アーネル・ピネダが来日

こちらはフィリピンフェスティバルでもらった雑誌『フィリピンダイジェスト』。アーネル・ピネダ特集です。

PhilippineDIgest

これはぜひ読まなきゃと思ったものの、中は英語ではなくタガログ語。まったく読めませんでした。私の知り合いのフィリピン人達は皆セブアノ。タガログは苦手なので読んで訳してもらうこともできません。残念。

でも、そのピネダ、もうすぐ来日してライブを行うようで。

アーネル・ピネダ来日ライブ

今さら説明もいらないだろうけど、マニラのスラム出身のピネダは今や最も成功した米国のロックバンドの一つ、Journeyのボーカルです。信じられないシンデレラストーリーですよね。オリジナルメンバーのスティーブ・ペリーを彷彿させる伸びやかで情緒豊かな彼のハイトーンボイスを聴けば納得もするけど。

今回は単独ライブだからJourneyの楽曲は歌わないと思うけど、メディアでたくさん扱われるのを期待します。チケットはもう買えないだろうから。

Dr. Jose Rizal

週末、日比谷公園で開催されていたフィリピンフェスティバル2017に行ってきました。来場者の9割がフィリピン人で、在日フィリピン人大集合みたいなイベントも今年で4回目。私は毎年参加しています。2015年はマニー・パッキャオも来てたのですよね。去年は酒屋の出店があってネグロス島のラムを飲んだ覚えがあるけど今年は見かけませんでした。残念。

さて、その日比谷公園にはフィリピン独立の英勇、Dr. Jose Rizal(ドクター・ホセ・リサール)の胸像があります。彼は1888年に来日して近くのホテルに泊まったことで、後年この地に像が建てられたそうな。

Dr. Jpse Rizal(ドクター・ホセ・リサール)

そんな彼の胸像だからフィリピンフェスティバルの来場者がこぞって記念撮影をしているかと思いきや、ほとんど誰も見向きもしていませんでした。そんな扱いなのか。歴史の教科書で必ず習うはずだし、異国の地に建つ像は一目見たいと思わないのかな。

ちなみに私がホセ・リサールのことを知ったのはつい先日。Cebwayのフィリピン人英語講師がフィリピンについてのプレゼンをしてくれた時。医者でもある彼がピヨートル大帝のような万能な知力を持った人だったこと、革命の英勇で彼の名を冠した公園は24時間体制で護衛が守っていることなどを聞かされたので、この日、会場で待ち合わせた講師達を像に案内しようかと申し出たものの、「あ、そう…」てな感じでやはり興味を示しませんでしたね。

追記:

後日、馴染みのフィリピン人英語講師に尋ねたら「彼のモニュメントは見慣れてる」「フィリピン大使館にもあった」「もっと日本的なものの方が見たい」とのことでした。なるほどね。

A profile

オオモンカエルアンコウの横顔。

Gisant frogfish

辞書を引くと横顔は「profile」と出ました。へ〜、profileって「人物紹介」って意味だと思っていたけど、横顔もそうなのか。こういうのは英語の厄介さですね。一つの言葉が異なる複数の意味を持つという。

Cebwayで英会話レッスンを受けてきました

先日、Cebwayで英会話レッスンを一コマ受けてきました。初回は無料トライアルにしてもらったし。

いやぁ懐かしくて感激です。かつて馴染みになったフィリピン人の先生たちと二年半ぶりに、それも東京で会えたのだから。

Cebwayのマスコット『セブブ』
Cebwayのマスコット『セブブ』
とはいえ正直なところキャッチコピーの「九段下でセブ留学体験」がどれだけ意味を持つのか疑問でした。「東京の真ん中で週に1コマ2コマ断続的に授業を取ってどうなるものか」「もし時間と予算があるならセブに飛んだ方がいいのでは?」と。でもCebwayでの授業を受け、その後にオーナーとも話してみて考えが少し変わりました。「これ、意外に有意義かも」と。

昨今流行りのセブ留学の強みは、

  • 安価で授業をたくさん受けられる
  • マンツーマンレッスンが多い
  • 異国に身を置くことの刺激がある
  • 様々な国からの生徒と交流できる
  • 学習途上段階ではネイティブよりもむしろ英語を習得した人たちに習う方が良いと言われている

