五島手延うどん

昨日と今日、上五島(長崎県)のダイビング事情を説明してくれるブースが開設されていたので、mic21池袋店に行ってきました。

実は上五島には私の母の実家があり、従姉妹も住んでいたので、幼少の頃は毎年夏休みに遊びに行っていたのですよね。それに私自身も4歳まで住んでいたそうな。

かの地は極上アワビの産地。他にも海産物には恵まれています。よって4歳までが私の生涯で最も上等な食べ物を食べていた時期です。残念ながらほとんど覚えていないけど。

五島手延うどんとパンフレット類
お土産にもらった五島手延うどんとパンフレット類

上五島でのダイビングは、夏だけ潜れる外洋(東シナ海)と、一年中潜れる海域に別れているそうな。外洋ではブリなんかが見られるとのこと。マグロと一緒に潜れる生け簀なんてのもあるそうな。恩納村や勝浦のジンベエザメのマグロ版か。他にも美味そうな魚の群れは多く大きく、何ともお腹が減りそうな海のようです。

一方の年中潜れる海域にはソフトコーラルが多く、通称「ゴトウギンポ」と呼ばれる固有のギンポ類がいたりと生物層は豊かなようです。ウミウシ類も多く、ピカチュウ(ウデフリツノザヤウミウシ)遭遇率100%のポイントまであるそうな。水温も2月で16℃と温かいです。

長崎の上五島でのダイビング、ちょっと興味が湧いてきました。鹿児島の錦江湾、宮崎の延岡に並んで、潜ってみたい海のリストに加えておきましょう。

それにしても、mic21というお店、どうにも好きになれません。今日もある顔見知りのスタッフが「最近潜ってますか?」などと話しかけてはきたものの、私がそれに答えているうちにその人は別のスタッフに耳打ちされて何も言わずに違う客の接客に向かっていきました。ならばと耳打ちした方が残って話を引き継ぐでもなく黙って去っていき、その場に取り残された私はやりきれずに、しばしぼう然。

私とて話し相手になってくれとか、古参の客も大事にしろよなんて言う気はありません。これから機材を揃えようって客の方が大きな売り上げに繋がりやすいだろうし、休日なのでほどほどに客足も多かったようなので。でも、せめて話は強引にでも終わらせてから行けよと。話の途中でも「別の接客が入ったので、また」とでも言って行けば、「ああそうか。しょうがないね」ってな感じなのに。

今に始まったことじゃないけど、相変わらず淡泊、というよりも雑な接客だ。この先も利用していいものか考えものだな。

mic21、スタッフの入れ替わりも激しいし、よっぽど売り上げノルマが厳しいんでしょうかね。

クラゲだらけ

マニラ水族館(Manila Ocean Park)の定番コースの1発目の水槽コーナーです。

マニラ水族館のクラゲ水槽
何十機もの円柱水槽が林立しているように見えますが、実際は鏡を駆使して分身させています

暗い部屋の中でクラゲを蛍光色に浮かび上がらせる演出はなかなか幻想的でした。

マニラ水族館

いよいよゴールデンウィーク突入ですね。水族館なんかも混むんだろうな。でも水中写真の練習なら水族館は不向きです。ダイビング中とは光の具合がまったく違うので。練習目的なら動物園とか植物園とかで純粋に写真の腕を磨く方が上達の早道です。

先月のサウスレイテからの帰り、マニラでのトランジットが7時間ほどあったのでマニラ水族館に行きました。正確には「Manila Ocean Park」だから伊豆海洋公園ならぬ「マニラ海洋公園」か。マニラ空港から北に車で15分ほど移動したところにあります。

