阪神の日本シリーズ進出ってアホくさっ

阪神タイガース2014昨日、プロ野球セリーグのクライマックスシリーズで阪神タイガースが4連勝。日本シリーズ進出を決めました。でも元阪神ファンの一人としてもアホくさいなあと。

いやもちろん選手やスタッフたちは労い、祝福したいと思います。でも、アホくさく思うのは制度的に無理がありすぎるからでしょうね。

これがMLBなら両リーグ3地区5チームずつの系30球団。しかもプレーオフに出場できるのは各地区優勝チームとそれに次ぐ成績の1チームのみ。これならワールドシリーズ出場を賭けた決勝トーナメントとして成立します。

でもプロ野球は両リーグ6チームずつの上位半数が出場できて、ペナントレースで大きく成績が劣る3位チームにもチャンスが与えられるので、まるで「一発逆転ボーナスクイズ」みたいな感じです。

とは言え、現状では制度をどうやっても改善はされないでしょう。以前のようにクライマックスシリーズを無くせばペナントレースが早々に決まりかねないし、上位2チームの決戦にしても可能性が1/2が1/3になるだけで今までと大差なかろうと。なぜ2位チームにチャンスを与えるのか説明がつかないし。

よって答えはとっくに出ているのですよね。エキスパンションだと。4球団数を増やして2リーグ16球団、各2地区制にする。これなら地区優勝チームどうしのクライマックスシリーズが成立します。

もちろん弊害はあって、4チーム増やすとなると選手数を一気に3割増やさなければならないので、何年かはレベルも下がりましょう。まあセパどちらかから2チームずつ時間差で増やすって手はあるか。

それから新球団を支援する体勢も必要ですよね。せっかく名乗りを上げても数年でギブアップでは拙いので。具体的には所属選手を分け与えるエキスパンション・ドラフトの実施やメディア放映権の一括契約と分配、球団あたりの年俸総額設定と贅沢税の制度などですね。

ただし、既存球団はファンを割かれます。しかも全国にファンがいる球団ほど割りを食いましょう。はっきり言ってしまえば讀売ジャイアンツが最もダメージ大で、次いで阪神タイガースもそうかな。だからこそ2リーグ分裂から半世紀が経っても一球団たりとも増えていない、つまり事業規模を拡大できていないのでしょう。発言力が強すぎる球団が既得権を手放さないと。いつぞや安倍首相が言及したときも袋叩きで封殺したし。

でもそれをやらないとプロ野球はジリ貧だと思うのですよね。仮に今年日本ハムファイターズが勝ち上がろうものなら、ペナントレース7ゲーム差のタイガース対6.5ゲーム差のファイターズなんて、よく解らんことになってしまうし、そんなことが毎年続く可能性だってあるわけです。

ちなみに私は2004年の1リーグ化騒動を境に阪神ファンだけでなくプロ野球のファンを辞めました。長らく続いて大きくなったコミュニティを無慈悲に消滅させる決断をする組織が嫌いだから。あのとき近鉄球団が楽天に身売りしたのであれば問題もなかったのだけど。

Jリーグもそう。1998年に横浜フリューゲルスが横浜マリノスに吸収合併されてからはテレビ中継もいっさい見なくなりました。

いや、諸事情で経営母体の企業が身を引くのはやむを得ません。ただし、コミュニティは残すべく、ちゃんと後任に引き継いで辞めて行けよと。どうしてもそれが無理なら無条件で解散しろと。それなら後年復活する可能性も残ります。

ともかく親会社によるチーム合併は最悪です。

讀売巨人軍優勝

セリーグのロゴプロ野球セリーグ、巨人軍の優勝ですか。3年連続、2リーグ分裂後の64年間で34回目、優勝確率56%とは実に恥ずかしい話です。

今に始まったことじゃないけど、この8年間で6回は巨人軍が優勝。そりゃプロ野球の人気もなくなりますわな。どうせ2年に1回以上の頻度で巨人軍が優勝するんだもん。アホらしくて見る気にならんです。

