Windowsの終焉が始まる予感

今秋、ChromoebookでAndroidアプリが動くようになります。

Chromebook

確かWindows 10もそんな触れ込みだったけど、いかんせんWindows Phoneは圧倒的マイノリティ。ほとんど影響力はありませんでした。でもAndroidとなるとiOSを凌駕するシェアを持っているわけで、そのインパクトや大です。

差し当たり私が知っているソフトウェアハウスでもAndroid用のアプリとChromebook用のアプリを別に開発しいたけど、後者は不要になってしまうわけだ。開発の手間が減る一方で別々には売れなくなってしまいます。

まあユーザーにしてみればアプリが有料でも一つのアプリでスマホもPCもOKとなればあり難い話。だけど、ソフトウェアハウスにとっては悩ましいですね。慣習的にモバイルアプリはパソコン用ほど高い値段設定ができないので収益性を脅かしそうだもの。

ならば気になるのはAppleの出方。MacにもSiriが載るとの噂もあるけど、やはりiOSアプリがMacでも動くようになるのかな。そうしなければ利便性の面でAndroid & Chromebookに劣ることになるから。

そしていよいよAndroidがWindowsをも置き換えていくのでしょう。もはや大掛かりな作業以外はモバイル機器やWebブラウザで事足りてしまう時代。どうしても古いデバイスドライバが棄てられないといった事情でもなければWindowsは無用の長物と言えそうです。頭の固い企業とて今さらスマホ禁止ってわけにもいかないし、モバイル機とPCでOSを統一できればメンテのコストがぐっと下がるので、どんどん置き換えられていくでしょう。MacはiOSに侵食されても自社内の話。やはりAndroidに侵食されるのはMicrosoftの方です。

Happy holidays

今日はクリスマスイブ。イエス・キリストが誕生したことを祝う日の前日。別にイエスの誕生日ではないそうですが。まあ、クリスチャンではない私にとっては単に「天皇誕生日の翌日」だけど。

さて、何となくクリスマスっぽい絵のこちらを。エビの写真集アプリのアイコンです。

appicon_shrimpheads-128

Shrimp heads

よがたみちあき

¥0

絵柄はアナモリチュウコシオリエビ。赤い顔はサンタクロースを彷彿させ、腕の毛がクリスマスツリーの飾り付けかイルミネーションっぽいし、両のハサミの腕が長靴風に見えなくもないかと。もし大きな画像が見たければアプリをダウンロードしてみてください。

blogタイトルは近年のアメリカの風習に倣ったものです。さまざまな宗教の人がいるのでもはや「メリー・クリスマス」とは言わないそうな。

Androidでもいいかもね

私は根っからのAppleユーザなので、ケータイも2008年からは一貫してiPhoneです。

一方のAndroid機は以前に仕事で何機種も扱ってきて、その使い勝手の悪さにストレスを感じていたのだけど、最近考えが変わりました。Androidも5.1ともなるとなかなか洗練されていますね。FREETEL製SAMURAI MIYABIを使ってみてそう思いました。

FREETEL SAMURAI MIYABI
FREETEL SAMURAI MIYABI

いや、未だ微妙な点も多々あって、特に日本語の標準フォントは今の丸ゴシック系のモトヤマルベリから角ゴシック系のモトヤシーダに変更した方が読みやすいはず。例えば新聞や雑誌の活字が丸ゴシック体だと長文を読む気にならないですよね。英語フォントは角ゴシック系のRobotoなのだし。

OS標準の各種アイコンにしてもそう。見栄えの洗練度や統一感ではさすがにAppleには適いません。

それでも今や2万円もしないAndroid機でも4コアのCPUを積んでいて、たいていの作業ではサクサク動きます。ユーザ操作への反応はむしろiPhoneよりも速く感じるくらいだし、十分実用レベルに達しています。

もちろん安価な機種は画面の解像度が低いしメモリ容量も小さく、カメラの性能もイマイチだけど、それは必要十分というもの。低解像度の画面は消費電力が少なくバッテリーの持ちを良くするし、多くの機種がSIMカードを複数枚刺せたりmicro SDカードでメモリ容量を拡張できたりとiPhoneにはない特徴を備えています。

これはAppleにとって悩ましい事態。$100かそこらの機種がiPhoneに張り合ってくるのだから。とはいえAppleは価格では競争できないしOSの機能アップはイタチごっこ。どちらかが先んじてもすぐに追いつかれるので先進性のアピールには限界があります。

ならば、やはりブランド力で勝負するしかないか。今後はもっとマイノリティになるAppleファンに逃げられないようにすると。

それを支えるセールスやカスタマーサポートの部門は今まで以上に重要になっていくのでしょう。

 

SIMフリースマホはどれがいいだろう?