マニラオーシャンパークへの道順
画面下の紫色がマニラ空港です

事前にアジア最大級と聞いていた通り、確かに敷地は広いですね。でも、水族館というよりショッピングモールの中に水族館的な要素が組み込まれている感じでした。

マニラ水族館のエントランス
エントランスホール。 ちょっと水族館には見えませんよね

例えばコースの最初の水槽コーナーに行くためには、売店(軽食やおもちゃなど)の前を通らなければなりません。

売店の並び
通路の横には売店がずらりと並んでます。 この写真の左にはウェンディーズの小さなお店も入っていました。 今では再上陸して東京にも3店舗あるから、それほど珍しくもなくなったけど

その後も次の展示に進もうとすると、通路の脇に体感型のゲーセンのコーナーがあったり、シートが乗物風になっている3Dシアターがあったり。さらには雰囲気のいいゴージャスなレストランの厨房(通路から見えるようになっている)の前を必ず通るようになっていて。なるほど、家族連れやカップルの来場者が何かと足を止めて買い物するように作ってあるのでしょう。

展示物はさすがにフィリピンだけあってトロピカルな魚類が抱負です。ニシキテグリなんかも近くのアニラオかどっかで簡単に捕ってこれるのでしょうから。ヒカリキンメの水槽もあったけど、暗室状になっていて夜の蛍風にしか見えませんね。

カエルアンコウ
この色と柄のカエルアンコウ、私はまだ海で見たことがありません。 Wikipediaにイラストが掲載されているタイプですね

もちろん大きな水槽もたくさんあり巨大なハタやノコギリエイなんかも飼育されていましたが、まあ見慣れた日本のオーソドックスな水族館と大差ありません。

他にもアマゾンの魚(ピラルクー、アリゲーターガー、ナマズ類、ピラニアなど)や鯉(有料で餌付けができる)も展示されていました。

淡水エイ
淡水エイの水槽の傍らには常勤の監視員がいました。不用意に手を出して刺されたら死にますからね…

フィリピンってことで世界最大級のイリエワニがいるかと思ったけど、いませんでしたね。残念。

でもまあマニラ水族館、盛りだくさんなので、あんまり期待を高く持たずに行けばけっこう楽しめると思いますよ。

帰省旅の立案

6月と7月は海の遠出予定を入れたので、5月に帰省しようと思っています。ダンゴウオのシーズンも終わってるし。 私の実家は福岡との県境の佐賀県側。駅でいくと博多からJRで20分ちょっとのところ。よって最寄り空港は福岡国際空港です。

バンドウイルカのハイジャンプ
福岡の海の中道マリンワールドの1シーン。 実はここの水族館は大水槽で潜れます。

で、仮に5月16日(木)→5/19(日)と仮定して洗い出したのがこの料金表。羽田便は高いので省きました。

まずは往路。自宅から成田空港までは電車を乗り継いで2時間前後かかるし、余裕をもって行くことを考えれば、せめてお昼頃の便でないと。

成田→福岡
便 時刻 金額 優先順位
AirAsia 07:05-09:05 5,080 ×(朝が早すぎる)
11:50-13:50 5,080 2
JetStar 07:15-09:15 3,690 ×(朝が早すぎる)
12:55-14:55 4,990 1
16:15-18:15 7,290 3
SkyMark 09:00-10:55 7,800 ×(朝が早すぎる)
13:25-15:30 7,800 4
16:00-18:00 7,800 5

そして復路。実家から福岡空港へは1時間以内で行かれるけど、どうせなら現地でお昼も食べたいから午後便が良いかな。

福岡→成田
便 時刻 金額 優先順位
AirAsia 09:30-11:20 5,080 ×(朝が早い)
14:15-16:05 7,880 2
JetStar 09:45-11:35 5,990 ×(朝が早い)
13:05-14:55 7,290 1
18:45-20:35 11,490 3
19:50-21:40 11,490 4
SkyMark 11:30-13:20 7,800 ×(満席)
16:10-18:00 7,800 ×(満席)
18:35-20:25 7,800 ×(満席)

