Nauticamの新製品を予想する

香港の水中ハウジングメーカーNauticamが今週末のDEMA Show 2011に出展します。ちなみにDEMA Showは毎年米国で開催されている世界最大規模のダイビング関連のイベントです。

さて、Nauticamはそこで3種類の新製品を発表するのだとか。

Nauticam will also debut three major new products – to be announced at the beginning of the show. 

当然、アクセサリではなくハウジングだと思うのですが、予想するにこんな感じかな。

  • SONY NEX-7用
  • NIkon 1 V1用(もしくはJ1用)
  • ???

まずNEX-7の線は固いのではないかと。既に対応ハウジングを投入しているNEX-5/5Nの上位機種ですし、ここにきてようやくマクロレンズ(30mmだけど)も投入されました。

NEX7はタイの大水害でもって出荷が延期されましたが、仕事の遅いNauticamのこと、その点は半ば歓迎しているのではないかな。注目はカメラの発売前なのでモックが展示されるかどうかですね。

 
NEX-7 ソニー デジタル一眼カメラ ボディ

次にNIkon 1 V1。こちらも私は固いと見ています。なにせかつて「水中カメラといえばNikon」だったので。Nauticamは昨年NEX5用ハウジングを出すにあたり、ニコノスレンズを引っ張り出してきたぐらいですし。

また、発売時期は未定ながらレンズのラインナップにはしっかりマクロレンズも入ってたので、いずれ水中カメラとしても条件が整ってくることが期待できます。V1+外部スピードライトの構成だとハウジングがいびつになるので、やっぱアクセサリベースから発光信号を横取りするタイプかな。


Nikon デジタル一眼カメラ Nikon 1 V1 薄型レンズキット ブラックN1 V1ULK BK

さて、もう一機種の予想は難しいところ。私の願望はLYTROなのですが、さすがに発表されてからまだ日が浅いので違うんじゃないかと(NauticamからLYTRO用ハウジングが出たら、少々高くても私は買ってしまいそうだ…)。

ならばPentax Q?。Nikon 1同様、レンズ交換式コンデジという感じのカメラですが、どうでしょうね。水中ハウジングという高価なオプション製品の対象としては、ちょっとマイナーな感は否めません。このカメラを水中で使いたい人がどれほどいるか…。最初からフィッシュアイレンズが用意されているところは感心しますが。

ということで、3番目はPanasonic LUMIX G3用かな。マイクロフォーサーズ向けにはNauticamも既に5種類のハウジング(LUMIX GH2/GF2/GF3、OLYMPUS PEN LITE2/3)を出していますし。


Panasonic デジタル一眼カメラ LUMIX G3 ボディ エスプリブラック DMC-G3-K

あるいは大穴としてCanon EOS-1DXって線も考えられます。LYTRO同様、発表から日が経ってませんが、プロユース志向のNauticamのこと、最上位クラス用のハウジングを出してみたいと思っても不思議ではないので。カメラ本体とハウジングだけでも軽く100万円を超えそうですが…。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X ボディ

Canon EOS KISS X5用Nauticam製ハウジング

7月のマリンダイビングフェアで展示されていたCanon EOS KISS X5用Nauticam製ハウジングが米国市場で発売になったようです。

EOS KISS X5用ハウジング(前面)

D7000用から大きく進歩した部分はないと聞いていますが、凝り性のエドワードさんのこと、やはり細かな改良を加えてきています。例えば動画撮影はD7000のピアノキーではなくレバー式になりました。

EOS KISS X5用ハウジング(背面斜め上)

謎なのは左右のアームから本体に伸びるアルミ版。こうして掲載する以上、単なる飾りとは思えないので、アーム固定用のブリッジでしょうかね。ならばマウントベースの固定には今までよりも長めのボルトが必要になりますね。

フィッシュアイのページにもすでに価格だけは掲載されています。同社のデジイチ用ハウジング(ミラーレス用を除く)で最小サイズということもあり、価格はD7000用よりも5万5千円安いです。

Nikonは中級機に定評があるのに対し、CanonはKISSの出来がよすぎて中級機がかすむほどとも言われます。Nauticamのハウジングの出来の良さは私も使って実感しているので、例えばNikon D7000よりも少し安く新たにデジイチ水中カメラセットを揃えたいような人には特にお勧めですね。

今年はDiving Resort Travel Expoとマリンダイビングフェアが同日開催!