私は根っからのAppleユーザだけどAndroid端末が1台欲しいと思っています。自作の電子書籍の表示確認用として。

ただしタブレットはiPadで間に合っているのでスマホにしようかと。それなら海外に行った際に現地SIMを刺して使えるから。

条件はAndroid 5.0以降搭載。予算は2万円。よって軽快さは追求しません。カメラの性能もどうだっていいや。

ちなみにBook offでは中古スマホがたくさん売られているけど、安いのはAdndroid 2.3とか4.0のものばかり。4.3まではマルチメディア系アプリの互換性が怪しいけど、4.4以降ともなると2万円を軽く越えるので安い新品を買った方がいいですね。

候補は以下の3機種。

  FLEAZ POP Phone A01   SAMURAI MIYABI 
  コヴィア FLEAZ POP CP-L42A
UPQ Phone A01
SAMURAI MIYABI
メーカー covia UPQ FREETEL
OS Android 5.1 Android 5.1 Android 5.1
画面 4インチ(480 × 800) 4.5インチ(480 × 854) 5inch(720 x 1280)
RAM/ROM 1GB/8GB 1GB/8GB 2GB/32GB
CPU Quad core 1.2GHz Quad core 1.3GHz Quad core 1.3GHz
重量 107g 118g 150g
電池 1500mAh 1800mAh 2200mAh
価格 16,410円(税込) 15,660円(税込) 21,384円(税込)

性能優先ならSAMURAI MIYABI、価格優先ならPhone A01ですね。FLEAZは残念ながら中途半端。名前も縁起が悪いや。

ここは店頭でサンプル機を触ってから決めましょうかね。

理想の写真集アプリ

FROGFISH.JPアイコンかねてより写真集の電子書籍制作を研究しています。調査と試行錯誤の末、現時点では「Adobe InDesign CCでEPUB3.0(固定レイアウト)のファイルを書き出すのがベスト」という結論に至ったけど、まだ問題はあります(注)。

よって写真集電子書籍をアプリとして作れるといいですよね。そこで私が理想とする写真集アプリの要件を書いてみます。権利は主張しないので、よかったらどなたか開発してください。ご一報いただければ私も協力します。

1)ページめくり

写真集アプリにおけるページめくりの法則は以下の通り。

ページめくりの法則
ページめくりの法則(クリックで拡大)

写真ページは左右フリックでめくれます。上フリックすると写真補足ページに切り替わり、下フリックで戻れます。

2)言語切り替え

コンテンツ制作時にテキストを各言語で仕込んでおけば、OSの言語設定もしくは読者側で自在に言語を切り替えられるといいですね。ユーザーが何らかの操作をすると日本語→英語→スペイン語→日本語…とトグルで切り替わるとか。

3)オーサーリングツール

開発の難易度がやや高そうなのはオーサリングツール。簡単な操作で作った写真集コンテンツをiOSアプリやAndroidアプリとして書き出さなければならないから。

でも、写真データを持ったアプリをビルドして生成するのではなく、別途開発しておいた素体ビューワーアプリにコンテンツデータ一式を付加してパッケージし直す方法なら比較的簡単に実現できるかと。そんな安易な開発手法が許されているかは解らないけど…。

写真集アプリの生成
写真集アプリの生成(クリックで拡大)

なお、オーサリングツールはやっぱ今風にWebサービスの方がいいかな。

ユーザーはいくばくかの料金を払って、自前の写真とテキストから写真集電子書籍アプリを生成し、各環境のアプリストアで配布・販売することになります。

何だか大げさですね。そもそも各OSでEPUB3.0(固定レイアウト)を正確に表示できれば、こんな仕組みは要らないのですが。

いや、1)と2)の特性はEPUBでは実現できないので存在意義はあろうかと。写真だけで勝負したいストイックな写真家がいる一方で、撮影意図やエッセイを書き添えて作品としたい人もいるだろうから。

それに写真集制作のためだけにAdobe InDesign CCを契約し、使い方を習得するのは難しい人も多いので、写真集アプリ制作に特化したサービスは有用なはずです。


注)

Adobe InDesign CCのEPUB3.0(固定レイアウト)生成機能はiBooksに最適化されていることもあり、表示の再現性は以下の通りです(2015年9月14日現在)。

OS アプリ 半透明画像の表示 テキストの表示状態
iOS   iBooks
Google Playブックス
Kindle 非対応
Android  Google Playブックス 正確に表示できない
Kindle 非対応 正確に表示できない
Mac iBooks