オリジナル写真集を無料配布中

自身で撮影した水中写真を元に制作したオリジナルの写真集『FROGFISH.JP』をしばらくの間無料で配布することにしました。この写真集の存在は知っていても「無名のアマチュアの写真を買ってまでは…」という人もおられたでしょうから、この機会にダウンロードして見ていただければ幸いです。

写真集『FROGFISH.JP』

一応、iBookストアGoogle Playストア、そしてAmazon Kindleストアで配布中ですが、iBookストアかGoogle Playストアでのダウンロードをお勧めします。というのも私のKindle環境(iPadのKindleアプリ)では正常に表示できないので。その旨はAmazonに問い合わせているものの、定期的に「いまだ解決していない」というメールが届くばかり。Kindleは他にもたくさん問題を抱えているのでしょうね。

なお、この写真集の狙いは、自身で撮った写真を見てもらうだけでなく、「自分でも作ってみたい」と思ってもらうことです。次の展開に繋がることを期待して。

デジカメが普及して以来、誰でも枚数無制限に水中写真が撮れるようになったけど、撮った水中写真を発表する場はとても限られていますよね。

これが名のあるプロカメラマンなら雑誌社などの依頼を受けて報酬を約束されて撮り、メディアで発表できます。あるいは書店で売られる写真集出版の企画が持ち上がったり、個展を開くことも出来ましょう。加えて「○○カメラマンと行くニューカレドニア撮影ツアー(フォト講習付き)」なんてことも。プロらしく写真そのもの、あるいはそれを媒介にしたビジネスが成り立つわけです。

でもアマチュア(有名ではないプロも、かな)となるとblogやSNSで発表するぐらいが関の山。フォトコンに応募して入選してもその1枚が表彰されて終わり。他にも写真販売サービスに登録することぐらいはできるけど、水中写真が売れまくっているという話は聞かれません。

そこで私としては水中写真の別の楽しみを提唱しようと。写真集にまとめればWebに載せるより作品感を演出できるし、電子書籍なら印刷費や流通コストは不要です。ページ数の制限もないので文章も存分に足せ、メールアドレスやURLのリンクも埋め込めます。

もっと個人的なことを言えば、それを副業にしたいと思っています。「オリジナルの写真集を出したいけど電子書籍を作るのは苦手」という人もおられるだろうから、いくばくかの対価をもらって制作を代行させてもらえたらいいかなと。

堀江貴文さんらが言うように、これからの時代、収入源は複数持っておくべきでしょう。たとえ盤石な会社に勤めている人でも自身が病気になったり家族の介護で辞めざるを得ないなんてことは往々にして起こり得るし。そんな場合でも家にいながら稼げるのが理想ですよね。

私は本職のグラフィックデザイナーや編集者を抱えた制作会社ほどゴージャスなものは作れないけど、シンプルな電子書籍制作を比較的安価に請け負えます。電子書籍ではデータ容量や互換性の都合であまり凝ったレイアウトをしない方がいいのも好都合です。 仕上がった写真集はEPUBやPDFで納品するので、iBooksストアやGoogle Playストアで売るのもよし。あるいは、どこかのダイビングショップが「我々がガイドする海ではこんな生き物が見られますよ」的な電子書籍写真集をパンフレット代わりに制作してWebサイトで配布する目的もあり。もちろん対象は水中写真に限らず、鉄道でも風景でも街おこしの観光情報でも何でもいいわけです。本件に関心がある方は下記アドレスにメールでご連絡ください。

support@frogfish.jp

他にもこの写真集の延長としての構想はあるけど、それはまた追い追い。

iBooksで写真集を出せなくなる?

今朝、Appleから「iTunes Connect: iBooks に関するお知らせ」というメールが届きました。iBooksに書籍を出品する際の規約が更新されたとのこと。さっそく新たなガイドラインを確認してみました。

差し当たり私が気になるのは、受け付け不可な固定レイアウトEPUBの定義に以下の条項があったこと。

イラストや写真が入っていても、イラスト/写真のみのページと活字のみのページに別れている書籍

私の唯一の写真集『FROGFISH.JP』はこれに該当する気がします。この通り、見開きの左ページが写真のみのページなので。

FROGFISH.JPの表示例
FROGFISH.JPの表示例

でも今のところリジェクトになったりはしていません。次回のアップロードからは弾かれるのかな。いや、私の写真集は厳密には「写真のみのページ」と「写真とテキストが混在するページ」で構成されているので、微妙に回避できたとか?

Appleによってどれぐらい厳密に審査されるかは解らないけど、ひょっとしたら今後iBooksで写真集を配布/販売したい場合、以前よりは構成に気を使う必要が出てくるかもしれません。

大瀬崎にダンゴウオが!!

なんと大瀬崎におけるダンゴウオの目撃情報です。

大瀬崎のダンゴウオ目撃情報
大瀬崎のダンゴウオ目撃情報

そう、ご存知の人も多いだろうけど、ダンゴウオは日本中いろんな海で見られるものの、なぜか西伊豆では出ないとされてきました。月刊ダイバーのおだんごMAPからも漏れています。

よって西伊豆メインのとあるマクロ派ダイバーはそのシーズンにナマコに住み着いたコペポーダなんかを撮ってるとも聞きました。でもダンゴウオも出るなら画期的な出来事です。

冷たい海を好む魚なので温暖化の影響ってこともないだろうけど、実はその辺に卵も産んでて、来年も出没してくれるといいなぁ。
誰かが他所から連れてきて放ったんじゃないかという気がしないでもないけど…。

巨顔

川奈のダンゴウオシリーズもこれで最後かな。

川奈のダンゴウオ
川奈のダンゴウオ

体長5〜6mm、天使の輪っかがほぼ消えた個体です。

右目がもうちょっと正面に向いた瞬間に撮れれば良かったのだけど。

横向き

川奈のダンゴウオ。

川奈のダンゴウオ
川奈のダンゴウオ

特にコメントなし。要するに写真を小出しにしているだけです。

今月発売されたターゲットライトを新調してまた川奈に撮りに行きたいけど、さすがにもう天使の個体はいないかな。