スクリーンレスメディアの恩恵

スクリーンレスメディアの発展を望むの続きです。

もしWebの世界にテキストに読み上げ用の仕組みが導入され普及し始めたなら、その恩恵を受けられる代表格は視覚障害者の方々かもしれません。

私は以前DAISY(デイジー)という視覚障害者向け規格の関連製品開発に関わる機会がありました。DAISYはAmazon Audibleにも似た音声メインのメディア規格です。

DAISI CONSOTIUM SCREEN SHOT

DAISYのコンテンツには複数の種類があります。例えばこちら。

  • 音声DAISY:頭出しなどができる録音データ
  • マルチメディアDAISY:画面にテキストを表示して、録音した音声を再生しながら、読み上げ箇所をハイライトする

でも、これらのコンテンツを作るのは大変なのですよね。何しろ誰かがテキストを通しで読み上げる必要があるので。確か爆笑問題の太田光さんのお母様がこの朗読に関わっておられたと伺っています。

それでも難読症を持つ人の割合が多く、ボランティア活動も盛んな米国などではかなりの制作体制が整っているそうだけど、日本ではまだまだだと聴いています。

よって私はWebそのものが音声読み上げ対応になる方が望ましいと思うのですよね。以下のような人でもコンテンツ制作に従事できるようになるから。

  1. 朗読が苦手な人
  2. 聞き取りやすい声質ではない人
  3. イントネーションに特徴がある人
  4. 外国語が正しい発音で読めない人

特に4.は多言語混在のテキストを作る際にバイリンガル、マルチリンガルの人を起用できないとどうにもなりません。英語だけとも限らないし。でも、外国語テキストを音声読み上げさせればその問題はクリアできます。

また、単純に分業も可能になりますよね。朗読だと途中から話者が変わると違和感を与えかねないけど、テキストベースなら誰がやっても同じです。長編小説などでも20ページずつ分けて作業といったことができます。

それに視覚障害者向けのコンテンツ作りなんて、よほどの公的な支援でもない限り、行き詰まるに決まっています。市場が小さい上に、障害者の財布をあてにしたビジネスなんて成り立つはずがないから。

でも、Webテキストの正確な読み上げは晴眼者にも需要はあるのでビジネス展開も期待できて、結果的に視覚障害者への恩恵も大きくなるだろうと。

スクリーンレスメディアの発展を望む

TBSラジオの荻上チキ Session 22を聴いていてScreenless Media Lab.なるサイトの存在を知りました。彼らによると、近頃耳で聞く音声情報の有効性が注目されてきているとのこと。同感です。表示される情報だと利用中ずっとスクリーンに向き合う必要があるから。

Screenless Media Lab.

それに音声には大きな利点もあって、例えば私はこのblogなどでテキストを書いた際、時間に余裕があればMacやiPhone、iPadのスピーチ機能を使って読み上げさせています。黙読だと脳で補正しながら読んでしまうけど、音声なら「てにおは」や文法のおかしな言い回しなどにも容易に気づけるから。

ただし、現状だと固有名詞や複数の読み方がある漢字などはかなり読み間違えます。例えば「悠仁様」は「ゆうじんさま」、さんざんニュースに登場する「辺野古」も「へんのいにしえ」と読んでしまうのですよね。私のアプリ「XOR」も「ゾー」だし。

よってWebの世界に読み上げ用のマークアップが導入されるのを心待ちにしています。例えばこんな感じに書けば読み間違われなくなるような。

  • <phonic><pb>辺野古</pb><pt>へのこ</pt></phonic>
  • <phonic><pb>XOR</pb><pt>エックスオーアール</pt></phonic>

ちなみに「phonic」は辞書によると「音(声)に関係のある」という意味らしいです。他にいい案があればもちろん置き換えてもらって構いません。

また、こんな指定もできるといいかと。

  • <p>このたびの改元は英語圏メディアでも「<phonic lang=”en”>Reiwa era began</phonic>」と報じられました</p>

日本語の文中に英文を挿入したい場合に便利です。そこだけ意図的に英語の読み上げエンジンで読ませられるようになると。もちろん他の言語の組み合わせもあり。英文は漢字ほど読み間違いがないにしても、文中で外国語を引用することはあるだろうし。

もっと言うと、こちらも。

  • <phonic lang=”ja” dialect=”osaka”>なんでやねん</phonic>
  • <phonic><pb>何ばしよっと?</pb><pt lang=”ja” dialect=”hakata”>なんばしよっと?</pt></phonic>
  • <phonic lang=”en-au”>I go to hospital today.</phonic>

そしてニュースサイトやテキストメインのWebサイトでは必ず「読み上げボタン」が設置されて、クリック(タップ)するとマークアップを踏まえて一連のテキストが読み上げられるようになってほしいです。

