ダイビング・インストラクターの適性年齢

以前、都市型ダイビングショップで馴染みだったインストラクターが最近パラオのショップに勤めはじめました。お給料は月にン百ドルとのことですが彼はまだAround 30。比較的若く独身(たぶん)なので、かの地で腰を据えて精いっぱい頑張ってもらいたいものです。

さて、私はあんまり歳がいったダイビングのイントラは信用しないことにしています。いや、若い頃からこの職に就いて年期が入った人は別です。彼ら彼女らには敬服します。でもたまに見かける40歳ぐらいでダイビングを始めてその流れでイントラ資格を取ったような人はどうも…。

私の知り合いにもそういった人が何人かいます。何を目指しているのか尋ねてはいないけど、向上心の行き着く先なのでしょうかね。

ただ、ダイビングの現場は基本的に若い人たちの働き場所。40歳過ぎのオールドルーキーを入れてもショップはなかなか上手く機能しませんよね。実際、その年代でイントラになり、東京の会社を辞めて沖縄の馴染みのショップで雇ってもらったものの、二十歳そこそこの他の同僚達とペースを合わせるのが難しく、早々にトラックの運ちゃんに転身したなんて話も聞きます。どんなに本人にやる気があってもショップ側にしてみればちょっと扱いに困るはずです。

とはいえダイビング業界にとってイントラの養成もビジネスの種。少々年齢がいっていようが客は客。当然「その道で対価が得られるようになれる」が前提なので、中年者をその気にさせてしまったショップにしてみれば「しょうがない、たまに代役のガイドでもやらせて自尊心を満たしてやろうか。その内自分でも適性や限界点にも気付くだろうから」ってことじゃないでしょうか。

それと、そういったコースを辿った人は、なかなか実地スキルの方は伴わないようで。先日もそんな一人がゴールデンウィークの小笠原でファンダイビングで潜っている際、カメラに夢中になってダウンカレントに捕まっていることに気付かず、危ういところをイントラでもない私の友人に助けられたという話を聞いたし。まあ講習と特定のポイントのガイディングはできても、感性を要する経験値は一長一短一朝一夕には身に付かないから。

てなわけで独断で言わせてもらえば、もちろん個人差はあるにせよ、

  • ダイビング・インストラクターになるなら20代の内じゃなきゃダメ
  • 30歳を過ぎてダイビングの楽しみを知ったからとイントラを目指してももう手遅れ

です。

もっとも、単に「頑張って勉強した証、勲章が欲しい」だとか「イントラ修行を通じてスキルアップを図りたい」あるいは「もともと人に教えることが好きで、ゴルフで言うところのティーチングプロ止まりで構わない」という人なら四十の手習いも良いかも。

でも、インストラクター資格はあくまでもインストラクションの必要事項を満たした認定であって、決して海のエキスパートを意味するわけではないので、あんまり大それたことまではしてくれない方が良いと思いますね。

東電救済法案は命取りになるかもなぁ

一昨日、原子力損害賠償支援機構法が参院でも可決され、成立してしまいました。

大ざっぱに言うと、これから原子力損害賠償支援機構ってものが作られ、そちらが賠償金を肩代わりして支払い、東電は借金を返していくのだそうな。

そう聞くと金融危機の時の銀行への資金注入みたいですが、事情は大きく違いますよね。銀行は…

  • 賠償の義務を負っていたわけではない
  • その後は運用益から返済した

でも東電の場合は電力を上手く運用して利ざやを稼ぐなんてことはできません。

原発問題は一向に収束する気配がなく、最近でも「セシウム牛」やら「セシウム米」が話題になるなど賠償見込み額は膨れ上がるばかりです。当面は保有資産を売り払い、給与カットの類いを続けるにしても、結局は電気代の値上げとして利用者にツケが回ってくるわけです。おまけに菅総理肝いりの電力買取法案まで成立した日にはコストが上積みされるのでまた電気代が上がります。

今必要なのは電気の世界にも競争原理を入れることですよね。よく引き合いに出されるケータイの世界のような。なのにこんな法律を作れば「参入障壁を堅持する」「新規参入は認めん」と言わんばかり。この「既存の機関を徹底的に守る」という慣習が日本の不景気を際限なく引き延ばしている大きな原因だというのに。

