慶良間の透視度はMAX!

今回の沖縄はあえて梅雨明け直前を狙ったつもりだったのですが、期せずして沖縄入り当日に梅雨明け。一番暑い時期に当たってしまいました。

では海の方はというと、透視度が35mm以上とおよそこの海ではMAXクラス。これなら少々はぐれてもへっちゃらです。

慶良間諸島渡嘉敷島黒島北
ひたすらブルーな海。左側に小さく別グループのダイバーが写ってます

いや、逆にこれほどの透明度は厄介だったりしますね。ガイドがあれこれ見つけて皆に見せようと動き回るので。重めのウェイトを付け、7kgのカメラセットを携える私はBCにかなりのエアーを入れなければならず、華奢な女性ビギナーダイバーにすら追いすがれません…。

ということで皆がイソマグロやマダラトビエイを追っているときも、たいてい私はイシガキカエルウオやタテジマヘビギンポなんぞをファインダで狙っていました。 さて今回の写真はこんな感じ。

イシガキカエルウオ
イシガキカエルウオ
アオイソハゼ
アオイソハゼ。尻尾が見切れてしまいました
岩をひっくり返すカメ
お食事中のタイマイ。 何とも図太いやつで人間なんぞお構いなしに、 岩をひっくり返しては一心不乱にガリガリやってました
コールマンウミウシ
コールマンウミウシ。アングルに工夫がない図鑑向きの一枚
カクレクマノミ
カクレクマノミ
ハナヒゲウツボ
ハナヒゲウツボ

SONY NEX用マクロレンズが発売に

NEX-3の後継機にあたるNEX-CSが発表されましたが、不細工ですし、私は有望ハウジングが出なさそうなローエンドモデルには関心がありません。

それよりも注目なのはEマウント初のマクロレンズE 30mm F3.5 Macroが9月に発売になる件。ようやくという感はするものの、まあ出ないよりは。これでやっとNEXでもまともなマクロ撮影ができるようになります。

E 30mm F3.5 Macroレンズ

でもAPS-Cで30mmということは35mm換算にして45mm相当。水中写真用にはちょっと短いかな。接近に敏感なハゼのアップを撮るのは相当厳しいですね。SONYか互換レンズメーカーには、急いで60mmクラス以上のマクロレンズを発売してもらいたいところです。

ソニー デジタル一眼α NEX-5 ダブルレンズキット ブラック NEX-5D/B

Nauticam GH2用水中ハウジングが素晴らしい点

Nauticam GH2用ハウジング 既報の通り、Nauticam(ノーティカム)からPanasonic LUMIX DMC-GH2用の水中ハウジングが登場しました。

値が張ることを除けばなかなか良さそうに思えたのですが気になる点も。それはレンズポート。Nauticamのサイトにはマクロ写真が掲載されていながら左のドームポートの写真しか載っていないのですよね。まさかこれでマクロ写真が撮れれるの?

と思いきや、読み進めると以下のような説明がありました。

The port system for GH2 expands upon the existing port system for the NEX-5 housing, adding additional ports for the superb Panasonic Lumix m4/3 lenses. Olympus m4/3 lenses and Leica m4/3 lenses can be used with this camera as well, further expanding the lens choices. Lenses initially supported include the Lumix 14-42mm, the Lumix 14mm/2.5, the Lumix 8mm Fisheye, the superb Lumix 7-14mm, the Leica 45mm macro, Olympus 14-42mm, and Olympus 9-18mm. Zoom gears are available for the zoom lenses listed here.

3メーカー競合でスペックが重複しているものも含まれますが、対応レンズポートも順次投入されていくのでしょう。

ワイド系が充実していてマクロレンズ(ちょっと短いけど…)も既に存在している点は同カテゴリ機のSONY NEX-5よりも断然上。一機種でワイド派からマクロ派までをカバー可能とは頼もしい(レンズ交換式カメラなら、本来そうあるべきですが…)。荷物の物量的にも、これなら何種類もレンズシステムを持ち込んでダイビングポイントによって使い分けることもできそうです。