などで、私の場合は「週末にダイビングに行きやすい」が加わります。というか、そちらが主眼だったのだけど。

でも、二年半前に滞在したBayside English Cebuでの二ヶ月間を思い返してみると、無駄な時間も多かったような。

まず、先生のレベルがマチマチ。申し出れば先生を交代してもらえたものの、次の先生がより良いかは保障されません。人気の実力派先生は当然ながら引っ張りだこです。

また、Pronunciation(発音)のグループレッスンなんか、ちょいちょい先生が変わってた上、生徒の方の入れ替わりも多いからか、同じ内容を何度もやったり逆にまったく習わない要素があったりでした。

売りのマンツーマン授業にしても、担当の先生が急に休んでも代理の先生には進捗状況が引き継がれておらず、ただただ教科書をこなすような内容に陥りがちだったし。

そもそもBaysideは一度に200名もの生徒を受け入れていた大型校。高校や中学のクラス丸ごとなんて団体も来ていたので先生も臨時雇いの人が多かったりします。先生サイドから見ても、英語留学の生徒は目まぐるしく入れ替わるので、なかなか個々の生徒に親身になって指導するというわけにもいかないでしょう。

もっとも他の学校の事情までは知らないけど。Baysideも私が去った後、オーナーが度々交代してかなり運営上のゴタゴタがあったようだし。

加えて、何週間も滞在するセブ留学では授業を安くたくさん受けられることでありがたみが薄れるきらいもあります。そこはまあ、多分に自身の心構えの問題ですが。

これら対してCebwayではBaysideの先生陣の中でも特に優秀(皆、大学も首席か次席で卒業したような)で、かつ陽気で日本人受けする面々を厳選して連れてきています。そして、この先はBayside以外からも同様の人材が来る予定とのこと。つまり、Cebwayでは外国滞在で得られる刺激こそないものの、未熟な先生に当たる可能性はありません。

また、大きいのが先生のモチベーションの違い。大卒の教員とて飽和気味な現地の英語学校だと時給100円といった給与水準だけど、東京で働けば給与は何倍にもなります。もちろん生活コストも高いけど贅沢しなければ家族に前より多額の仕送りだってできるので、途上国出身の彼ら彼女らには「絶対にここで成功しよう」という強い動機が働きます。この場合の成功とは「生徒の英語力を向上させた実績を作ること」に他なりません。ならばその意識の高さに乗っかるのは英語力向上の近道かもしれないですよね。

さらにCebwayではBuddy systemと呼ぶ担任制度を敷いていて、各先生がそれぞれ生徒を受け持ち、かつ生徒一人一人の学習状況をフォローすることになっています。

一応「英会話スクール」と名乗ってはいるけど、最初に「Listening, Speaking, Reading, Writing だと、どれを重点的に学びたいか?」と尋ねられ、その後はセブの英会話学校同様の多角的な授業を受けられます。

そこで現時点での私の見解はこんな感じです。

一、二週間で集中的に授業を受るならCebwayはかなり有益かも。
なぜなら全ての授業を優秀な先生から受けられるから。

費用的にも短期なら大きな差はない。
学生寮もあるので九段下に通えない人でも大丈夫。

もしくは長い休みが取れない人、自宅を空けられない人とかにも有益。

ただし、二週間以上の期間が取れるなら現地に飛ぶべきかも。
長期に及ぶほどコストの差が歴然となるので。
現地では、たとえ未熟な先生に当たったとしても英会話の訓練にはなる。
学校の選択肢は多い。
新たな出会いもある。
学校外に出てしまえば英会話の機会はいくらでも得られる。
日本以外からの留学生とも英語で話さざるを得ない。

つまるところ授業の質のみを最重要視しなければ、やはりフィリピンに語学留学に行く方が有意義ではなかろうか

他にも書きたいことはあるけど今日はここまでにしておきましょう。私自身がこの先も通って実感してみない限り迂闊なことは言えないし。

九段下駅前でセブ留学?

