葉山の海は

葉山の海はなかなか生物層豊かでした。ダンゴウオオンリーで臨んだ私は2ダイブで1匹も見なかったけどウミウシの種類も数も多いようです。

こちらはイワアナコケギンポ。

イワアナコケギンポ
海岸沿いに伊豆を南下するにつれ生息数は減るそうですが、葉山にはたくさんいます

私は同じ神奈川県内だし、電車で行っても2時間弱なので伊豆方面に出向くよりもよほど手頃なわけですが、そこには難点も。防波堤の階段を下りた後、ビーチダイブのエントリポイントまでゴロタ石とアオサのついた岩からなるコケやすい磯を何十メートルも歩かなければならないのですよね。

私も筋力はある方ですが、私の体は重たいものを短時間持ち上げるのが得意なだけで起伏の多いフィールドではあまり役に立ちません。しかも私のカメラセットは8kg級。よってしんどいのなんの。満潮時なら歩く距離が短くなるものの、その分泳ぐ距離が長くなり、大きなカメラを携えた私にはやはり不利です。

どうやら御用邸の御前で昭和天皇がウミウシの研究に勤しまれた海なので、コンクリートを打つといった開発ができないようです。

ダンゴウオの幼魚
葉山のダンゴウオは赤、ピンク、緑の三色が出るそうな。今回ピンクは見てないなぁ

せっかくダンゴウオがたくさん見られるのに、何ともダイバー泣かせな海ですが、いずれはボートを出す計画もあるようです。漁協との話し合いが成立すればいいのか、それとも宮内庁との折衝や許可が必要なのかまでは伺っていないのですが。

でも、ボートダイブさえ可能になったなら、通ってみたい海です。

ダンゴウオ

男前なダンゴウオ少年

先週の葉山では目元がキリッとして凛々しいダンゴウオの幼魚もいました。体長4mmぐらい。

DSC_8323 - バージョン 2

おそらく天使の輪の名残が目元を引き立てているのでしょう。それと目の辺りのオレンジ色が。

DSC_8334 - バージョン 2

この背びれの形(↓)「はたぶん雄ですね。

DSC_8326

天使の時代が過ぎると

孵化してから日が浅いダンゴウオの幼魚の頭にはいわゆる「天使の輪」があります。でもこの輪っかは成長とともに消えていくのですよね。 先週の葉山では、輪っか消えかけの個体も見られました。

ダンゴウオの幼魚
体長は3mmぐらいだったかと。 トリミング前の写真はもう一回り大きいです

ってことは、私のカメラセットでは天使の輪が残っている幼魚を画面いっぱいに大写しにすることは無理なわけだ。残念…。

でも、ビデオカメラや高倍率デジカメで頑張れば何とかなるかも。私は持ってないけど。

天使の輪

昨日は葉山で潜ってきました。目的はもちろんダンゴウオの幼魚。

そして成果はこの通り。

ダンゴウオの幼魚

体長約2mm。肉眼ではゴマ粒ぐらいにしか見えないものの、写真に収めればこのとおり。

もちろんごっそりトリミングしてあるけど…。

遭遇確率100%のジンベエダイビング

フィリピン、セブ島南部のオスロブはジンベエザメとの遭遇率100%のダイビングで知られています。なにしろ餌付けしているので。

同じくフィリピンのサウスレイテでも高確率でジンベエザメが出るものの、こちらは完全に野生なので100%とはいきません。

ジンベエザメ
一昨年のサウスレイテのジンベエザメ

でも日本の、それも東京の直ぐそばに100%の確率でジンベエザメと一緒に潜れるところがあります。八景島シーパラダイスです。

本日、第一回目が開催されたようですね。今なら再来週の第二回目にも間に合います。案内はこちら

24,150円は結構なお値段だけど、スキューバでジンベエと一緒に潜る体験をするには、たいていそれ以上の渡航費がかかります。時折、千葉の勝浦では漁網に掛かった個体が飼われていて、その期間だけ潜れることはありますが。

ドライスーツ着用は衛生的な理由からでしょうかね。だったら私が水温が低くてもOKだからとウェットスーツで潜るのは許されないかな。

ま、私自身はあまり関心がないのですが。いや、カメラの持ち込みが許されるなら、水族館の水槽内から外を入れて撮るのは面白いかも。