サメの歯の落とし主が判明

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽ダイビングではサメの歯を拾って持ち帰りました。

昨日はそれがどのサメの歯か解らないと書いたものの一種類だけ判明。というのも水槽の脇に展示されていたサメの顎の写真を撮ってきてたので照らし合わせて。

オオセの歯
オオセの歯。立派な肉食魚ですね。 ONEPIECEの魚人島編に出てきたゼオのモデル鮫
アカシュモクザメの歯
アカシュモクザメの歯。ONEPIECEではドスン
アオザメの歯
アオザメの歯。ONEPIECEでいくとマダム・シャーリー
ネコザメの歯
ネコザメの歯。貝などを食べるのに適しています。 ONEPIECEではバンダー・デッケン
エドアブラザメの歯
エドアブラザメの歯
トラフザメの歯
トラフザメの歯。画びょうの集まりみたい
イタチザメの歯
イタチザメの歯。拡大すると歯の縁がギザギザです
シロワニの歯
シロワニの歯

で、 下の写真の4個がたぶんシロワニの歯。見分け方は両サイドにちょこんと出たトゲ。

DSC04877-15.48.-1

こちらがシロワニの歯の拡大。長い剣状の歯の両脇にトゲがありますよね。

DSC04820 - バージョン 2

でも拾ったのはサイズが小さいし短いので、横っちょか奥あたりの歯でしょう。

パノラマ大水槽ダイビングの戦利品

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽ダイビングで使った機材が戻ってきました。

ちなみにスーツケース1個の送料は神奈川⇄福岡の往復で3,500円ぐらい。機材をレンタルすると5,000円(しかもスーツのレンタルはない)なので、自分の機材を送った方が良いですね。

さて、パノラマ大水槽ダイビングでは水槽の底に落ちているサメの歯を拾って持ち帰ってもいいことになっています。サメの歯は次々に生え替わるので、生体が生きている限り無限に供給されますからね。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のシロワニ
見事な歯。これがポロポロ抜け落ちるわけですね
マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のシロワニ
水槽ダイビングではこんな接写もできます

私も拾った歯をBCDのポッケに入れて持ち帰り、それが入っていたスーツケースの帰着を心待ちにしていました。 で、その戦利品はこちら。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽から持ち帰ったサメの歯
右端の1本だけ食性が違うサメの歯のようです

意外に小さいですね。大水槽には20種類以上のサメがいて、どのサメの歯なのかは解りません。

たぶん同じサメでも生える場所によって歯の形や大きさが違うはずですが、一番見栄えのするシロワニの前歯は見つけられませんでした。

福岡市動物園

私は動物園や水族館が好きです。もちろん海の中や磯も。なにしろ本物の生き物に遇えるから。

一方で遊園地やテーマパークの類いにはちっとも心を動かされません。特にナントカランドで人間大の二足歩行ネズミやらアヒルやらを相手に誰かが狂喜している様なんぞを見ると、つくづく冷めてしまうのですよね…。まあ、連中はカテゴリ的には動物ではなく芸人枠だし、他人が何を好きでも構わんのですが。

さて、水族館ダイビングの前日、19:00からのスキルチェックまでに時間があったので、約25年ぶりに福岡市動物園に行ってみました。ここの動物園ではマグカップで水を飲むゴリラが有名だったものの、一昨年お亡くなりになったそうで。残念。

福岡市動物園のゴリラ
別のゴリラ。物思いにふけっているようでした

30数年前はアジアゾウにビスケットを手渡しできた(子供の手の先までゾウの鼻が伸びてきていた)のですが、さすがに現在では観客の手が届かない距離での展示に変わっていました。

印象的だったのはカバ。ときおり鉄柵越しながらも手が届く距離まで近寄ってきます。どうやら飼育員さんになでてもらうのが好きなようです。パノラマ大水槽ダイビングもそうだけど、福岡では生き物との距離が近いよなぁ。

福岡市動物園のカバ
目を細めるカバ。右下に飼育員さんの手が写ってます

そして一番良く撮れた動物はこちら。そう、レッサーパンダです。

福岡市動物園のレッサーパンダ

福岡市動物園のレッサーパンダ

ずっと木の上にいたものの17:00の閉館間際に下りてきて、運良くカメラ目線の写真が撮れました。なかなか凛々しい顔立ちをしていますよね。

パノラマ大水槽への道

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽ダイビングに臨むには、事前にスキルチェックを受ける必要があります。