Panasonic デジタル一眼カメラ GH2 レンズキット(14-42mm GH2 F3.5-5.6標準ズームレンズ付属) フルハイビジョンムービー一眼 ブラック DMC-GH2K-K

Nauticam LUMIX GH2用水中ハウジングが登場

Nauticam GH2用ハウジング

香港の水中ハウジングメーカーNauticam(ノーティカム)からPanasonic LUMIX DMC-GH2用の水中ハウジングが登場しました。昨年末、月間ダイバー誌上でアナウンスされてから実に半年を置いての登場。私はてっきりキャンセルされたのだと思っていたのですが。Panasonicのことなので、この秋にもGH3が発表されないとも限りませんし。

米国では6月10日出荷開始だそうなので、Fisheyeのサイトでも近日中にアナウンスされるでしょう。

対応レンズのラインナップがお粗末で骨董品的なニコノスレンズを引っ張り出してこなければならなかったSONYのNEX-5とは違って、マイクロフォーサーズの方はそこそこレンズも揃っています。水中で使えるものは限られますが。

Nauticam GH2用ハウジング(背面)で、GH2用の水中ハウジングは結構かっこいいですね。カメラ本体の小ささに合わせてキュッと締まっている感じです。ただしNauticamの売りの一つであるスーパービューファインダは付きません。

でもコンパクトなのでハウジングの重量は1.3kg。カメラとレンズ、レンズポートを合わせても3kg未満に収まりそう。ハンドルとINON S-2000ストロボを2個を付けても4kgちょっとかな。いわゆるデジイチのハウジングはデカすぎると思っている女性なんかには良い選択かもしれません。男性でもこの重量なら片手撮りできそうです。

Panasonicにはよりコンパクトで安価なLUMIX DMC-GF2というモデルもありますが、あちらは極限までサイズを切り詰めているので性能的には劣りそう。ちなみにGF2用にはPromo’s roomの対応水中ハウジングが発売されています。

GH2の用ハウジングの価格は$2,100ですか。国内販売価格はFisheyeの取り分が乗っかって19.8万円ぐらいかな。LUMIX GH2の本体と45mmマクロレンズ(35mm換算で90mm相当)の構成で約15万円。足して35万円。カメラのストロボ光は遮断されるので(光ケーブルポートは着脱可能かもしれませんが)別途外部ストロボが必用です。出費の額としては小さくないものの、まあ本格的な写真を趣味にするダイバーにとっては割と手ごろな部類と言えるでしょう。コンデジでは到達不可能な領域に踏み出せますし。もちろん高価な機材とてスキルとセンスを補ってくれるものではありませんが。


Panasonic デジタル一眼カメラ GH2
レンズキット(14-42mm GH2 F3.5-5.6標準ズームレンズ付属)
フルハイビジョンムービー一眼 ブラック DMC-GH2K-K

Eye-Fiは水中カメラの最高の相棒

eye-fi mobile x2「Eye-Fi mobile x2のデータ送信機能をカメラからON/OFFできたらいいのになあ」と思っていたら、できるみたいですね。Nikon D7000の取説(P.275)にそう書いてありました。なるほど、Eye-Fiカードを差したときだけ設定項目がメニューに追加されるのですか。どうりで見たことがないわけだ。

でもこれで海中で写真の送り先を探し続ける状態を防げることが解り一安心。というのも送り先が見つからない状態は無駄に電力を食いそうなイメージがあるので。実際、iPhoneがそうだから。まあ、杞憂かもしれませんが。

ならば懸案はアルミ製のハウジング越しに電波が飛ぶかどうかですが、こちらにも有用な情報が。新宿西口に店舗を構える水中カメラ専門店アンサーの野本さんが、以前Nexusのハウジングで試し、使えることを検証済みだそうで。同じアルミ製ハウジングのNexusで可能ならNauticamハウジングでも大丈夫なはず。

考えてみれば、液晶モニタ部分の他にもレンズポートの先端とファインダーの覗き窓に透明の樹脂が使われていますので、どうにかして電波もすり抜けられるのではないかと。

と言うわけでEye-Fi mobile x2、買います。使用感などは追って書きたいと思います。


Eye-Fi Mobile X2 8GB EFJ-MB-8G