てなわけで往路JetStarの12:55-14:55、復路JetStarの13:05-14:55、計12,280円が良さそうです。

この価格、以前と比べると半額ってな感覚ですね。夜行バス(横浜⇄天神)でも片道8,000円かかるというのに。良い時代になったものだ。

他にも1泊4日の帰省ツアーを利用する手もあります。やはり成田からの往復スカイマークで14,800円(行きが16:00-18:00と帰りが11:30-13:20)。ビジネスホテル1泊が2,520円って換算か。これも悪くはないけど、帰りの日のお昼ご飯の時間が微妙なので今回はJetStarで帰ってみましょうかね。JetStarにはまだ乗ったことがないし。

などと書いておきながら、もっといい手段はないかと思って3日ほど置いて改めてWebサイトにアクセスしてみると価格が変わっていました。

往路。

成田→福岡
便 時刻 金額 備考
JetStar 07:15-09:15 3,690 ×(朝が早すぎる)
12:55-14:55 5,990 1,000円UP
16:15-18:15 7,290

復路。

福岡→成田
便 時刻 金額 備考
JetStar 09:45-11:35 7,290 1,300円UP
13:05-14:55 8,590 1,300円UP
18:45-20:35 12,990 1,500円UP
19:50-21:40 11,490

あらあら、先に上げた目ぼしい便だと2,800円も上がってしまいました。計15,080円。1泊付きの帰省ツアーよりも高くなります。

だったらAirAsiaにしましょうかね。こちらはまだ価格に変化がないないようだから。それか次の週にするか。ともかく早く決めないとLCCは日にちが迫ると容赦なく上がってしまいます。でもたまにキャンペーンのチケットが出て、そちらの方が安かったりするんだよな…。

パプアニューギニアに行きたい

昨夜は虎ノ門で開催された『パプアニューギニア・ダイビングイベント – “Two Faces of PNG”』というイベントに参加してきました。パプアニューギニアの政府観光局によるダイバー向け説明会です。会場では業界の有名人もちらほら見かけました。

パプアニューギニア・ダイビングイベントのバナー

かいつまむと、パプアニューギニアは1年中潜れて(半年ごとに潜れる海域が南北で入れ替わる)、すさまじい透明度と豊富な生物層、戦争遺跡などを誇る盛りだくさんの海とのこと。例えば、クダゴンベはレンズすれすれまで近寄っても逃げないし、ニシキテグリも真っ昼間からトコトコと水底を歩いているそうな。

下の写真はプレゼンの冒頭の1枚。

パプアニューギニア・ダイビングイベントの1シーン

さらには印象的な写真。

パプアニューギニア・ダイビングイベントの1シーン

半水面にも見えますが、海の上から撮ったとのこと。素晴らしい透明度です。 そして印象的なもう一枚。

パプアニューギニア・ダイビングイベントの1シーン

ピグミーシーホースの真正面顔もさることながら、注目すべきは水深。18m、しかも砂地に両足を着いた状態で撮れるところにいたのだとか。

ちなみに先月私がサウスレイテで撮った黄色いピグミーシーホースは水深約30mのスロープに生えたシーファンに住み付いていていた個体。無理な体制で見上げるとマスクに水が入ってくるし、ラストダイブだったのでDECOも出しながら頑張って撮ったわけです。

でも、パプアニューギニアなら楽々撮り放題っぽいですね。例えばピグミーシーホースの向こうに陽光を入れるといった奇跡的な写真すら可能かも。ぜひ行きたいなぁ。

なお、会場では軽い食事とビールが振る舞われました。でも100名を超える来客があったため、食べ物は直ぐに尽きて、終いにはフルーツをツマミにビールを飲むことに。でもそうすると腹がパンパンに張ります。パパイヤ、マンゴー、パイナップル、イチゴ、どれがいけないんだか。

お土産は故・舘石昭さんの写真集とニューギニア航空のパンフレット、それにマリンダイビング誌のバックナンバー2冊。重たいよ…。お馴染みの編集部の面々も来られてたし、協賛だったのかな。

パプアニューギニア・ダイビングイベントのお土産