これも幼魚

三月末に川奈で撮ったダンゴウオです。

川奈のダンゴウオ

体長は4mmぐらい。天使の輪がまだうっすらと残っています。

実はこのとき2mm大のオレンジ色の天使個体を撮っていたものの、ちょっと目を離して再度ファインダーを覗いたらこの赤茶けた個体に代わっていてギョッとしました。そんなに一瞬にして育つわけがないのに。

横でガイドが見ていたので後で尋ねたら、絶妙なタイミングで入れ替わったのだそうな。

基本に立ち返ろう

川奈のダンゴウオの幼魚。

川奈のダンゴウオ

こちらに向いた瞬間を上から撮影。ただし縦横が真っすぐだと単調なので、変化を求めて少しかしげるように撮りました。基本、セオリー通りですね。

向こうと手前の砂粒がハレーションみたいにボケて良い感じになりました。

Big wave

川奈のダンゴウオ。

川奈のダンゴウオ

もちろん大波をサーフィンしているわけではなく、乗っかっているのはカジメです。

今年のダンゴウオ

先日、ダンゴウオを撮りに川奈に行ってきました。水温14℃の海で85分 × 2ダイブしたけどロクハンを着ていれば寒くはありません。

そうして撮れた一番の成果はこちら。

川奈のダンゴウオ

Nauticamスーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1にも慣れてきたので、2mm級のゴマ粒みたいな個体もこのサイズに写せるようになりました。

でも極小の被写体を大きく写す代わりに失ったものも。105mmマイクロレンズにSMC-1を付けた時のワーキングディスタンス(レンズ前面から被写体までの距離)は6cm前後なのでライティングが難しいのですよね。

被写体との間に6cmしかないとなると、斜め後ろからのストロボ光はほとんどSMC-1自体にケラレます。よってアームを調整して何とか横から光を当てようとするのですが、そうすると周りの岩などに遮られるのですよね。そのためピントは合っているのに露出が足りない失敗写真が大量に撮れてしまいました。

INONの165 + 330を使っていた時はレンズの奥行きが比較的短くて、ストロボ光をあてやすかったのだけど。

まあ今年の伊豆の天使ダンゴウオシーズンはもう終わりなので続きは来年。それまでに6cmの空間にうまく光を当てる方法を考えないとな。

さてどうしよう。ターゲットライトの角度に工夫をこらすか、もしくは鏡なんかを使うか…。

写真集アプリをリリースしました

電子書籍として出版済みの写真集『FROGFISH.JP』をアプリにしてみました。iOS版とAndroid版があります。無料なのでぜひダウンロードしてお楽しみください。

appicon_shrimpheads-128

FROGFISH.JP

よがたみちあき

¥0

アプリ化の背景:

かねてより電子書籍の写真集制作を研究していて、iBooksストア、Goolgeプレイストア、amazonでの出版まではこぎ着けました。

ただし、Adobe InDesign CCで作成したEPUB3.0(固定レイアウト)のコンテンツはMacやiOSの各種ビューワアプリででは正しく表示されるものの、Android版のGoogle PlayブックスアプリやKindleアプリではテキストが崩れます。

それがアプリの都合なのかOSの制約なのかは解りません。バグは逐一報告しているけど、まだ直してもらえてません。

もしアプリ側ではなくAndroidの制約だとすれば修正までに時間がかかるか、もしくは放置されるかも。OS Xから派生したiOSはマルチフォント表示が前提に作られているけど、Androidはどうなのだか。

国際標準規格なんてあてにならないですね。規格自体が立派でも実装が追いつかなければ標準の意味をなさないのだし。

というわけで電子書籍には一旦見切りを付けてアプリにしました。