JWBはもはやホテルにあらず

約1年半ぶりに行ったマクタン島にはいくつもの変化がありました。

その一つがJWBホテル。私が2009年に初めてマクタン島に行った最に利用したのがここでした。マリバゴブルーウォーターやホワイトサンズの近くにある白壁が印象的なホテルです。

JWBホテル
JWBホテル

JWBホテルの内装はこの通り金ぴか。ベッド周りだけでなくカーテンも金色の生地。おまけにドアも収納も金色に塗られていたのですよね。

JWBホテルの内装
JWBホテルの内装

でもこのJWBホテル、昨年末から日本人経営の英語学校QQ Englishに衣替えしていました。今月からQQEnglishシーフロントという名前になったようです。そのためもうホテルとしては営業していないとのこと。部屋の内装も金ピカではなくなっているそうで。

ただし、数年前に日本のダイビングスクールCoco-nut(ココナッツ)が敷地内にお店を開き、今でもココナッツ・パラダイス倶楽部として営業中です。おかげで英語学校内にダイビングサービスがあるという不思議な関係ができ上がりました。まあ同店は観光ダイブおよびインストラクター養成に力点を置いているようなので、それも良いかな。

BAYSIDE English CEBU RPC留学の成果

BAYSIDE-English-Cebuこれからフィリピンに語学留学しようと考えている人が最も気になるのは「どれほど成果が上がるか?」という点でしょう。

BAYSIDE English Cebu RPCで2ヶ月間勉強した私の場合はペラペラの内の「へ」が「ぺ」になった感じです。これでは伝わらないかな…。

入学時の私のレベル判定は「Beginner 3」で初心者3段階の上級。簡単なことは話せるけど、相手の言っている英語があまり聞き取れず、会話をスムーズに成立させるのが難しいという感じでした。

で、2ヶ月の留学を経てどうなったかというと、バッチリ聞き取れるようになったなんてことはなく、全体的にそれなりに進歩したかなという感触。「前よりも聞き取れて、会話が成り立つシチュエーションが増えた」「以前よりは的確に質問できるようになった」「英語の知識が増えた」「英語でも笑いが取れた」など。でも相手が言っている事が解らない事も多々。言いたいことが英語では的確に言えないことも同様。つまりそういうことです。そもそも2ヶ月程度の留学で「英語ができない」→「できる」に切り替わろうはずもありません。

ならばあまり意味がなかったかと言うとそうでもなく、日常的に英語を使う生活に慣れたり、基礎作り・基礎固めとしてとても有意義だったと思います。その目的ならBAYSIDE English Cebu RPCは良い学校だろうとも。

でも同校は日本人が常に何十人もいる環境。短期で集中的に英語力を伸ばしたいなら、日本人の留学生が少ない学校を選ぶ方が良いかもしれません。

ああ、もちろん私よりもスタート地点が高かったり、若くて伸び盛りだったり、賢い人ならば、BAYSIDE English Cebu RPCでも、短期間でも私より多くの成果を得られることでしょう。

BAYSIDEの授業はプラス2時間

BAYSIDE-English-CebuBAYSIDE English Cebu RPCの授業は一日4時間・6時間・8時間という3コースから選べます。私の場合、一般的な6時間コースを選んだため、以下のようなスケジュールでした。

  • 08:10〜09:00:Reading(マンツーマン授業)
  • 09:10〜10:00:Grammer → Vocabulary(変更。マンツーマン授業)
  • 10:10〜11:00:Pronunciation(グループ授業)
  • 11:10〜12:00:Speaking(マンツーマン授業)
  • 13:10〜14:00:Speaking(マンツーマン授業)
  • 14:10〜15:00:Writing(マンツーマン授業)
  • 15:10〜16:00:Free time
  • 16:10〜17:00:Free time

