裸のiPhoneが完全防水になるらしい!

こういうニュースを見つけました。これでiPhoenをお風呂やトイレに落としても大丈夫。それどころか海面付近のシュノーケリング程度なら、むきだしのiPhoneだけで水中写真やビデオが撮れるかも。

理論としては、

内部の電子回路をナノの皮膜で完全に覆うことで高い防水性を実現する

のだそうです。当然ながら充電や信号の通信性は損なわれたりはしないとのこと。

もし顕著なデメリットがないのなら、私は是非カメラを防水加工して欲しいです。水没しても平然としている一眼レフカメラなんて素晴らしすぎです。

でも、フィルムを貼る方式らしく、対応機種が限定されているということは、おそらく加工には本体を分解する必要があるのでしょうね。これが機器を丸ごと特殊な溶液に何時間か浸けておくだけでOKなんてことになるといいのですが。

ともかく継続的に注目したい技術です。

OLYMPUS OM-Dは水中ビデオにいいかも

OLYMPUS OM-D E-M5が発表されました。マイクロフォーサーズのミラーレス機ですが、このクラシカルな外観は確かに目を引きますね。

OLYMPUS OM-D

ビューファインダは電子式(144万画素)。タイムラグを最短0.03秒に押さえてあるということで、実機を触ることがあれば確かめてみたいところです。

例によって純正ハウジングも発売されます。前作にあったレンズポート周りのLEDはなくなりましたね。

OLYMPUS OM-Dの純正ハウジング

そして注目なのはミラーレスカメラには珍しくバッテリーホルダー「HLD-6」が用意されていること。

OLYMPUS OM-D+バッテリーホルダー

このカメラは本体に新方式の手ブレ補正を搭載していてフルHD動画(1920 x 1080)も撮れるので、バッテリーホルダー付きで収納できる水中ハウジングを作ってもらえば、ひたすら水中で動画を撮影できます。最近のデジイチのトレンドの一つが動画で、NauticamのNikon D7000向けハウジングもビデオ撮影対応製品(外部モニタにもHDMIケーブルで接続できる)にモデルチェンジしましたし。

水中動画撮影に最適なレンズはこれ(↓)かな?

Panasonic デジタルカメラオプション マイクロフォーサーズシステム用交換レンズ 魚眼レンズ H-F008

それにしてもOLYMPUS XZ-1の後継機はこのタイミングでは発売されないのでしょうか。もともとサイクル的に1年半持たせる予定だったとも聞きますが、そう遠くない内に出さないと他社製品とのかねあいでスペック的に周回遅れ感が強まってくると思うのですがね。

シパダンの水中動画

シパダンで潜る際にデジイチマクロの水中カメラセットではなくコンデジを携行したので動画を撮ってみました。

なんてことはない風景の連続ですが、中でもアオウミガメのシーンは色は出ていないもののちょっといい感じに撮れているのではないかと。

カンムリブダイは「一団が通り過ぎたら撮影を終わろう」と思いながら撮っていたら、ちっとも移動せず。2分を超えると飽きてきたので止めました。

さて、私のデジイチはNikon D7000 + 105mmマイクロレンズなので、とても水中で動画を撮る気にはなりません。手元の僅かなブレが増幅されて映るからです。でも、ワイド系のレンズとポートに換装すれば立派なHDムービーカメラに早変わりすることは解っています。今年のDEMA ShowでもNauticamはD7000用のビデオ指向ハウジングを登場させたぐらいなので。

最も安価になりそうなSIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEレンズ & ドームポートのセットで約10万円。別途強力なビデオライトも欲しくなりますし、面白そうだけどちょっと手が出ないかな…。

差し当たりサウスレイテのジンベエスイムは一眼レフハウジングは禁止だし、今年のようにスキューバ中に遭遇するかは解りませんしね。

SOLAライトが一新!

Light&Motion社(日本の代理店はSea&Sea)のSOLAライトシリーズがリニューアルされたようです。旧製品を買ったばかりの人はちょっとショックかな。この時期に新たにギアを買いたい場合、ベテランダイバーなら毎年DEMA Showまで待つところですが、ビギナーはそのあたりの事情は解らないでしょうね…。

さて、まずはビデオライト。7月のマリンダイビングフェアでも参考展示されていたSOLA 4000Vが正式に発売されました。$1,599だそうです。他はすべて同じ形ですが、こいつだけはサイズ・性能・価格すべてが別格です。

Sola 4000V
SOLA 4000V
Sola 2000V & 1200V
SOLA 2000V(左)/1200V(右)

また、従来のSOLA 1200に替わる形でSOLA 2000V($899)とSOLA 1200V($699)が登場しました。

次にフォトライト。SOLA 1200P($699)、SOLA 800P($499)、SOLA 500P($299)のラインナップに変わっています。

Sola 1200P, 800P, 500p
SOLA 1200P(左)/800P(中央)/500P(右)

そして新たなカテゴリとして「ダイブライト」が追加されました。SOLA 1200D($699)、SOLA 800D($499)、SOLA 500D($299)です。

SOLA 1200D(左)/800D(中央)/500D(右)
SOLA 1200D(左)/800D(中央)/500D(右)

なんかスペック的に重複が多く悩ましい感じですが、ルーメン数は同じでもシリーズごとに照射角やLED構成、付属品が違うはずです。例えば赤色LEDはフォトライトの上位2機種のみですし、鮮やかなライトブルーが印象的なダイブライトにはガングリップやリストバンドが用意されています。買うなら自身の利用目的を見極めて最適な機種を選ぶ必要がありますね。

差し当たり私はライトは間に合っているので買うことはなさそう。私がライトに求めるのは光量よりも軽さ。あまり明るいとピグミーシーホースは顔を背け、エビは逃げますし、スペック表からは水中での重量が解らないものの今ターゲットライトに使っているINON LE-250よりは重たいでしょうから。

それにバッテリ内蔵型というところにも一抹の不安が。今のところSOLAライトの飛行機持ち込みが空港で止められたという話は耳に入ってきませんが厳密には航空安全規定に抵触しています。これまで黙認されていたものの、ある日、他のバッテリ内蔵ライトが飛行機内で発火事故を起こし、以降とばっちりでもって一律取り締まられるようになる可能性も否定できないわけです。取り締まりが気まぐれな海外から帰国する際、前回大丈夫だったからとスーツケースに入れていたら知らぬ間に抜き取られて、替わりに「没収しました。安全規定へのご協力感謝します」などという紙切れが入っていた日には呆然となりますし。

ま、このライトは機内持ち込み手荷物にするのが良いのでしょうね。物言いがついてもメーカーが用意している証明書の紙切れを見せたり、「この通り、すぐにOFFに出来る」といった具合に交渉の余地もあるので。