話題のタブレット2機種を触ってみた

昨日は6時間かかってようやく自宅に帰り着きました。早めに会社を上がったものの電車がことごとく運休していて…。

先の沖縄行きの中止に続いて今回の鉄道麻痺と、同じ台風に二回もさいなまれてしまいました。まあ6時間といっても途中会社に戻ったり、家電量販店で気になっていた製品を弄ったりもしたのですが。

でもなあ、台風は仕方がないにしても東京圏には人口が多すぎますね。個人的には早く南国のリゾートで半リタイヤ生活を送れるようになりたいものです。

さて、気になっていた製品とはSONY TabletとシャープのGARAPAGOS。

SONY TabletはさすがにSONY。ハードウェアはいかにもSONY製品っぽい美しさに仕上げてありますね。それに引き換えAndroid上で動いているソフトウエアにエレガントさは微塵も感じられませんでしたが。ホーム画面上に同じアプリのアイコンが複数個散らばってましたし…。まあ、それでも動作に引っかかる感じはなかったのでアンチAppleの人には受けるかもしれません。Windowsにさして不満もなく平然と使ってきた人たちなら使えるのではないでしょうか。

ソニー タブレット WiFi Sシリーズ メモリ16GB SGPT111JP/S

次に近くに置いてあったGARAPAGOSを触ってみました。もうすぐ販売が終了してしまうやつです。そういや一度も弄ったことがなかったなと。使ってみた感想は「まさかSHARPはこんなのでiPadに対抗しようとしてたのか…」。あの反応の悪さと表示の固さには愕然としました。こちらはSONYとは逆に「ハードウェアよりもコンテンツ」という思想だったのでしょうかね。結果は見ての通りです。

ちなみにシャープはGARAPAGOSを「ものづくりではなくサービス」と言っていますが、それは強がりでしょう。サービスが主体なら独自ハード向けだけでなく、iPad用のGARAPAGOSアプリを出していたはずなので。

スマートフォンではAndroidがiPhoneの出荷数を上回りましたがタブレットの世界では苦戦しています。この市場のシェアの実に7割がiPad2だそうで。もう地力の差が出ちゃってますね。ケータイメーカーの中でAppleだけが自前のパソコン用OSを持っていますので。対するAndroid陣営の各メーカーは良くも悪くもGoogleと一蓮托生。Windows Phoneに乗り換えることもできましょうが図式的にはGoogleがMicrosoftに置き換わるだけです。

かといって新たなOSを一から作るのも、有望なOSを買収して育て上げるのも非現実的。なにしろシェアが大きくモノを言う世界なので。Androidよりも安く配布することはできませんし。何とかなりそうならHPはWeb OSで勝負しているはずです。

近いところではANAが6,000人の客室乗務員にiPadを配布すると発表しましたし、この手の話はよく聞かれます。タブレットの市場では今後もiPadが中心的かつ圧倒的な強さを発揮し続けるでしょう。

かつてWindowsがシェア90%超を占めたときもありましたが、ハードウェアは各社製、自作も可能でした。でもiPadの場合はハードもOSもApple製。

はたしてiPadの牙城に各社挑むも死屍累々となるのか、それともiPadに拮抗できる製品が現れるのかは注目したいところです。前者だった場合、皮肉にもAppleがBig Brother化してしまうかもしれません。

待ってました!Nikonのミラーレスカメラが遂に見参

Nikonがミラーレス一眼カメラ(Nikonは「レンズ交換式アドバンストカメラ」と呼ぶようです)「Nikon 1 V1」と「Nikon 1 J1」を発表しました。

Nikon 1 V1
上位機種のV1
Nikon 1 J1
下位機種のJ1

CMOSの解像度はは10.1メガピクセルと比較的低目ですが、Nikonのことなのであえてその選択をしたのだと思います。イメージセンサーのサイズはマイクロフォーサーズよりもさらに小さいですし。感覚的にはPENTAX Qと同じく「レンズ交換式コンデジ」といったところでしょうか。

新しいカメラで一番興味深いのはレンズの規格とラインナップ。「Nikon 1マウント」なる新規格が採用されています。アダプタを介してFマウントレンズも使えるようですが、当然アンバランスになるので新マウント用レンズのラインナップが気になるところですが、プレスリリースから拾えたのはこれらの4本。

  • 1 NIKKOR 10mm f/2.8 ¥31,500(税抜¥30,000)

1 NIKKOR 10mm f/2.8

  • 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 ¥25,200(税抜¥24,000)

1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

  • 1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6 ¥31,500(税抜¥30,000)

1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6

  • 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM ¥99,750(税抜¥95,000)

 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM

ちょっと偏った感じがしますが順次拡充されていくのでしょうから続報を待ちましょう。でも、J1のこの写真だとキットレンズにも各色が用意されるのですかね。

Nikon 1 J1 Color Variation
J1のカラーバリエーション

それから各社のミラーレス機にはお馴染みとなった売り文句「世界最速AF」がうたわれています。もっともAF性能は被写体やシチュエーションにも影響されるので実際のところは解りませんが、位相差AFとコントラストAFの両方を備えているそうで、その点は期待が持てます。

