3月8日放送のガイアの夜明けでAQUA(アクア)とUPQ(アップキュー)が取り上げられていました。AQUAは買収元の「ハイアール」からブランド名を変更して再起を喫する元サンヨー、UPQは水色を基調とする印象的なカラーリングで製品展開する新興家電メーカーです。
番組内でAQUAの方は中が見える円柱型洗濯機の開発風景を紹介していたものの、出来上がった試作機は微妙。
いや、洗濯槽を従来の縦型洗濯機のように上から吊り下げるのではなく下からスプリングとゴムで支える発想の転換は見事だけど、まあ中が見えるって売り文句はアイディア倒れかと。だってそんなの1〜2度見れば飽きるもん。それよりも、むしろSamsungがインドネシア向けに投入している洗濯板付き縦型洗濯機の方が実用的でした。そう、インドネシアでは今でも手洗いが重視されているので、洗濯板状の中ぶたを付けた機種が人気なのだそうな。
でも空気で洗う洗濯機や、スティック型のシミ取り洗濯機は良いですね。AQUAにはこれららも独自路線を突っ走って欲しいです。
一方のUPQに関しては昨夏私もスマホの購入を検討したことがありました。迷った揚げ句、より高性能なFREETEL SAMURAI 雅を選んでしまったけど、以来気になっていたのですよね。
で、私はてっきりUPQには影のオーナーがいて、中澤優子代表が表向きの顔を務めているのだろうと思っていたものの、さにあらず。どうやらカシオ出身の中澤さんが一人で製品を企画、プロデュースする文字通りの「ワンマン(ワンウーマン)」企業なのだそうな。なるほど、今の時代、中国の製造業者と掛け合えばそれも可能ですね。採算面で冒険できない既存メーカーとは違い、小ロットで勝負できるのが強みです。
まあ武骨なおっさんに過ぎない私としては、お洒落だけどスペックが控えめなUPQの製品には手が伸びないのだけど、中澤さんには今後も頑張って欲しいですね。いつか私の志向性に合致した製品が登場するかもしれないし。