私は帰省のついでに、前日に所定のダイビングサービスアワーズ(福岡市東区)のプール(水深5m)で受けましたが、千葉、大阪、広島の国富株式会社所有プールでも実施(毎週金曜、土曜の19:00〜)されているので、その方面から行くなら事前に受けておいた方が良いでしょう。福岡にも美味しいものは多いし、そんな用事に現地での時間を割くのも無粋です。

アワーズの建物
アワーズの建物。福岡は午後7時でもまだ明るいです
アワーズのプール
プールの一部が水深5mまで窪んでいて、下の階の円窓から中が見られるようになっています

スキルチェックの要点は以下の通り。

  • 機材セッティング
  • 中性浮力
  • マスク脱着
  • レギュレーターリカバリ

マスク脱着とレギュレーターリカバリは、大水槽でのダイビング中に不意に魚達がパニック状態になって大型魚に体当たりされてマスクやレギュをもっていかれても冷静に対処できるかのチェックだそうな。 私にとってマスク脱着は実に20年ぶり。しかもコンタクトレンズ着用だったので目をつぶって行ったら、一回目は沈み、二回目は浮いてしまいました。水深の維持に視覚は重要ですね。目をつぶると片足立ちが難しいのと同じかな。

レギュレーターリカバリは海でもたまにやる機会があります。一緒に潜った誰かにホースを蹴られてレギュが口から外れることがあるので。

マリンワールド海の中道のシロワニ
確かに2〜3m級のサメにぶつかって来られたら、マスクもレギュも弾き飛ばされそう

それでもOKをもらい、スキルチェックは5分で終了。本当は20分ほどかけてチェックするそうですが、さすがに退屈だし、私は20年選手ってことで勘弁してもらいました。 そうして発行してもらった認定証がこちら。

表

裏

当日、このカードを水族館のインフォメーションスタッフに見せるとダイビング会場に案内してもらえます。

有効期限は半年ですが、一度パノラマ大水槽ダイビングを経験し、継続的に海で潜っている人はその後も有効扱いにしてもらえるようです。思っていた以上に楽しいので、来年あたりまた潜りに行ってみようかな。

水族館ダイブはこんな感じ

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽ダイビングの概要は以下の通り。 先ずはスケジュールから。10:30に現地に赴き、機材をセッティング後、ビデオを見ながらのブリーフィング。その後スーツに着替えて再集合し、11:30に第1回目のエントリーという流れになります。2回目は13:00〜、3回目が14:30〜です。

ちなみにパノラマ大水槽ダイビングはイルカプールでのイルカとアシカのショーと時間が重なっているので、どの回も観客はまばらなようです。

次にダイビングのルールは以下の通り。

  • カメラ類の持ち込みOK、ライトおよびフラッシュ撮影可
  • 水中スレートもOK
  • その他、指示棒などぶら下がる類いはダメ
  • グローブの着用も禁止
  • 洞窟への侵入は禁止

潜水時間は40分で最大水深は7m、水温は21℃。私は1.5mmかそこらのアクアフリースでも問題ない温度ですが、寒がりな人はドライスーツ着用でも手が冷えて辛いかも。

その他、魚に注意しながら潜行するとか、一人ずつラダーを使うといった細かいルールがあるものの、水底でウツボの触りかたなどのレクチャーが終わったら自由行動です。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽ダイビング
一緒に潜った神戸からのゲストたち

なお、水槽の上には常時暗幕が張られていて、紫外線や強い自然光は入らないようになっています。海では必ずしも浅場にはいない魚への配慮なのでしょう。よって水深は浅くともライトやストロボがないと写真に色は出ません。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のバックヤード
この暗幕の下が水槽です
マリンワールド海の中道パノラマ大水槽の水面
暗幕の脇の階段を下るとこんな感じ
マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のイワシの群れ
エントリ後、イワシ玉を見上げて撮ってみました

料金は8,200円。水族館の入場料2,100円が含まれているので実質6,100円。シロワ二やハンマーヘッドシャークの遭遇率100%だし、お触りもありなので、私は満足です。