もちろん記事の書き手は読み上げが怪しい箇所に対してことごとくタグ付けする必要があります。どのエンジンでも同じように読み上げさせるのは大変だけど、ある程度までは作業を半自動化できるでしょう。

これ、地道な作業だけど将来に向けて大事なステップだと思うのですよね。例えば2001年宇宙の旅のHAL 9000やスタートレックのコンピュータを実現するためには避けて通れないだろうと。

しかも現存するテクノロジー水準でも仕様を策定して音声読み上げエンジンとWebブラウザのメーカーが対応してくれさえすれば割とあっさり実現できそうな気がするし。

アンボンのリゾート最寄りのスーパーマーケット

先日のアンボン行きでは滞在中にスーパーマーケットに寄ろうと決めていました。DIVE into AMBONがあるMaluku Resort & Spaの近くをGoogleマップで見ると、こう表示されていたので。

DIVE into AMBONの周辺地図
DIVE into AMBONの左上に「スーパーマーケット」とあります

で、最終日のチェックアウト前にリゾート周りを散歩。地図で「スーパーマーケット」とある場所まで歩いてみたけど何もありませんでしたね。フィリピンで言うところのサリサリみたいな個人商店ぐらいはあるかと思っていたけど。

スーパーマーケットがあるはずのところからの風景
スーパーマーケットがあるはずのところからの風景。単なる住宅地でした

よってGoogleマップの情報はガセ、もしくは間違った住所が登録されているのでしょう。あとで航空写真で確かめたけど、辺りにスーパーマーケットがありそうな雰囲気ではないですね。

DIVE into AMBONの周辺地図(航空写真)

結局、空港までの途中にスーパーマーケットに寄ってもらいました

アンボンのWInkelスーパーマーケットの外観

でも、あの運ちゃん、初歩的な英語も通じないのですよね。とはいえ私もインドネシア語はまったくだし。

Endgameの結末を予想する

いよいよAvengers: Endgameの公開が1週間後に迫ってきました。いつもはレイトショーだけど、これだけは朝一で見に行くのもいいな。自分の街に映画館があるのは便利です。アベンジャーズエンドゲームのロゴ

私も一応トレーラーだけは見てるけど粗筋とかは知りたくないので余計な情報を遮断するのに一苦労です。Google News(英語版)などにリークっぽい記事が容赦なく流れてくるし。

まあ、そう言いながらも私なりの結末予想を。もちろん根拠はありません。

1. 過去に遡って総当たり

キャプテン・マーベルが自転とは反対方向に地球の周りをぐるぐる飛び回って時間を巻き戻して…。

ではなく、アントマンの活躍でサノスからタイムストーンを奪い、過去(ロキが殺される前あたり)に戻ってキャプテン・マーベルを加えた全員で総攻撃してサノスを倒す。

2. なんとかサノスを倒してから神龍を呼び出す

まあ、神龍ってのは冗談だけど、リアリティストーンを駆使して死んだみんなを生き返らせると。

この内のどちらかだと思うのですよね。興行的な理由から。スーパーヒーローや地球人(実際は全宇宙だろうけど)も半分消滅させられたままだと、今後新しい映画が作りづらいから、どうにかして殲滅を「無かったことに」にしないと。

オンライン英会話 比較ランキング

九段下の英会話スクールCebway English(セブウェイイングリッシュ)が間も無く営業を停止します。そこで、ふと気になってオンライン英会話のサービスがどれくらいあるか調べてみました。たどり着いたのがオンライン英会話比較ランキングというサイト。

オンライン英会話 比較ランキング バナー

2019年4月12日時点で130以上が登録されていますね。Cebway EnglishMOオンライン授業をやっていたけど載っていないから、実際にはもっとあるのでしょう。申告制かな。何しろ先生さえ確保できれば開業は簡単だもんな。システムを構えない場合でも固定客がいるなら難しいのは支払いをどうするかぐらいで。

Cebway Englishも常連客はそれなりにいたわけで、九段下教室を閉じた後もオンラインと派遣を中心に続けていけばいいのに。過当競争気味でも、それだけ需要がある証拠なのだし。まあ、一部の有名サービスを除けばそんなに儲かってはいなさそうだけど。競争が多くて客単価が上がらないだろうから。

でも、こんなにあるんなら片っぱしから無料体験していけば累計何十時間も試せますね。

さしあたり私はダイビングで訪れたインドネシアとかで合流した欧米人なんかと簡単な会話ができればいいので多くを望んではいないし、必要最小限は既に身についている気がするけど、もう少し伸ばしてみるのもいいかもな。

それに今の私は一人暮らしで在宅勤務。日課のジム通いと買い物のときを除けば人と会わなくても生活が完結してしまうので、社交性を失わないためにもこの手のサービスに申し込むのもいいかもしれません。