ONE PUNCH

CSのアニマックスで『ワンパンマン(ONE PUNCH MAN)』の放送が始まりました。どんな敵でもパンチ一撃で倒してしまうヒーローの活躍を描いたギャグ・バトル作品ですね。

ワンパンマン
ワンパンマン
でも、フィリピンで「ONE PUNCH」というと、こちらのことになるらしいです。英語教師のフィリピーナに教わりました。

ONE PUNCH
ONE PUNCH
なるほど、あんパンは外国の人に謎の食べ物だから、必殺技の「アンパンチ」と引っかけて「ワン・パンチ(ONE PUNCH)」をキャラクター名にしたのでしょう。それがフィリピンだけなのか、それとも英語圏向け全般なのかはあえて調べてません。

ちなみにドラえもんは、あちらでは「ドリーモン」と呼ばれているようです。「Dream」と掛けたわけですね

ジョセフ・G・ニュートンの手術ベースは?

人気漫画テラフォーマーズには未だ明かされない謎が多数あります。大きなところではこんな感じかな。

  1. 火星に放たれたゴキブリがどうやって原人型に進化したのか?
  2. 膝丸燈の出自は?
  3. ジョセフ・G・ニュートンの手術ベースは?

1. はどんな理屈が語られるのかちょっと予想できません。

2. の件、膝丸には母親(卵子提供者?)の張明明からハナカマキリの力を受け継ぎ、MO手術でオオミノガの力を授かっただけでなく、更に秋田奈々緒のクモイトカイコガの力も備わっています。

まあ、彼はデザイナーベイビーなので、いわゆる父親・母親以外の遺伝子が人為的に共存させられているのだろうけど、すべては明かされていません。ひょっとしたら今後、父親から遺伝で受け継いだ能力なんてのも発揮するのかも。ならばやっぱりスズメバチかな。

TERA FORMARS 9巻そして3. 、ジョセフ・G・ニュートンは人類の到達点とも呼ばれる優性人間。最高の資質を持って生まれただけでなく、変態せずに体の破損を癒せます。MO手術のベース生物は未だ不明ながら、再生力の見事さからネット界隈ではイモリ、あるいはアホロートル(メキシコサラマンダー)が有力視されているようです。これがプラナリアだったら頭が破損したら双頭に復活するはずだし。

でも、他にも電撃技を繰り出したので彼も複数の能力を持っていることになります。

そこで私の仮説。彼の手術ベースはクマムシではないかと。摂氏151℃の高温から絶対零度にも耐え、真空や75,000気圧下でも生き延びるという、すさまじい生存能力を持つ小さな生き物ですね。

そのクマムシのゲノムの1/6は外来生物由来だそうな。一説ではクマムシが悪環境下では乾眠状態になり、環境が回復して目覚める際、乾眠で壊れた細胞壁を修復する過程で周りの生物の遺伝子を取り込むのだとか。

つまり、ジョセフはクマムシの能力を使ってイモリやらデンキウナギやらの遺伝子を取り込んだのではないかと。


2016.05.03追記:

いまだにこのエントリーへのアクセスが続いているので書きます。17巻でプラナリアと明かされたたので、私の予測は外れました。ジョセフは爆死したアドルフの細胞を取り込んで復活したエヴァの体を刻み、自身に免疫寛容臓を移植したのだと。なるほどプラナリアなら臓器移植後の速い回復も見込めたわけだ。

読み返さないと時系列の整合性が解らないけど、すさまじい再生能力は火星に来てから獲得したのですね。それまでに他の生物の能力を持っていなかったのかは不明です。

キングダム英雄立志伝

漫画キングダムの40巻が発売され、前半が完結しました。大王政が呂不韋を退けて秦の全権を握ったことで、次巻からはいよいよ中華統一に挑みます。

キングダム英雄立志伝でも、諸々の史実はどうだったのかが気になったので『キングダム英雄立志伝』なる書籍を買って読んでみました。キングダムの登場人物や歴史考証について書かれた本です。

確か漫画では英雄として描かれている始皇帝は、実際にはおよそ人を信じることをせず、時として残虐な面も見せる人物だったはずなのですよね。

でもこの本には拍子抜けでした。特に人物紹介では大半が漫画のおさらいで、史実がちょこっと書き添えられている程度だから。それもWikipediaやWebをあたれば出て来るような情報ばかり。まあ2,200年以上年も前のことだから歴史書があまり残っていないのだろうけど。

よって一回目を通せば十分。自炊して残すまでもないのでBOOKOFF行きだな。

ONE PIECE 76巻の感想

発売から2週間ほどたったので久しぶりにONEPIECEの感想でも。例によって週刊少年ジャンプの連載は読んでいないので、すでに別の形で答えが出ているかもしれないけど、その場合はご容赦を。

76巻、最初に読んだときの感想は「やっぱ盛り上がんねぇ」でした。話がなかなか進まなくて。今に始まったことではないけど。

まあでも読み返せば盛り上がりの有無には関係なく、あれこれ気付く点も出てくるわけです。いくつか抜粋します。

◇◇◇

ウソップは見聞色の覇気が覚醒したの?

