Appleからリジェクトを食らった件

先日リリースしたiOSアプリ『FROGFISH.JP』、実は2件の理由でAppleからリジェクト(却下)を食らいました。

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FROGFISH.JP

よがたみちあき

¥0

1件目は他のプラットホームへの言及があったこと。テキストのページに「このアプリの電子書籍版もあるのでiBooksストア、Google Playストア、amazonでダウンロードしてください」と書いていたのが規定に触れたようです。

よってそれらを削除して再提出したものの2件目のリジェクト。理由は「電子書籍はiBooksで出すべし」というものでした。昔は電子書籍風のアプリも審査を通っていたけど、いつのまにか規定が改正されたようですね。

しばし考えた結果、Appleに異議を申し立てることにしました。以下はその際の文です。Google翻訳を駆使して作成して作った大雑把な英文だけど、まあ何とか通じるかと。

> 2.21 - Apps that are simply a song or movie should be submitted to the iTunes store. Apps that are simply a book should be submitted to the iBooks Store

I ask you to re-examin, because my app is not a simple or general e-book. I'm sure that this app is suitable as iOS app.

Indeed, the screen of the app looks like e-books, such as EPUB on iBooks. However, It offer some unique experience to users in really simple way.

My ideas are follows.

  - The page turning different from the e-book ( horizontal and vertical ).

  - Handling of text that overflows from the screen.

  - Language switching of content ( follow the OS settings ).

Please flick up while when you are looking at any photograph page. Description page of the photograph will appear. In other words, there is a hierarchy between pages. It is content everyone should always see,  or content that only people that it needs to see. Of course, it is up to individual reader. It can not be realized on EPUB.

For example, some readers will browse only photos in my app as photo album. But, another readers will be used as encyclopedia  or photography guide book by vertical flick.

Moreover, the text-based page is variable size. Therefore font size is not too small even on small screen device. And readers can read by scrolling as Web browser. Readers not be bothered to page turning during the reading. And readers can return to primary photograph page just by down flick.  In EPUB, sometimes, rediscovery of the original photograph page is troublesome.

In addition, the language of the content will switch depending on the language setting of the iOS. In English or Japanese. This is a feature that many iOS apps offer commonly. However, if I want to achieve it in EPUB, I must publish a book for each language.

Thank you.

日本語だとこんな感じ。

> 2.21 - シンプルな音楽や映画はiTunesストアに、シンプルな電子書籍はiBooksストアに提出しなければいけません。

再審査をお願いします。なぜならこのアプリは単純、あるいは一般的な電子書籍ではないからです。私はこのアプリがiOSアプリとして相応しいと確信しています。

確かに表示内容はEPUBのような電子書籍と似ていますが、実にシンプルな方法でアプリ特有のユーザー体験を提供しています。

私の独自のアイディアは以下の通りです。

  - 電子書籍とは違うページめくり(横方向と縦方向)

  - 画面から溢れるテキストの扱い

  - 言語切り替え(OSの言語設定に従う)

写真のページを表示しているとき画面を上にフリックしてください。その写真の説明が表示されます。つまりページ間には階層があります。それは誰もが見るべき内容と必要な人だけが見る内容の違いです。もちろんその選択は読者にゆだねられています。これはEPUBでは実現できません。

例えばある読者はこのアプリを写真集として閲覧するでしょう。でも別の読者は図鑑や撮影ガイドとして使うかもしれません。

しかも、テキストベースのページはサイズが可変なので、デバイスによって文字が小さくなりすぎることがありません。そして読者はWebブラウザのようにスクロールしながら読めるので、ページめくりに煩わされることはありません。加えて下フリックで写真ページに戻れます。EPUBでは写真ページの再発見はしばしば面倒になります。

更に表示言語はiOSの言語次第で日本語か英語に切り替わります。これは多くのiOSアプリが普遍的に提供している機能です。しかしながらEPUBでやろうとすれば言語毎に別の本として出版する必要があります。

ありがとうございます。

結果、異議申し立てから3日弱かかって無事リリースとなりました。

みんカレ2016

月刊ダイバーからみんカレ2016(みんなで作る水中カレンダー 2016)への催促メールが届きました。

みんカレ2016写真代募集のバナー

そういやそんな時期ですね。 今回の部門設定は以下の7つ。

みんカレ2016の応募部門

でも私はそもそも大物や群れは撮らないし、クマノミも今さら。

造形の定義はよく解らないけど、オブジェとかそれに見立てた何かかな。それっぽいのは撮ってないや。

よって応募できそうなのは、B:ウミウシ、D:幼魚、E:顔ぐらいか。

まあ、過去に掲載してもらったご縁もあるし、来年版にも一枚ぐらい載せてもらうべく応募してみます。

写真集アプリをリリースしました

電子書籍として出版済みの写真集『FROGFISH.JP』をアプリにしてみました。iOS版とAndroid版があります。無料なのでぜひダウンロードしてお楽しみください。

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FROGFISH.JP

よがたみちあき

¥0

アプリ化の背景:

かねてより電子書籍の写真集制作を研究していて、iBooksストア、Goolgeプレイストア、amazonでの出版まではこぎ着けました。

ただし、Adobe InDesign CCで作成したEPUB3.0(固定レイアウト)のコンテンツはMacやiOSの各種ビューワアプリででは正しく表示されるものの、Android版のGoogle PlayブックスアプリやKindleアプリではテキストが崩れます。

それがアプリの都合なのかOSの制約なのかは解りません。バグは逐一報告しているけど、まだ直してもらえてません。

もしアプリ側ではなくAndroidの制約だとすれば修正までに時間がかかるか、もしくは放置されるかも。OS Xから派生したiOSはマルチフォント表示が前提に作られているけど、Androidはどうなのだか。

国際標準規格なんてあてにならないですね。規格自体が立派でも実装が追いつかなければ標準の意味をなさないのだし。

というわけで電子書籍には一旦見切りを付けてアプリにしました。

UPQが赤くなる?

昨日、某家電量販店に立ちよったらUPQのコーナーができていました。UPQは今夏に発足した秋葉原に拠点を置く家電ベンチャーで、初代iMacのボンダイブルーを彷彿させるカラーリングの製品展開で注目されました。

私も一時期購入を健闘していたので、常駐していた説明員の女性としばし談笑。そんな中で私が「青だけじゃなく赤い製品もあればいいのに…」と言うと、それも準備中といったことを答えてくれました。遠からず多色展開が進むのかもしれません。

下図は勝手に作ってみたイメージ。単に補色に反転しただけですが、もっと赤味が強い方がいいかもしれませんね。

UPQの新色の想像図

例えばシャア専用ザクみたいな。こんな感じで。

UPQの新色の想像図

キャンドゥでも100円のLightningケーブルが発売に

100均のキャンドゥでもLightningケーブルが発売されてました。

キャンドゥの100円Lightningケーブル
キャンドゥの100円Lightningケーブル

先行していたダイソーの製品と同様、片面接触タイプにしてAppleの特許を回避したやつですね。「充電専用」とありますが、必要十分でしょう。

これで不用意にiPhoneのバッテリーが干上がりそうになっても、100均でケーブルとアダプタを買ってマクドかどこかで充電できましょう。