英語留学ならセブがお勧め

ダイビング仲間の一人がフィジーに英語留学に行っています。

フィジーといえば私が長年憧れている食材「バロロ」が獲れる国。バロロは珊瑚の産卵のように、一年の特定の時期(確か10月末前後)にだけ海底からわき出てくる珍味。島の漁師総出でボートを出し、シラスウナギのようなそれを大騒ぎしながら捕獲してその場で食べるのだとか。

日本人としては、白米のご飯を持参して獲れ獲れのバロロを乗っけて醤油をかけて食べるると絶品だそうな。自然相手なので短期の滞在だと難しそうだけど、いつか食ってみたいものです。


さて、フィジーへの語学留学ですが、私はあんまり良い評判を聞きません。何でもホームステイの場合、ホストファミリーによって生活環境に当たり外れが大きいのだそうな。当たればいいものの、当たらなければ一ヶ月かそこらでギブアップして帰国なんてケースが多々あるのだと。

例えばインド系フィジー人の家にホームステイすると、昼間に長々とティータイムを取る習慣があるため夕食が22時~になるそうです。たとえ順応できても太りそう…。

他にも出される食事が連日お芋さんだけ(現地だとタロ芋かな。味ないよね)ってことすらあるそうで。どうやら語学学校から謝金が出るため貧しい家庭ほど留学生を受け入れたがるという事情がそうさせているようです。フィジー自体はのんびりとした良い国らしいのですがね。

セブで語学留学という具合でフィージーからは散々な思いで帰ってくる人が少なくないと聞くので、私が代わりの留学先としてお勧めするのがセブ。近年、画面越しに会話するバーチャル英会話レッスンの接続先はたいていフィリピンだとも聞きますし。

セブの英会話学校、安いところでは学費・合宿費(相部屋だけど)込みで一ヶ月$1,000なんてところもあるそうです。まあ、相場は12〜17万円ってとこらしいですね。ホームステイにこだわらなければそういう短期留学もいいのではないかと。セブなら日本から近く、望めば都会的な生活もできますしね。

ああ、私もそうしたいものです。もう少し英会話能力を鍛えておけば世界中のどこに潜りに行っても不自由が減るので。

他にも、将来仕事をリタイヤした後、少ない蓄えで暮らすために物価が安い途上国に移住、適応するってのも有効です。今どきWebでもって日本の事情もほぼリアルタイムに把握できるし。

まあ、そうじゃなくとも春の花粉症がなく、夏は東京より涼しく、冬も冷え込まないフィリピンに住むってのは魅力的なので、来年の花粉症シーズンに短期留学を考えてみようかな。ほんでもって週末ごとに潜りに行くと。

ダイビングと英語

先日のマブールで改めて実感したのは

今どき英語ができれば英語圏の人のみならず、中国人とも会話できるんだな…

です。一緒に潜ったりもした20代ぐらいの中国人男性のグループは皆流暢に英語を話してたので。おまけに気が利いていて日本人に対してはちゃんと名前を「さん付け」で呼びかけてくれますしね。

もちろんすべての中国人が英語も達者というわけではないはずです。あのインドでさえ英語を話せるのは人口のほんの一部だとも聞きます(なにしろ母数が大きいので…)。

ただし、彼らのように近年の高度教育を受け、成長著しい経済の中で一定の成功を収めつつあり、外国の海にも遊びに行くような(つまりリゾートで合流する可能性が高い)中国人たちは今後も続々と増えてくるでしょう。ダイビング界隈に遅れてデビューしてきたと思ったら、その途端にメインプレイヤーに躍り出るわけです。なるほど英語ができればフィリピンやマレーシアでも何かと都合がいいですしね。

この先、沖縄のダイビングショップなんかも中国人ダイバーをどれだけ受け入れられるかがカギになってくるかもしれません。ひょっとしたらその場合も中国語ではなく英語の方がいいのかな。

もっとも、本当に重要なのは英語力以上にコミュニケーション力だと思いますが。私は日本人が相手でもたわいもない世間話ってやつが苦手なんだよな…。