フィリピンではiPhoneを使うよりも

私はBAYSIDE English Cebu RPCへの留学中、現地のSIMをiPhone 6 Plus(Appleストアで買ったSIMロックフリー版)に刺して使っていました。まあSIMロックフリー版にした一番の理由はソフトバンクからIIJみおふぉんに乗り換えたかったからだけど。

でも、これってあんまり良い方法じゃないですね。慣れたiPhoneが使えるメリットはあるけど、現地SIMに差し替えたら当然ながら日本の電話番号宛に緊急の電話がかかっても出られないので。おまけにIIJみおふぉんには留守電サービスもないし(着信履歴は帰国後SMSで確認できるけど)。

よってフィリピンでは別途現地用のケータイを用意して使うのがよさそう。ただし現地で買えるケータイは日本語が使えません。少なくとも安価な製品はそうです。同僚が購入した安い端末はAndroid 2.x搭載でWi-Fiの設定にもかなりコツが要ったし。加えて円安ペソ高が進んだことともあり、そこそこのクラスの機種はもはや大して安くないです。加えてそれらの端末は、たとえSIMフリー機であっても日本に持ち帰って使うと電波法違反の犯罪になるし。

というわけで日本でSIMフリー版の機種を買って持っていくのが良かろうと。ざっと調べたところfreetel priori2 LTEなんかがよさそうです。

freetel priori2 LTE
freetel priori2 LTE

端末のみの購入だと17,800円(税抜)。Android 4.4だから最新OSではないけど不自由はしないでしょう。SIMスロットが2個あるので日本のSIMとフィリピンのSIMの両方を1台で使えます。

それにフィリピンで高速通信を使わないならもっと安価な3G機(9,980円〜)でもいいかと。

もちろん1〜2週間の短期滞在なら、日本のスマホ/ケータイをそのまま使うのもありだけど、通話の頻度次第ではかなりの料金が掛かってしまいます。

まあ日本でも総務省の意向で来月からSIMフリー化が義務づけられるので、これからフィリピンに長期滞在する人は、その時々で良さげな端末を買うのがよかろうと。

これまでは安価な製品というとAndroidだったけど、今後はWindowsやFireFoxを搭載した機種が続々と登場し、価格競争が進むかもしれないし。

フィリピンで現地SIMを使ってみた

私はBAYSIDE English Cebu RPCへの留学の二ヶ月間、現地のSIMをiPhone 6 Plus(SIMロックフリー版)に刺して使っていました。

まずフィリピン最大手キャリアであるGlobeのお店でSIMカードを購入。75ペソだから200円ぐらいです。SIMカードはマイクロSIMまたはナノSIMの大きさにくりぬけるようになっています。マイクロSIMだけのカードは40ペソでした。

GlobeのSIMカード
GlobeのSIMカード

ちなみにパッケージはこんな感じ。

GlobeのSIMカードのパッケージ
GlobeのSIMカードのパッケージ

ただしSIMカードだけでは使えないのでロードと呼ばれるプリペイドカードも同時に購入します。

Globeのプリペイドロードカード
Globeのプリペイドロードカード

先ずSIMカードをiPhoneに刺し、表示されるメッセージに従ってSIMの台紙の裏にかかれているPINコードを入力したら有効になります。自身の電話番号は設定アプリ > 電話を選ぶと確認できます。

次にプリペイドカードの裏のスクラッチを削ると10桁の数字と6桁の数字が表れます。

Globeのプリペイドロードカード
Globeのプリペイドロードカード

223に電話すると番号を入れろという音声が流れるので、まず10桁の数字と#を入力。次に6桁と#を入力すると額面分のロードが自身の電話番号にチャージされます。

注意が必要なのはロードに有効期限があること。100ペソのロードの有効期間は30日なので、使い切っていなくても期限が来れば買い足す必要があります。

ロードの残高は222に電話するとSMSが届き、そこに書かれています。

なお、データ通信も行いたい場合は別途プラン登録が必要です。こちらのページなどを参考にして設定してください。

また、私が試した限りでは異なるキャリアの電話番号にはテキストメッセージを送れないようです。馴染みになった先生にSUN CELLULARとうキャリアの番号から私のGlobeの番号宛に送ってもらったメッセージはまったく届きませんでした。

それとSIMにも有効期限があり、こちらは残高が0になってから90日。まあ私の場合、電話番号をキープする必要はないけど、近々また行くようであればロードを買い足すだけでまた使えますね。

BAYSIDE English Cebu RPC留学の必需品

以下、BAYSIDE English Cebu RPCに留学する際に早目に用意した方がいいと思ったアイテムです。

電源延長ケーブル

BAYSIDE English Cebu RPCの寮の部屋にはアウトレット(コンセント)が1ヶ所しかなく、しかも備え付けの机から離れています。よって机でパソコン等を使いたいときなどは電源延長ケーブルが欲しいと思うはず。5m以上のタイプがいいでしょう。

もちろん現地でも大きなショッピングモールに行けば買えます。

フィリピンで買った電源延長ケーブル
フィリピンで買った電源延長ケーブル

LED読書灯

BAYSIDE English Cebu RPCの寮の部屋は暗いです。天井の真ん中に蛍光灯が1本だけなので。

昼間は陽の光が差し込むけど、夜に教科書を読むのは辛い明るさ。

よってLEDの読書灯があると便利です。

蚊取り線香

フィリピンはデング熱の本場。BAYSIDE English Cebu RPCにも蚊が多いです。寮は平屋作りで近くにプールもある(一説では大量のボウフラが湧いている)ため蚊取り線香の類いは必需品です。