3時間目のPronunciationは発音の訓練ですね。この通り15:00には規定の授業がすべて終わっていました。

ただし、BAYSIDE English Cebu RPCでは以下の追加授業が用意されています。

  • 18:10〜19:00:Free class 1(グループ授業)
  • 19:10〜20:00:Free class 2(グループ授業)

このフリークラスは自由参加です。Beginner 1 〜 3のレベルごとに別々開催されます。講師は一ヶ月交代制。授業内容はその日によって違います。私が在籍していたBegginer 3の内容で覚えているのはこんな感じ。

  • 英単語の聞き取り&スペル書き取り
  • 伝言ゲーム
  • ロールプレイング(レストラン、道案内、電話応対など)
  • スピードリーディング(英文の読み上げ訓練)
  • ディベート
  • Impromptu Speaking(準備なしのスピーチ)

多くはゲーム形式で楽しみながら英語力を上げようという内容です。2時間ぶち抜きのことも多かったな。

ちなみに私はこのフリークラスが好きで可能な限り参加していました。英語の勉強うんぬんというよりも純粋に愉快だったので。フリークラス終了後の20:00過ぎに学校外に飲みに出かけるのが日課でした。

BAYSIDE English CEBU RPCの教師たち

BAYSIDE-English-CebuBAYSIDE English Cebu RPCはマンツーマン授業が多いのが特徴の語学学校です。私の場合、一日6時間授業のコースで5時間にマンツーマン授業が割り当てられました。他の人も同じだったはずです。

そして同校は一度に100人以上の留学生を受け入れる大型校。そのため教師も大勢になります。毎日何人かは休むので、誰かが代行できるよう常に十分な人数が学校に滞在しています。

また同校が採用する教師は大卒が条件で、採用後も定期的にTOEICテストを課すなどして厳選しているようです。そのため教師のレベルは比較的高い水準が保たれていると聞いています。そうして英語の言語能力が試され、ティーチングの技量は生徒達へのアンケートで採点されます。

ただし教師の大半は短期契約。フィリピンの法律でも事業者は誰かを所定の期間以上雇う場合、正社員として採用しなければならないとのこと。そのため多くが短期契約で働いています。

それに語学学校では学生ごとに留学期間が違う上、同校は中高生数十名を2週間程度受け入れることもあるため、その期間だけ急きょ増員されたりもします。

加えて妊娠中の女性教師も少なからずいました。かの国では7〜10人兄弟の家庭も多いので、そういうことにもなりましょう。私の場合もある妊娠中の先生が最初の2週間リーディングの授業担当してくれていたものの、3週目の月曜日に代行の先生が来て「彼女はまさに今出産中」と告げられました。そんなタイミングまで働くのですね。しかも彼女とはその1ヶ月後にまた学校で再開したし。大家族が当たり前なので早い産休明け復帰も可能なのでしょう。

そんなわけでBAYSIDE English Cebu RPCでは教師との出会いも多いけど別れも多く経験することになります。

BAYSIDE English Cebu RPCの洗濯事情

BAYSIDE-English-CebuこれからBAYSIDE English Cebu RPCに留学しようかと考えている人向けに書いています。

海外留学する際に気になる点の一つが洗濯でしょう。留学となると最低でも1週間、長ければ何ヶ月間も滞在するわけだから。でもマクタン島にはコインランドリーなんてものはありません。

よってBAYSIDE English Cebu RPCでは無料の洗濯サービスがあり、月・水・金にランドリールームに衣類を預けると担当のおばちゃんらが手洗いして翌日までに洗って干して畳んでくれます。

一応、洗濯中の色落ちや破損は免責ってことになってますが、私が頼んだ分に関しては何ら問題はありませんでした。取り違えられることもなかったし。まあ下着類だけは手洗いって感じがいいんではないでしょうか。

そして何度か利用していると洗濯のおばちゃんらとも仲よくなるので「Please bring me back to Japan!(私を日本に連れ帰って!)」なんて言われたりもしましたね。もちろん冗談ですが。それに日本には彼女らがやっているような手洗いの職なんてないんだよな。