それと内蔵ストロボがあるのはEVFなしのJ1のみらしく、EVF付きのV1にはないようです。ならばV1には外付けのスピードライトが付属するのかと思いきやスペック表には見当たりません。別売のスピードライト「SB-N5」が発表されているので、こちらを使うことになるようです。

SB-N1スピードライト
SB-N5

さて、ダイバーとして気掛かりなのは水中ハウジング。さすがにNikonなので複数メーカーから発売されると思います。なにしろNikonosの頃から水中撮影といえばNikonでしたし。

ただし、このスピードライトを付けるとなるとハウジングが大振り&いびつになってしまうので、ハウジングメーカーにはEVF搭載のV1よりも下位機種のJ1の方が好まれそうです。もちろんオーダーメイドで作ればどうにでもなりますが。

また、当初は対応マクロレンズもないので割り切りが必要です。マクロを捨てるか10-30mm標準レンズにマクロコンバージョンレンズをかませてマクロ風に撮るか。

そう考えると、現時点のミラーレス機ではPanasonic LUMIX GH2が最も理想に近い気もしますが…。

SONYの限界、日本の限界

walkman nw-z1000SONYがAndroid搭載のウォークマンNW-Z1000を12月に発売するようです。簡単に言えばiPod touchに相当するウォークマンですね。まあ順当というか今さらというかチグハグというか…。

確かに音質ではiPhoneやiPod、その他のケータイに勝っているのでしょうが、悲しいかな携帯音楽プレイヤーに手軽さよりも音質を求める人は圧倒的に少ないわけです。ならばターゲットはケータイとの2台持ちを容認できるこだわりのある人に限られますよね…。

つくづく思います。国内の他の電気大手の例にたがわずSONYも結局はハードウェア偏重のメーカーなのだと。せめてGoogleを制してAndroidを買収しておけば、これほど敗色鮮明にAppleの後塵を拝することもなかったでしょうに。

いや、そもそもSONYにはGoogleがAndroidを買った2005年頃にその可能性を感じるだけの先見の明や、Androidをこれほどまでに育て、普及させる力量も無かったのでしょう。

ソフトウエアへの造詣の乏しさの結果は見ての通り。さすがに携帯音楽プレイヤーのライバルはAppleのみとなりましたが、そのAppleのiPod事業はもはや片手間にも見えます。そこと全力で張り合ってくれても…。

そしてスマートフォンに至っては他社製と大して差のない中国製のハードにこれまた定番のAndroidを載せて、さながらドングリの背比べ状態…。

まあ日本の縮図ですよね。ただ、もはやよほどの大発明か日本円の暴落でもない限り日本の製造業が盛り返す目はないかと。これ以上、老舗の大手電機メーカーが元気を奮い立たせるのも考えものじゃないでしょうかね。

DVDのリペアキットを探す

私はDVD-Rをたくさん所有しています。以前、きらきらアフロを毎週HDDレコーダに録画してはDVDにダビング保存していたので。

安売りのバルクばかり使っていたためか、DVD-Rってむき出しで重ねたり粗末に扱うとすぐに見られなくなってしまうのですよね。しかもそういうディスクに限って無性に見返したくなるものです。 よくある原因はディスクの読み取り面の傷なので歯磨き粉とかで研磨してやれば復活するらしいのですが、加減が解らないので修復キットを買おうかなと。

探すと何種類か見つかりますが、けっこう高価。家電量販店だと4千円〜という感じです。たった数枚のDVDを修復するのに何千円も払うのはちょっと。クロスでゴシゴシ磨くタイプなら割と安価ですが、やはり加減が解らなそうで不安です。そこはターンテーブル式に憧れます。

で、見つけたのがこちらのCD Repair Kit

[rakuten]gorilla55:10000119[/rakuten]

他にも電動タイプがあるようです。手動タイプの方は1枚につき105回転させる必要があるそうで(100回じゃダメなのかな?)、続けてやると手が腱鞘炎になりそうですが、まあ読めないDVDが大量にあるわけではないのでこちらで十分かな。電動タイプも105回転して自動的に止まるのではなく、所定の時間が経ったら手動で止める方式らしいし。

ヤマダ電気で買うのはやめた

終戦記念日ですね。この国にもあれこれ問題はあるにせよ、ともかく平和で何より。今後もずっとそうであってもらいたいものです。

さて、今日のお昼、ヤマダ電機の某店に寄ってみたところ、パソコン売り場で特価品に遭遇。

掘り出し物に思えたので買おうと思いつつも、詳しい知人にアドバイスを貰ってからにしようと商品のパッケージをiPhoneで写真に撮ろうとしたら、すかさず店員がやってきて阻止されました。

対象が著作物の類いなら撮影禁止も解ります。本や雑誌の中身とかですね。あるいは誰かの肖像権に関わるようなことなら。でも売り場に堂々と陳列されている商品の外箱はそれには当たらないのでは?

まあヤマダ電機には彼らなりの理屈があるのかもしれません。でも、それがどうであれ私の方は購入意欲を削がれてしまったので、そこで買うのはやめました。気分よく買い物できないお店では1円たりとも使いたくないので、ヨドバシかビックあたりで同等品を探すことにします。

嫌な思いをしたってほどではないけど、当分ヤマダ電気では買い物しないだろうな。その掘り出し物を他人に紹介することもやめておきます。

てなわけで今回は写真や商品の紹介もなし。