現地在住の日本人に聞くと「BAYGON」という紫色の蚊取り線香が最も効くとのこと。町のスーパーで買えます。一箱10本入りが14ペソ(40円)ぐらいだったかな。

Baygonのロゴ

ただし紙箱入りなので受け皿は別途用意する必要があります。

蚊よけクリーム

常々蚊取り線香を持ち運ぶわけにも行かないので蚊よけのクリームも調達した方がいいでしょう。

インドネシアにはスプレータイプのSoffellがあったけど、セブではクリームタイプしか見かけませんでした。

OFF! Mosquito repellent cream
OFF! Mosquito repellent cream

 

日本でも買える蚊よけバンドの類いがフィリピンの蚊にも有効かは試さなかったので解りません。

通学バッグ

選択科目とコースによっては1日に7〜8冊の教科書を使います。教科書を取り換えるために授業と授業の間に校舎と寮を行き来するのは面倒なので、数冊まとめて入れておけるバッグがあると便利です。

ちなみにBAYSIDE English Cebu RPCで使う教科書はすべてA4サイズ、厚みは1cm程度でした。

ブランケット

BAYSIDE English Cebu RPCの寮のベッドには掛け布団がありません。

いや、そもそもフィリピンには掛布団の習慣がないと聞きました。確かにホテルに泊まっても厚みのある掛布を見た記憶がありません。

でも常夏のフィリピンとて早朝には冷え込むこともあるので、暑がりの人でなければブランケットがあった方が良いかも。

缶切り

缶切りもあると便利です。

BAYSIDE English Cebu RPCの寮では調理器具の使用が禁止されているので、夜食を食べるとしても調理不要なものに限られます。お湯はウォーターサーバーで汲めるのでコーヒーやお茶は飲めるしカップ麺もOKですが、炭水化物主体ではさびしいのでツナ缶の類いを食べたいときもあろうかと。

でも現地で買える缶詰はほとんどが缶切りで開けるタイプ。よって100均で買って持っていくのが良かろうと。現地で売っている缶切りは500円ぐらいしてるし。

消せるボールペン

多くの人は教科書に英単語の和訳などを書き込むはずです。メカニカルペンシル(シャーペン)を使っても良いけど、カラフルにメモするならボールペンが便利。ただし書き直せるのがいいので消せるボールペンが最適です。少なくとも赤・青・黒の3色はあったほうがいいでしょう。

同じく消せるハイライター(蛍光ペン)もあると便利です。

これらはおそらく現地では買えないか、売っていても輸入品なので高いはず。日本で調達して持っていきましょう。

BAYSIDE English Cebu RPCの子供たち

BAYSIDE English Cebu RPCの敷地内にはインターナショナルスクールが併設されています。いや、元々インターナショナルスクールがあって、そこを語学留学の学校に拡張したのだっけ。

ともかく制服を着た子供たちが毎朝登校してきます。8時には国旗を揚げて国家(Lupang Hinirang)斉唱です。生徒は日本の幼稚園児ぐらいから中学生ぐらいまでで数十人いたかな。


BAYSIDE English Cebu RPCの朝の光景
BAYSIDE English Cebu RPCの朝の光景
BAYSIDE English Cebu RPCの朝礼
BAYSIDE English Cebu RPCの朝礼

時には中庭にテントを張ってキャンプファイヤー&お泊まり会なんてこともやっていますね。

BAYSIDE English Cebu RPCのキャンプファイヤー
BAYSIDE English Cebu RPCのキャンプファイヤー

校内のカフェテリアにはWi-Fiがあり、インターナショナルスクールの子供達はもちろん保護者も入れるので、フィリピン人と在留外国人と留学生が混在して利用する愉快な空間です。

バレンタインデーイベントの準備
バレンタインデーイベントの準備

当然ながらインターナショナルスクールの生徒は年少の頃から英語で教育を受けています。あるとき私がカフェテリアで教科書を読んでいたら10歳の少年が寄ってきました。そこで試しに読んでくれるように頼んだら、実に滑らかに読み上げます。ならばそのまま宿題までやらそうかと思ってしまいました。まあ、問題の解読能力まではまだ身に付いていないだろうからやめたけど。

BAYSIDE English Cebu RPCの寮

BAYSIDE English Cebu RPCの寮の部屋(319号室)はこんな感じ。広さは3m x 3mぐらいだったかな。私は1人利用だったけど、3人部屋には2段ベッドが1台入るようです。日本の掛け布団的なものはありません。

BAYSIDE English Cebu RPCの寮の部屋
BAYSIDE English Cebu RPCの寮の部屋

この通り扇風機と冷蔵庫、タンス、セキュリティボックスが備え付けられています。テレビはありません。エアコンはあります。

なお、お部屋では一切の調理器具の使用が禁じられています。

バスルームはこんな感じ。

BAYSIDE English Cebu RPCの寮の部屋
BAYSIDE English Cebu RPCの寮の部屋

いたってシンプル。水圧は弱いけど一応お湯のシャワーも出ます。

熱帯地方なので虫は出ますね。蚊や蟻はもちろん、クモ、ムカデ、ヤスデ、ゴキブリ。それからヤモリも。

時に腹を空かせた猫が部屋に入ってくることもありました。