Spider Crab

Spider Crab、イボイソバナガニ。

Spider Crab、イボイソバナガニ

独特のフォルムをしているので正面顔を撮ってみたいけど、そうするには二人掛かりになってしまいますね。ムチカラマツを固定する人が必要なので。

生き返る〜

先週末、代々木公園で開催されたスリランカフェスティバルに行ってきました。

お昼前でも相当の暑さだったのでとりあえずココナッツウォーターを購入。もちろん知った味だけど炎天下では実に美味。生き返った気分でした。

スリランカフェスティバルのココナッツ
お店で売っているパック詰めのやつとは味が全然違います
スリランカフェスティバルのココナッツ
この通りオレンジ色っぽい種類のココナッツを使ってます

帰宅してセブ在住のフィリピン人とネット越しに話した時、私が「ココナッツ1個500円(250ペソ)だった」と言ったら目を丸くして驚いていました。そりゃフィリピンではココナッツなんてタダ同然だろうけどさ。

ほんでもって会場ではアラック(Arrack)も試すことに。あちらのスピリッツですね。昔インドネシアで米のアラックを飲んだことがあったけど、スリランカではやはりココナッツから作るとのこと。

スリランカフェスティバルのココナッツ

で、初めて飲んでみたけど私の好みではなかったなぁ。もちろん好きな人もいるのだろうけど、RUM好きの私にはサトウキビの酒の方が合っているようです。

甘鯛の天ぷら

昨秋、天麩羅処ひらおの天神アクロス福岡店がオープンして、帰省した時に行きやすくなりました。

こちらは定番の天ぷら定食770円。それに甘鯛(220円)と鱧(200円)を追加。

天麩羅ひらおの天ぷら定食

甘鯛と鱧、両方ともふっくらしていて実に美味。未体験の人には是非オススメします。

BAYSIDE English Cebu乗っ取り事件が決着

このblogのBAYSIDE English Cebu乗っ取り事件の現状報告山中博氏は逮捕されるの?というエントリへのアクセスが続いています。誰が見ているのだか。機械的にチェックさせているのかな。

でも、セブの英会話スクールBAYSIDE English Cebuが元東進ハイスクール講師の山中博氏、松井元輝氏、土原弘人氏らに騙し取られたとされるその件はもう決着したようです。被害者の佐々木綾子さんが刑事告訴を取り下げたとのこと。ただし経済的な理由で。詳しいことは解らないけど刑事告訴を続けるにはコストがかかるのか…。

ならばもう山中氏らは被告ではないのですね。部外者ながら釈然としないけど、当人が散々考えた上の決断だろうから尊重しましょう。もちろん不本意な点が多々あったと察するけど、残念ながら生きていれば嫌なことも起きるものです。

ともかく佐々木さんらにしてみればこれで再出発。大変な思いをした分、幸運に恵まれるといいですね。

Ayako Sasaki's blog image
佐々木さんのblogから拝借

でも、この騒動を知ってからの約一年で私も考えさせられました。フィリピンという国に居を据えることに対して。

私もダイビング目的でフィリピンには何十回も通っていて、かの国のホスピタリティ豊かな人々、海の生物層、温暖な気候、安い物価、美味しい食べ物などは好きなので移住するのも良いかなと思うのだけど、生活の糧が必要だとしてもあの国でビジネスを起こす気にはなれないのですよね…。

例えば以前に佐々木さんのblogで読んだ気がするけど、フィリピンでダイビングショップを経営していた日本人が現地でホテルを建てたものの、程なくしてフィリピン人の奥さんが亡くなった途端、遺産相続で全てを彼女の家族に取り上げられたそうな。そう、フィリピンでは外国人が土地を持てないのでフィリピン人パートナーの名義で買うしかなく、その人に先立たれればすべてを空け渡さざるを得なくなります。それは死別ではなくとも相手との関係性が悪くなった場合でもかなり雲行きが怪しくなるはずです。時には命さえ脅かされかねません。

しかもあの国では既婚者の浮気は日常茶飯事だそうで。「Adulty」と呼ぶようです。宗教的に離婚が困難(政府当局に理由を説明して許可を得なければならず、原則的には不可能)という事情が多分にあるのでしょう。離婚再婚ができないから既婚のまま他の人とくっつくのは必然だとしても、そんな空気感の中で生まれ育っていれば既婚者に限らずともそのあたりの観念は緩くなりますよね。離婚できないがために、かえってタガが外れやすいわけです。もちろん誰もがそうではなく、価値観や自制の度合いは個々人によって違うけど。

そして何よりも信用がならないのがあの国の政治、行政、法律、治安、不動産、インフラ。現地で何かビジネスを起こしたとして、うまくいかなければ四苦八苦するのは当然としても、うまくいっても後から後から追加のコストを払わされたり、誰かに妬まれて足を引っ張られたり、何かのターゲットにされかねないので。そう、BAYSIDEのように。とはいえフィリピンの司法当局は頼りになりません。

それにあの国では行政手続きも超スローな上に不条理。よって資金的な体力もあって法務などで有能なフィリピン人スタッフを登用できる企業ならともかく、個人事業に毛が生えた程度の新参者ではどうにも。「人件費は格安だから」とフィリピン人パートナーの口車に乗せられて商売を…なんてのはきっと失敗します。まあ、それでもやりたい人を止めはしないものの、「日本人にはとても信じられないような理不尽な障害がたっぷり起こるし、想定予算を大きく超える出費も覚悟しといて」とは言っておきます。

また、忘れてはならないのがドゥテルテ大統領の任期があと3年弱しかないこと。途上国では改革路線の後には決まって揺り戻しが来るものです。ブラジルのようにせっかく健全化しかけたのに混迷の時代に逆戻りして急にビジネス環境が悪化なんてことも大いにあり得ます。賄賂なしでは何も進まないような…。

そういうわけで個人的にはこれからもフィリピンは「バケーション、花粉症や寒さからの避難地として気が向いたときに行く場所」という認識でいるのが良さそうな気がします。日本から仕事を持って行って現地のホテルなり借りたコンドの一室(絶対に買わない。資産価値も永続性も信用できないから)でのんびりこなすような生活がベストかな。