ウソップがシュガーを再度撃退したときの描写はそうなんでしょうかね。父親のヤソップはルフィが知る限り的を外したことがなかったそうだけど、その境地に近づきつつあると。

頭割り人形

「頭割り人形」は頭を食い割るって意味の他、8人分の頭割りってことなのでしょうね。

藤トラの賭け

藤トラの賭けとは「ドフラミンゴを麦わらに倒させる」か。不用意に七武海の称号を剥奪すればドフラミンコ一派の統制が利かなくなり、市民はもちろん藤トラ以外に手だれがいなさそうな海軍にも甚大な被害が出るけど、海賊どうしで潰し合ってくれれば御の字。ほんでもって比較的無害な麦わらが勝つと踏んだと。

「D」

76巻の最大の見せ場は最終ページのこれ。遂に次巻あたりでDの意味が明かされそうですね。名前なんだから勝手に命名しても良さそうなものですが、選ばれし者だけが名乗れる事情がありそうです。ドフラミンゴと一緒にいちゃいけない理由ってのも思わせぶりだし。

そこで想像だけど、覇王色の覇気の素養を持って生まれたものだけがDを名乗れて、それ以外が名のれば呪われるとか。そしてドフラミンゴの本名もD・フラミンゴで、Dの名前を持つ者どうしは両雄並び立たず、一緒にいるといずれどちらかが死にかねないなんて設定かと。ポートガス・D・エースとモンキー・D・ルフィが一緒に育ったときは覇王色の覇気の覚醒前だったから無事だったなんて。

まあ、あれこれ考えるのもアホらしいので、そんなところで。

10人目の巨漢船長はクザン?

今さらながら前々巻の話。闘技場のアナウンスでジーザス・バージェスが「黒ひげを支える10人の巨漢船長の一人」と紹介されていた件。既知の黒ひげ海賊団のオリジナルメンバーは船長マーシャル・D・ティーチの他にジーザス・バージェス、ヴァン・オーガー、ドクQ、ラフィット。これにインペルダウンでサンファン・ウルフ、アバロ・ピサロ、バスコ・ショット、カタリーナデボン、シリュウを補充して計9人。

ならば10人目は元青キジのクザンでしょうかね?もちろん潜入目的で。バージェスと黒ひげが「青キジなんか信用できねぇ」「シリュウも同じだろう」という会話があったし。

まあそう思わせて違うかもしれないけど。

ONE PIECE 74巻の感想

ONE-PIECE_74一週間経ったし、6月4日に発売されたONE PIECE 74巻の感想でも。

以下はネタバレが含まれているので、気にならない人だけお読みください。


まずは全体の印象から。正直なところ「地味」「並」「期待してたほど盛り上がりはなかった」かな。ドフラミンゴの側近の能力がたくさん披露されたけど、どうにも総花的で見どころに欠けたような。

でも、最後の3ページは最高でしたね。あれで75巻が楽しみになりました。

トンタッタの一行がシュガーをどうやって気絶させるか興味深かったのだけど、タタババスコ入り偽グレープを食べさせられたウソップのあまりに無防備かつ凄まじいリアクションに度肝を抜かれての失神ですか。ああ、かつてスリラーバークでペローナのネガティブホロウが効かなかったとき以来の「弱さの勝利」だ。尾田っち、やるなぁ。

うん、このシーンがなかったら私はもう単行本買うのやめてたかもしれません。ONE PIECE、1年分ぐらい未読が貯まってから誰かに借りるなりして読めばいいだろうと。

近年、ダウンタウンがテレビで視聴率を取れなくなったのと同様、ONE PIECEにも「いまだに面白さは健在だだけど、ご馳走は飽きる」って感じがしてたのでよね。

でもこれで国中のおもちゃがいっせいに人間に戻ってドレスローザ革命に雪崩れ込むのでしょうね。ちょうどアラバスタ内戦と反対の構図。あのときは乗っ取りをたくらむ七武海から国を守る戦いだったけど、今回は七武海から国を取り戻す戦い。かねてから支配者層への反旗がONE PIECEの裏テーマだったけど、ついに王政が転覆する革命が描かれるのか。

ならば、75巻も発売日に買って読まないと。9月?10月?

あとは、まあ気になるところが少々。遠からず明かされるはずですが。

まず、サンジ・ナミ・ブルック・もものすけ・シーザーの様子が本巻では描かれませんでした。あちらもビッグマム船団と対峙して窮地に陥ってたはずです。もっとも私はビッグマムとは戦わないと踏んでるのだけど。ビッグマムは「求婚のローラ」の母じゃないかってことで。

そして藤トラが目論む七武海制度の撤廃の行方。トラファルガー・ローの称号は藤トラによって既に剥奪済み。ドフラミンゴも倒されれば、やはり称号剥奪は必至。世界政府公認である以上、無印の海賊より強くなきゃいかんですからね。国王の座を逐われればモリアのときみたいに隠し通せないし。

その七武海、いまだ明かされない新メンバーが加入したかも解らないうちに制度廃止の流れになっていくのかな。そうなってバギーがうろたえる姿は見たいような気もするけど。

ついでにディアマンテのモデルはスティーブン・タイラーですかね。エアロスミスの。74巻ではスタンドマイクを持ってるシーンもあったし。こちらもいずれSBS内で決着がつくでしょう。