先日、九段下の某所でZumbaに参加してきました。Zumba、他人がやっているのを見たことはあったけど参加するのは初めて。私も毎日ジムには通っているものの、筋トレとエアロバイクとヨガだけでダンス系はまったくやっていないので、なかなか思うように動けないものですね。

CebwayのZumba


順を追って説明すると、6月30日、九段下駅前に『Cebway』がオープンしました。サンドイッチ屋さんでも立ち乗りの電動二輪車でもなく、フィリピンのセブに縁のある英会話学校です。近年、セブ島への英語留学が流行ってるので、あれのエッセンスを東京でやろうというコンセプトの。

Cebwayのバナー

かくなる私も2年前に2か月間、Bayside English Cebu RPC校という英語学校に宿泊して英語の勉強をするふりをしつつ、休みの度にダイビングに出向くという生活をしていました。あれは楽しかったなぁ。フォトジェニックな被写体が多い海に集中的に潜ったことで写真の腕前はずいぶん上達したし、それが今年のフォトコン準グランプリとして実を結んだとも言えましょう。英語の方の上達はというと…。

で、Cebwayが開校するに当たってBaysideに在籍していた顔見知りの先生4人が移籍してきました。皆、日本人の癖をよく知っている教え上手な先生ばかり。もちろんフィリピン人特有の陽気な人たちです。ここでの勉強は笑いが絶えず、きっと楽しいと思いますよ。

とはいえ正直なところ、この学校が末永く運営できるかは不明です。なにしろ東京にも英語・英会話学校はたくさんあるわけで。最近ではRIZAPなども参入してきているし。RIZAP ENGLISHは高い料金に見合うだけの徹底的な指導をしてくれるんだろうなぁ。

それにセブ島留学が流行っているのはフィリピンという国やフィリピン人に惹かれてというよりも「日本から近くて行きやすく、お値段的にも手ごろだから」というのが一番の理由かと。よって留学先としてのセブは魅力的でも、日本で通うなら英語を母国語とするアメリカ人、イギリス人、カナダ人、オーストラリア人などから教わりたいと考える人も多そうな気がします。

加えてBayside English Cebuは英語の学校。最低でも一週間は滞在して1日あたり4〜10時間、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、グラマー、発音といったカリキュラムを組んで毎日多角的に勉強するのだけど、Cebwayではどうしても日を空けて1〜2時間単位で断続的に参加する英会話訓練に終始しがちです。

もっとも、それだけでも需要はあるかもしれないけど。例えば五輪までに観光客相手の英会話が成り立つぐらいになれれば十分な人とか。幸い東京にはウンザリするほどの人がいます。他との差別化や優位性のアピールが難しくても経営していかれるだけの客が得られればいいわけだし。

さしあたり今は夏休み。8月いっぱいまでの日中は小中学生なんかが相手の教室運営で賑わうかもしれません。

夜は当面、Baysideの経験者が続きをやるために利用する感じになるのかな。先生も交えて同窓会っぽくなるのも楽しそうです。実際は在学期間が重なっておらず面識のない人と会う方が多いのだけど、在学経験という共通の話題があります。

でも、四人の先生が来日してしまったので、今後はBaysideで彼ら彼女らに教わる人はいないんだよな…。

Cebwayの挿絵

ともかく、フィリピン好きでかつBayside経験者でもある私としては、この学校がいつまでも続いて欲しいと願っています。コナミスポーツのダイビング部門が潰れて以来、久々に面白い立ち寄り場所を見つけた感じなので。

まあ、そう言われても、英会話に興味はあるけどフィリピン留学は未経験だったりで何となく足が向かないって人も多いかと。そんな人はまずZumbaに参加してみてください。毎週木曜日の18:30から実施していて参加費は初回無料(2回目以降500円)です。エクササイズを通じて社交的なフィリピン人先生たちと触れ合ってみれば「ここに通うのは面白そうだ」と思えるでしょう。

ちなみにZumbaはコロンビア発祥のダンス系エクササイズ。フィリピンでも親しまれていて、ショッピングセンター内外の広場などで集団で踊ってたりします。

ガイサノグランモールのZumbaの光景
ガイサノグランモールにて