水族館で潜れる!

私の実家から割と行きやすいところに海の中道マリンワールドがあります。この水族館の特徴は一般客がパノラマ大水槽(ハンマーヘッドシャークなどを含む80種類 、約1万匹の魚が泳ぐ)でダイビングできること。最近は八景島シーパラダイスでもジンベエザメと一緒に潜れますが、それの先駆者ですね。

パノラマ大水槽
ハンマーヘッドシャークなんかもいます

水温は21~22℃と低めだけど、私は暑がりなので薄いウェットスーツでもいけます。

40分間で料金は一人8,400円(税込。タンク、ウエイト、シャワーを含む)。まあ、ガイドが一緒に潜るので、それぐらいの金額にもなりましょう。それに話のネタ作りにはいいかもしれません。

BCDやレギュレータをレンタルすると+5,000円。帰省ついでの水槽1ダイブのためにフル機材を持ち帰っるのも面倒なので借りた方がいいですね。いや、福岡ならスーツケースを水族館に送った方が安いかな。後で乾かすのがおっくうだけど。

なお、参加にあたっては事前にスキルチェックを受ける必要がありますが、普段から潜っている人にはどうってこともありません。

ただし関東でのスキルチェックは國富株式会社市川営業所(千葉県市原市。最寄り駅は東西線の原木中山)で実施とのこと。けっこう遠いなぁ…。

福岡での実施日は金曜と土曜の19:00〜。だったら金曜に受けて土曜日本番ってのがいいかな。もしくは可能なら金曜日を現地でのファンダイビングにして、それでチェックOKってことにしてもらうと。だったらフル機材を送る価値もありましょう。私はまだ日本海側で潜ったことはないし。

ちなみに撮影機材等の持込は自由だそうな。一眼レフでもいいわけか。でもあの水槽の底にはマクロ生物はいなさそう。サメやエイの接写とかだったらコンデジでもいいやな。

でも、一つ難点が。パノラマ大水槽ダイビングの実施は水族館の営業時間中。きっと観客の笑いものになるのだろうな…。

パノラマ大水槽の外からの風景
こんな風に観客に丸見え
まあ、気が向いたら試してみます。

もうANAでは外国に行かれない?

ANA MILEAGE CLUB logo

先日、ANAマイレージの使いかた、どっちがお得?というエントリーを書きました。貯まったANAマイレージはどのような旅行に使うのがいいかという考察です。一応の結論はこう。

フィリピンに限れば、アニラオに行くべし。

でも、この結論もちょっと怪しくなってきました。というのも、先週ANAが国際線の無料機内預け手荷物の許容量を変更すると発表したので。

新規定では23Kg × 2個が23Kg × 1個に減り、預け荷物1個あたりのサイズも三辺の合計も203cmから158cmに縮小されるそうな。

この158cmというサイズは、ちょっと大きめのスーツケースならあっさり超えてしまいます。容量100ℓ以内の凹凸のないタイプなら大丈夫ですが、お馴染みのプロテックスだとキャスターを取り外してもアウトです。

なお、重量超過は3,000円($40、€30)、サイズ超過は15,000円($200、€150)。当然、合算されるはずです。ダイビングのフル機材をプロテックスで持って行くと往復で36,000円も取られかねないわけだ。かといって2個に分けたら個数超過の9,000円($100、€75)掛かるし…。

ダイバーご用達のこのタイプは新たなサイズ制限に引っかかるけど…

と思いきや、プレスリリースの最後の方に減免措置が書かれていました。スポーツ用品と楽器は203cmのままのようです。だったらプロテックスもサイズ的にはOK。

ならば引っかかりそうなのは重量制限のみか。逆にいえば往復6,000円を払えば32kgまでは持っていかれるわけですね。

というわけで、預ける荷物が重くない人ならANAで外国に潜りに行くのも良いでしょう。往復6,000円が惜しくなければ荷物が重たくても大丈夫です。

スポーツプラスの思い出

SportsPlus Card先日、何気なくフィリピン航空のWebサイトにアクセスしたら、今月22日の搭乗分からスポーツプラス()の年会費がまた値上がりしていました。

 ※ 加入しておくと預け荷物が+20kgまで無料になるダイバーにはありがたいサービス

日本⇄フィリピンで使える「スポーツプラスアジア」が12,500円→14,500円。フィリピン国内線用の「スポーツプラスフィリピン」が6,300円→7,300円。円安ペソ高による緊急処置かな?円高の頃にも順調に値上がりしていたけど…。

まあ、成田と名古屋の発着便なら一昨年から23kg x 2個まで無料で預けられるようになったので、それ以外の空港を使う人向けですが。

いや、東京・名古屋からでも、さらに20kg x 1個を追加できるので、撮影機材の多いプロなんかが予算に余裕がないときには使う分には、ビジネスクラス(32kg x 3個)よりリーズナブルです。

さて、私はスポーツプラスにはちょっとした思い出があります。3年前、当時の私の機材は20kg(当時は成田便も20kg1個までだった)に収まっていたので、セブにはスポーツプラスに未加入のまま行っていました。最悪、レギュレータセットを機内持ち込みにすれば、お土産類をたんまり買い込んでもOKだったし。

でも、あるとき連れ3人と行った際、帰りのマクタン空港のチェックイン時に大きく重量オーバー。その時は誰もスポーツプラスには入っていませんでした。

パックツアーだったので帯同してくれていたフィリピン人の男性ツアーガイドに片言の日本語で言われたのが「一人、スポーツプラス、入れ」。ならば私が入るしかないですよね。他の人よりも来る頻度が多いし、加入してても無駄にはなりません。

