レンベピグミーシードラゴン?

直前のブリーフィングでレンベピグミーシードラゴンが見られると聞いていて、実際にそれっぽいのを見せてもらったのですが、これは違いますよね。

レンベのパイプフィッシュ
一般的なヨウジウオの若魚かな

指示棒と比べて解るように確かに小さいのだけど、まだ肉眼で魚として認識できたから。 で、レンベピグミーシードラゴンってのはおそらくこれ(↓)と同じ種。

ピグミーシードラゴン
昨年、恩納村で撮影。全長が30mmぐらい。胴の直径は0.5mmかそこら。 肉眼では先端の頭がわずかにこんもりして見える程度です

たいがい小さい水中生物を見慣れた私の目にも、この魚は糸くずにしか見えません。

水ぶくれ?

ウミタケハゼの仲間。種類はアカスジウミタケハゼかな。

ウミタケハゼ

右の胸びれ付近に丸い粒があります。寄生虫にやられた水ぶくれかとも思ったけど、やっぱ一粒だけ残った卵でしょうかね。

巨人襲来!

レンベのメジロダコ(ココナッツオクトパス)シリーズ。また別の個体。

やっぱりインドネシアではタコは食べないのでしょうかね。生息数がやたら多いです。これがフィリピン人ならタコだろうがナマコだろうが、食えるものは何でも食うのに。

このときは殺風景な砂地でたまたま指示棒を地面に突き立てたところ、砂に潜っていたこのタコがにゅっとわき出てきました。そう、ちょうど舞台の底から噴煙とともにジャンプして登場したマイケル・ジャクソンみたいに。

メジロダコ(ココナッツオクトパス)

写真には写っていないけど、体の両脇に二枚貝の貝殻を1枚ずつ携えていました。

メジロダコ(ココナッツオクトパス)

で、これ幸とばかりに私が写真を撮っていたところ、二枚の貝殻を放り出してそそくさと逃げていきました。

体長20cmほどのタコにしてみれば、人間は化け物っぽく見えるのでしょう。まるで得体の知れない巨人に襲われる『進撃の巨人』の人間の感覚なのかも。

追跡はしないであげたので、せめて私が立ち去るところを見守って、貴重な貝を回収してくれてればいいけど。

レンベのココナッツオクトパス、昨日とは別の一匹。

メジロダコ(ココナッツオクトパス)

この個体もココナッツの殻は持っておらず、代わりに右手(?)に2枚貝の殻1枚、左手にお菓子の袋を携えていました。

メジロダコ(ココナッツオクトパス)

さしずめ二刀流の盾持ちってところでしょうか。おそらくココナッツを持つのは身を隠すというより防御に使うのではないかと。

ならばアルミニウムでコーティングされたお菓子の袋であっても、ないよりはマシなのだと思います。

夢の一戸建て

レンベのメジロダコ。英名はココナッツオクトパス。

ココナッツオクトパス

その名の通り、ココナッツの殻に身を隠していることも多いのですが、そうそう都合のいい殻が見つからない場合も。よって使えるものは何でも使います。

この個体は巻き貝の殻を住まいにしていました。さながら1戸建て住宅です。広さはワンルーム、というかカプセルサイズですが。もちろんトイレは外。

ココナッツオクトパス

こうしてみると本当に隠れられるのか怪しいけど、タコは自身の目玉の幅がある隙間になら侵入できるらしいので、がんばればこの貝にすっぽり入れるのかもしれません。

ココナッツオクトパス