パリーグって救いはあるけど、それでもプロ野球に関心のない人は今後も増えて行くでしょうね。自業自得だな。

激辛グルメ祭り2014 FIRST ROUND

9月9日〜15日に新宿大久保公園で開催されていた激辛グルメ祭り2014 FIRST ROUND。激辛党にはたまらないイベントなので、結局毎日通ってしまいました。デング熱のせいで代々木公園のインドネシアフェスティバルもベトナムフェスティバルも中止になっちゃったし。

会場の光景
会場の光景

▽ ソムオーのタイ焼きそばパッタイ(バンコク味 or トムヤムクン味)(激辛)。

ソムオーのタイ焼きそばパッタイ(バンコク味 or トムヤムクン味)(激辛)
左のバンコク味は甘く、右のトムヤムクン味はかなり辛いです

▽ 蒙古タンメン中本の冷やし辛ソーラーメン。

蒙古タンメン中本の冷やし辛ソーラーメン
この会場でしか食べられない限定メニューだけど、やっぱり今年も期待したほどは辛くない…

▽ Dippalaceのスペシャルカレーセット・バターチキンカレー(超激辛)。

Dippalaceのスペシャルカレーセット・バターチキンカレー(超激辛)
「超激辛」に魅かれたけどバターが入っているので、どんだけ香辛料を足されても辛くはないですね
FONDA DE LA MADRUGADAのソパデマリスコス(シーフードのチレ煮込みスープ)(激辛)
メキシコ料理。魚介のうま味がたっぷりで美味

▽ FONDA DE LA MADRUGADAのソパデマリスコス(シーフードのチレ煮込みスープ)(激辛)。

▽ 辛ちゃんのダッカンジョン(韓国風唐揚げ)(大辛)。

辛ちゃんのダッカンジョン(韓国風唐揚げ)(大辛)
辛めのコチュジャンをからめた割と馴染みのある味でした

▽ ヴェトナム・アリスのブンリュウ フォー(トマトとカニのフォー)(激辛)。

ヴェトナム・アリスのブンリュウ フォー(トマトとカニのフォー)(激辛)
美味いことは美味いけど辛くはないです。もちろんパクチー入り

▽ タイレストラン メナムのほとりのグリーンカレーヌードル(激辛)

タイレストラン メナムのほとりのグリーンカレーヌードル(激辛)
去年のグリーンカレーは頭痛がするくらい辛かったけど、今年のはありがちな甘めのやつでした

FIRST ROUNDは終了してしまったので今さら紹介してもしょうがないのだけど、一番辛かったのは初日のタイ焼きそばパッタイ(トムヤムクン味)でした。

そしてFONDA DE LA MADRUGADAのソパデマリスコスは、この上ないくらいに美味。渋谷近辺で店選びを任されたときは最優先の候補にしようと思います。辛さうんぬんじゃなく、とにかく美味かったので。

なお、会場でこの写真を撮ると、とんがらし麺を1個貰えます。以前カップヌードルミュージアムでも同じようなことやったなぁ。

とんんがらし麺のキャンペーン
我々激辛党にとって、このとんがらし麺はぜんぜん辛くないのだけど

さて、明日17日〜24日はSECOND ROUNDが開催されます。私は通勤経路の途中なので会社を早く上がれた日にはまた通ってしまうだろうな。今年はまだガツンと来る激辛料理に出会っていないし。

GODZILLAの感想

GODZILLA見てから1ヶ月経って忘れかけているけどGODZILLAの感想を書いておきます。

一言で言えば「実に面白くなかった」です。途中、つまらないドラマ部分が長くてけっこう退屈しました。

その点、前のハリウッド版GODZILLAの方が断然面白かったなぁと。親個体がニューヨークの街を闊歩し、孵化した幼体がマジソン・スクエアガーデンを駆け回るやつですね。もっともあれは「ゴジラってあだ名の巨大イグアナ」の話で、敵の怪獣は出てこないし光線も吐かないけど、ゴジラだと思わずに一つのパニック映画として見れば良くできていました。

