ冥王星が惑星だった)は唯一逆方向に公転しており、何と反物質で構成されていました。よって我々の世界のあらゆる物質(常物質)と接触すると核爆発すら及ばないすさまじい爆発が起こります。

この神に刃向かうようなまがまがしい星は天王星、海王星、冥王星に続いて魔王星(ルシファー)と名付けられ、この魔王星の発見と反物質のコントロール技術の獲得により、人類は遂に外宇宙に繰り出すためのエネルギーを獲得します。

未読の方には是非お勧めしたい名作です。