すかさず「I Join」と答えると、私一人だけ旅行客が立ち入っちゃいけないような裏道を案内されながら、フィリピン航空のオフィスに通されました。

するとそこで1年前にセブに行った際にお世話になった年配の女性ツアーガイドに遭遇。お互いに顔を覚えていたので、「やあ久しぶり」と挨拶したら涙ぐんで喜んでくれました。しかも今回の彼よりも彼女の方が日本語が達者だったので、後の手続きはすべて彼女にお任せ。男性ガイドそっちのけで私のスポーツプラス加入を手引きしてくれました。

フィリピンの人たち、懐っこくて情にも篤く、馴染みになると良い人が多いです。日本が人口減少対策で移民政策を行うなら、個人的にはフィリピンの人をたくさん迎え入れたいなぁ。それまで日本が経済大国の地位を保っていられるといいけど。

そうしてチェックインカウンターに戻ってきたら、連れの3人はとっくにチェックインと出国手続きを済ませて、待合室でくつろいでいました。

期せずしてスポーツプラスに現地加入できたわけですが、もしツアーガイドが帯同していなければ重量超過の料金を取られていたでしょう。スポーツプラスの会費も当時は6,500円だったので安く上がりました。

なお、この話には後日談もあって、また改めてセブに行った際にマクタン空港の外、各社のガイド達がツアー客を待っているところでその男性ガイドに再会しました。「今回も彼の案内か」と思いきや彼は一人のフィリピン人女性を指して「私の奥さん」と。夫婦揃ってツアーガイドだったのか。

しかもホテルまでの車中、私が「明日はコンティキビーチのダイビングサービスを使うんだ」と言うと、「コンティキビーチ、私と旦那さんが始めてデートした時に行った」だと。知らんがな。まあでもあそこはパブリックなビーチだから、それもありでしょう。

フィリピン、何度も行くとけっこう面白いことがあります。

Dr. FISH

我々ダイバー一行はたいがいの海水魚は見慣れているのでマニラでも水族館の展示水槽には「ああそうだね…」ってなもんです。アクリル越しではろくに写真にも撮れないし。

よって一番気に入ったのがドクターフィッシュのコーナー。

ドクターフィッシュの水槽
金魚すくいの生け簀のような足湯のような

日本でもいろんなところで体験できるようだけど、ここのドクターフィッシュは一匹一匹がでかいです。中には体長が10cm以上ある個体も。

なお、2個の水槽にはそれぞれ違う種類の魚が入っていました。どちらも角質をこそげとるようについばんでくるのだけど、魚が肌に触れた時の感触が違います。よく見ると柄や形も違うので、ドクターフィッシュにもいろいろ種類がいるのでしょう。

Dr. Fish
こちらの水槽の魚は人の足に垂直になってガツガツくる感じ、口が頭の前にあるのかな
Dr. Fish
こちらの水槽のは足に腹ばいになって角質を食べる感じ。口が頭の下向きに付いているのでしょう

結局、マニラ水族館のどの展示よりも長い時間をここで費やしました。

ついでに言うと、いっしょに居合わせたインド系のお客さんには、我々以上にドクターフィッシュが集結していたような。彼らの皮膚の方が魚の好みなのかも。

五島手延うどん

昨日と今日、上五島(長崎県)のダイビング事情を説明してくれるブースが開設されていたので、mic21池袋店に行ってきました。

実は上五島には私の母の実家があり、従姉妹も住んでいたので、幼少の頃は毎年夏休みに遊びに行っていたのですよね。それに私自身も4歳まで住んでいたそうな。

かの地は極上アワビの産地。他にも海産物には恵まれています。よって4歳までが私の生涯で最も上等な食べ物を食べていた時期です。残念ながらほとんど覚えていないけど。

五島手延うどんとパンフレット類
お土産にもらった五島手延うどんとパンフレット類

上五島でのダイビングは、夏だけ潜れる外洋(東シナ海)と、一年中潜れる海域に別れているそうな。外洋ではブリなんかが見られるとのこと。マグロと一緒に潜れる生け簀なんてのもあるそうな。恩納村や勝浦のジンベエザメのマグロ版か。他にも美味そうな魚の群れは多く大きく、何ともお腹が減りそうな海のようです。

一方の年中潜れる海域にはソフトコーラルが多く、通称「ゴトウギンポ」と呼ばれる固有のギンポ類がいたりと生物層は豊かなようです。ウミウシ類も多く、ピカチュウ(ウデフリツノザヤウミウシ)遭遇率100%のポイントまであるそうな。水温も2月で16℃と温かいです。

長崎の上五島でのダイビング、ちょっと興味が湧いてきました。鹿児島の錦江湾、宮崎の延岡に並んで、潜ってみたい海のリストに加えておきましょう。

それにしても、mic21というお店、どうにも好きになれません。今日もある顔見知りのスタッフが「最近潜ってますか?」などと話しかけてはきたものの、私がそれに答えているうちにその人は別のスタッフに耳打ちされて何も言わずに違う客の接客に向かっていきました。ならばと耳打ちした方が残って話を引き継ぐでもなく黙って去っていき、その場に取り残された私はやりきれずに、しばしぼう然。

私とて話し相手になってくれとか、古参の客も大事にしろよなんて言う気はありません。これから機材を揃えようって客の方が大きな売り上げに繋がりやすいだろうし、休日なのでほどほどに客足も多かったようなので。でも、せめて話は強引にでも終わらせてから行けよと。話の途中でも「別の接客が入ったので、また」とでも言って行けば、「ああそうか。しょうがないね」ってな感じなのに。

今に始まったことじゃないけど、相変わらず淡泊、というよりも雑な接客だ。この先も利用していいものか考えものだな。

mic21、スタッフの入れ替わりも激しいし、よっぽど売り上げノルマが厳しいんでしょうかね。