さて、今度のGODZILLAはゴジラファンの監督が作っただけあって、ゴジラが前作のような倒すべき相手ではなく、抗いようのない天災の象徴として描かれています。そしてゴジラ映画の王道である「大怪獣どうしのバトル」にもなっていました。題して『ゴジラ対武藤夫妻』かな。敵はムートー(MUTO)というギャオス似の昆虫系巨大怪獣のつがい。新シリーズの手始めなので有名どころを倒すわけにもいかず、敵役に新怪獣を持ってきたのでしょうね。

でも腑に落ちない点も。放射能で成熟と巨大化するのはゴジラではなくムートーの方。兵士が平然と扱えるほど厳重に密閉されたであろう核物質を遠くから検知できる高感度を持っています。富士山麓の原発をメルトダウンさせ、その周辺地域を壊滅させたのもムートーでした。

ちなみにあの有り様だと東海道新幹線は東西に分断されたのだろうな。もちろん道路も。
だとすると日本の運輸・物流には大打撃。本州の太平洋側のど真ん中をやられて復興させようにもできず日本経済はえらい目にあったことでしょうね。

対してゴジラは「大自然の摂理の体現者」みたいな扱い。自然の均衡を破るものが現れたら対抗手段として目覚めるような。そのためムートーを退治しに何処からともなく泳いできて、いざ倒したら海に帰って行くという人間にとって非常に都合のいい存在に描かれています。何となくウルトラマンっぽいかな。「さすらいの怪獣退治人」みたいな感じですね。倒したムートーを喰うわけでもないし。

いや、古代にはムートーがゴジラを喰ってたのだっけ。冒頭、マニラのウラン鉱山の地中で化石化したゴジラの亡き骸に卵が産み付けられていた描写があったような。ならばゴジラもやっぱり放射性物質に惹かれる生物か。ほんでもって両者はヘビとカエルみたいな関係ですかね。一般的にはヘビが捕食する方だけど、デカいカエルは小さいヘビを食ってしまいます。個体どうしのサイズや成長度合、数によっても力関係が変わってくるわけです。ならばゴジラとしては遠路はるばる泳いででも因縁深いムートーの繁殖を阻止しないと拙いわけだ。

とか、あれこれ理屈を考えたところでゴジラなんて単体で成立した第1作目を除けば、どう描いても陳腐な話になりがちので、いっそのこともうちょっと怪獣プロレスの割合を増やして(ドラマは短縮していいから)、昼間のシーンとして見せて欲しかったです。

その点でいくと、昨年公開されたパシフィック・リムの方がよっぽどゴジラ風の(ゴジラ作品と同年代のロボットアニメなどの)テイストを含んだ面白い作品だった気がします。

まあ、本作は「ゴジラの出てくる面白い映画が見たい人」ではなく「とにかくゴジラが見たい人」向けかな。私は前者なのであんまり楽しめませんでした。駄作とは言わないけど、私の好みではないです。

それでも興行的には成功して次回作が作られるようだから、そちらに期待しましょうかね。次はモスラやキングギドラも出てくるらしいし。

今日の見どころはゾウでした

しばらく前から鮎やうるかを食べたかったのだけど、厚木で開催中の「鮎祭り」はそんなイベントじゃないのかな。

さて夏の週末、本当は海でエビやウミウシの写真を撮りたいのだけど、費用が20倍ぐらいかかるのでやっぱり行くのは動物園です。面白いシーンを見つけて写真に収める修業ですね。

今日の多摩動物公園で一番活発に動いていたのはアジアゾウでした。雄のヴィドラは砂浴び好きです。

多摩動物公園のアジアゾウ

多摩動物公園のアジアゾウ

一方、雌のアマラは水浴び好きなようでした。 ほんでもってこんな光景も。

多摩動物公園のアジアゾウ