水は汲みに行くこともできますが電気は自然界から貰ってくることができません。その意味では人々にとって水道よりも電気の方が必要度が高いとも言え、その値段が上がれば家計にも産業にも響きます。これが円高なら輸出には痛手でも輸入には有利ですが、電気代が上がって嬉しい人はいません。また一つ企業を海外に押し出し、多くの企業を経営難に陥らせる要因をこしらえてしまいました。

結果、この国の経済はますます悪くなっていくでしょう。既得権に切り込まれないために経済を犠牲にしてでも消費税を上げたい財務省の悲願みたいなことが、原発事故を切っ掛けに経産省と与野党のタッグによってなされてしまったわけです。

結局、まともな政治家を国会に送り出してこなかったことのツケが、我々国民に経済的な凋落としてはね返ってくるのでしょう。

実は8月の沖縄は狙い目らしい

台風9号が沖縄に迫っています。

台風9号の進路予報図

馴染みのダイビングショップが4日(木)〜7(日)に座間味ツアーを予定したらしいのですが、あえなく中止に。まあ那覇まで飛べても座間味には渡れなさそうですし、このコースだと金曜土曜はどのポイントも荒れてそうなので。皆さん荷物だけ沖縄を旅しているらしいです。

さて本題。以前沖縄でイントラ/ガイドをしていた知人から聞いた話だと、意外にも8月の沖縄のダイビングショップは暇なのだそうで。いや、もちろん旅行社と提携しているショップは繁忙期らしいのですが、そうではない個人経営のところは総じてガラ空き傾向とのこと。どうやら8月は混んでるだろうという憶測でもって皆が避けがちなのだそうで。

てなわけで8月の沖縄でのダイビングはリクエストも通りやすく、結構狙い目らしいですよ。

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ネット環境をWiMAXに乗り換えてからJTWC(米海軍の台風情報)に繋がらなくなってしまいました。回線の都合なのか何なのか。不便だ…。

blogからGoogle AdSenseが消えてしまった

ふと気づいたらこのblogからGoogleの広告が消えてました。

少々調べて回ったところ原因はPINコードの未登録らしいです。AdSenseを開始してから一定の成果が上がった段階でGoogleからPINコードなる個人識別番号が書かれたハガキが届くのだと。そうしてAdSenseのサイトにPINコードを登録すると、晴れて支払いがなされ、以後はAdSenseの本格活用となる運びだそうです。

逆にPINコードの入力をサボっているといつまでたっても支払いがなされず、今回のようにいつの間にか広告表示が空白になってしまうのだとか。当然新たな広告収入の積み上げもなくなります。でも、Googleからのハガキなんて見た覚えがないのですがね…。

まあAdSenseのサイトから新しいハガキの請求ができたので、しばらく待ってみることにします。

FC2ったらもう

クレジットカードの8月の請求額が確定したのでWebで明細を確認したところFC2ドメインからの引き落としが紛れ込んでいました。このblogのドメイン「frogfish.jp」の更新料とのことですが、身に覚えのない請求です。

いや、確かにこのドメインは1年前FC2で取得しました。でも当時はAppleのmobilemeと連動させることを考えていたので、FC2は.jpドメインでCNAMEが設定できないと知ってすぐに止め、それが可能なムームードメインに移管したのですよね。ならば当然ドメインの更新料はムームードメインからのみ請求されてしかるべきです。

しかたなくFC2に問い合わせたところ「移管したのはいつごろ?」と訊いてきました。で、私が「いついつです」と答えたら「引き落としをキャンセルします」と。まったくもう。

これで解ったのはFC2のスタンスが以下のどちらかであること。

  • そもそも顧客情報の管理ができていない
  • 顧客情報は管理しているが、客が気付かないことを期待して作為的に請求している

どちらなのかは知りませんが、業態からして大規模なDBを構えているはずで、まさかドメインの転出を検知できないとは考えにくいと思うのですが…。

FC2の評判がどうにもよろしくない理由が解った気がします。