DRT EXPOのバナー日本では知るひとぞ知るイベントかと思うのですが、毎年ダイビングリゾートトラベルエクスポ(Diving Resort Travel Expo)が香港で開催されています。一応、アジア最大のダイビング系イベントのようです。10年くらい前は盛況だったダイビングフェスティバルも年々規模が縮小され、今ではこぢんまりとした規模のダイブビズショーに形を変えましたしね。

今年のDiving Resort Travel Expoは7月8〜10日。そう、延期になったマリンダイビングフェアと同じ日程です。差し当たり私は香港に出向くほどでもありませんので、日程が重なろうが構わないのですが、ただでさえ震災と日程変更の煽りで出店キャンセルが相次いだマリンダイビングフェアの出展内容には影響が出そうな気がします。

例えばフィッシュアイが扱うNauticam(ノーティカム)の水中ハウジング。Nauticam製Panasonic LUMIX DMC-GH2用ハウジングは米国で発売されたはずなので実物が展示されるかもしれませんが、次回作の大本命と思われるCanon EOS Kiss X5用ハウジングの展示は怪しいでしょう。

NA-600Dハウジングのイメージ図

同社(というかハウジングメーカー各社)がEOS Kiss X5用を開発していないとは考えにくいものの、7月初旬の時点で試作機が1個しかでき上がっていなければ、当然、香港のイベントに回されてしまいます。Nauticamにとっては本国ですし、富裕層が増えたことで中国人ダイバーも増えてきていますので。

キャノンのドキュメントスキャナの新製品

実は私もドキュメントスキャナを買いたいと思っているものの、良い製品がないのでお預けになっていたのですが、先週キャノンから新しいドキュメントスキャナimageFORMULA DR-C125が登場しました。

キャノンのドキュメントスキャナ

私がドキュメントスキャナで重要視するのは、

  • 給紙スタッカに50枚ぐらい挿せること
  • 複数枚給紙したときやジャムった時の対処が簡単であること
  • 余計なアプリの添付で販売価格が上がってなさそうなこと

公開されているスペック表にはスタッカの給紙能力は書かれていないようなのですが()、どうなのでしょうかね。

ちなみにベストセラー機のScanSnapはスペック的には申し分ないものの、発売されて久しいのとAcrobat同梱(私は持っているので要らない)で割高感がある点がネック。Acrobat別売で少しスペックが上がった新モデルを出してくれると良いのですが。

DR-C125の予想価格は45,000円ぐらいとのこと。ちと高いので、もうしばらく様子見してみましょうかね。


Canon imageFORMULA DR-C125
A4対応 CISセンサー 給紙枚数30枚
重送軽減リタードローラー採用
Uターン排紙省スペース設計モデル

※ と書いてからAmazonの広告(↑)を貼ってみたら30枚と書いてありました。ちょっと物足りないなぁ。

新しい水中カメラはD7000で決まり!

今年もCP+が開幕となり、それに合わせて各社からデジカメの新製品が発表されました。

今春のデジタル一眼デビューを計画していた身として前々から気になっていたのがCanon EOS Kiss X5。果たして本命のNikon D7000を差し置くような機種として登場するかを見極めないとと。

で、予想通りこのタイミングで発表されたX5。結論を言うとD7000の購入をためらわせるほどではないですね。Kiss X4と比べて特に画期的な機能が盛り込まれたわけでもなく、それでいて筐体のサイズが変わっってしまっているので既存のKiss X4用水中ハウジングは全滅です。いずれKiss X5用のハウジングも出るでしょうが大きな理由もなしに数ヶ月は待てません。

てなわけで現時点では私にとってD7000が最も魅力的なデジタル一眼レフカメラということが確定しました。売れ筋のKiss X5対抗なのか、ここ数日D7000の値下がりが顕著ですし、明日から1万円キャッシュバックキャンペーンも始まるとのこと。どうやら昨年末よりも2万円くらいは安く買えそうな感じです。

さて、次のテーマはレンズ選び。こちらはハウジングのレンズポートとの絡みもあるので慎重に決めないといけません。まあMicroのどれかにするとは思いますが。


Nikon デジタル一眼レフカメラ D7000 18-200VRII キット D7000LK18-200