バックフロートBCDの扱いが難しい

最近BCDをバックフロートタイプに変えたのですが、これが上手く扱えなくて…。「バックフロートは難しい」と聞いていたものの、確かにそうでした。

このBCDから始めた人は大して不都合も感じないのでしょうが、私の場合なまじ18年愛用してきてジャケットタイプに慣れきっていたため、感覚の違いに戸惑ってしまいます。膨らむ箇所が違うことによる水中のバランスの違いはいいとしても、給・排気による浮力がまだ上手く調整できません。

おそらくジャケットタイプとではエアーの入り方や抜け方、そして浮力に影響がでるタイミングに差があるのでしょう。また、バックフロートタイプは空気の袋が背中にあるため、BCDの膨らみ具合を両脇で把握できないのも理由の一つかも知れません。

おかげで今さらながら安全停止で水深が安定しない下手っぴダイバーに戻ってしまいました。

まあでも理屈の上ではエアーと浮力の関係は単純な話なので、もうちょっと使えば新しい感覚が身に付くとは思いますが。

安良里

この日は大瀬から車で約1時間南下して安良里。

ボートダイブですし、マクロの名所としても知られているので期待したものの、やはり透視度がせいぜい5〜6mといったところ。しかも先日の台風の際に生き物が少なからず流されてしまったそうで、お天気以外はアンラッキーなコンディショでした。

よって今回の写真はこれだけ。

アカホシカクレエビ
アカホシカクレエビ。こいつをクリアに大きく撮るのが最近の私のテーマです
ミナミハコフグ
目がハート
オルトマンワラエビ
オルトマンワラエビ

ても、確かにマクロ生物はわんさか見つかりそうな感触があったので、もっと視界がクリアなときにまた潜ってみたいものです。マクロだからこそ、仲間とはぐれないように、そこそこの透視度が必要ですよね。

大瀬崎111008

10月のダイビング第二シリーズは大瀬崎&安良里。10月10日は晴れの特異日、不思議と晴れの確率が高いので、その前後に海に行くのもよかろうと。

結果、やはり晴れだったものの湾内の透視度はせいぜい3mかそこら。何日か前に降った雨の影響か、濁りが治まらない感じでした。

もっとも私の絵作りにとって透視度3mは必要十分なのですが、1人で撮影に没頭できるわけではないので。本当は、ビギナーチームの奮闘ぶりを横目に見つつ、自由にさせてもらおうと思ってたのですが…。

てことでこの日の写真はなし。

iPhone 4Sを予約

iPhone 4Sを予約しました。SoftBankの予約サイトには長らく繋がらなかったものの、20:00過ぎ、帰りの電車の中でiPadからアクセスしたら繋がったため、その勢いで。

機種は16GBの白。実質0円。2年縛りが更新されるものの負担増なしで手持ちの3GSが4Sにアップグレードされます。

手続きを進めていて知ったのですが、送付先を訊かれたのでどうやら品物が送られてくるようです。今回はiPhone 4Sをユーザ自身がアクティベートする方法が採用されているのですね。日本未発売だった初代iPhone以来だ。まあ、iPhoneの出荷台数が激増したので、妥当な仕様でしょう。

さて、これで初期出荷分のSoftBankへの割り当て数次第では発売日に入手できるかと思います。平日なので会社宛としました。私の母艦は自宅のiMacですが、12日に公開されるiOS 5ではiCroudのデータと同期できるはず。ならば会社で届いたそばからアクティベートし、その場でPodcastを同期して、帰りの電車の中ではそれが聞かれるようになるかな。まあ、たわいもないことですが、さっそくクラウドを用いた進歩を体感できそうです。

それから日本通信はAppleの方針で締め出されたようですね。SIMフリーのiPhone 4SはGSMでのみ使えるのだそうで。

間違いだらけの水中カメラ選び

先日一緒に潜ったチーム6人の内、私を含む3人が一眼レフ水中カメラユーザでした。

1人は昔から写真を趣味にしていたらしく、ダイビング歴が約半年と浅いにも関わらず交換レンズとレンズポートを複数個持っていて、既にそれなりの楽しみ方をしているようでした。

ただし、もう1人の方はダイビング歴約10年のベテランですが単に見栄で使っているという感じです。というのも彼がNikon D300あたりのカメラに装着していたのはスームレンズ。いわゆるキットレンズのどれかだったので。

いや、そのレンズが悪いとは言いません。でも実際に撮った写真を見せてもらったところ、案の定ニザダイやらコロダイやら、そこそこのサイズの魚が青かぶりして写っていました。彼のAnthis製水中ハウジングにはINON Z-240の2灯に加えてSOLA 1200ビデオライトまで付けてあるのに。おそらく大きく映したいがためにズームを掛けたのでしょう。被写体に自分から寄ることはせずに。こうなると無残ですよね。

おまけに話しぶりを聞くと自身ではワイド写真を撮っているつもりのようですが、レンズポートはフラットタイプですし、平然とズームを掛けるのでほとんど記念撮影用も同然。早い話がコンデジでも十分な写真をわざわざ高価で巨大で重たい一眼レフのセットで撮っているわけです。ストロボ光も届いていないし…。

揚げ句の果てに、別のビギナーダイバーが「水中カメラの購入を検討したい」と言うと「最初から一眼レフで始めるといいですよ」と。私はあわてて否定せざるを得ませんでした。

 「そんなのダメダメ。一眼レフを持つなら自分が何をどんな風に撮りたいかを決めてからじゃないと。それまではコンデジの方が良い」

私も一眼レフ水中カメラを初めてまだ半年の身ですが、この点は絶対的な真理のはずです。カメラ本体はいいとしても、交換レンズやレンズポート、ギア類はけっこうな出費になりますので。ハウジングが大きくて重い分、旅行時の運搬も厄介になりますし。

一眼を使いたいか一眼を使っていることを誇示したいだけの彼はそれでいいかもしれませんが、せっかくのルーキーを下手にそそのかしてもらっては困ります。

私が考えるに、水中カメラ選びの鉄則はこうです。

  • 既に陸上で一眼(ミラーレス含む)を使い慣れている人以外はコンデジから始めるべし
  • コンデジで水中写真の経験を積んで自身の好みの傾向がはっきりしてきたら、一眼も検討してみるとよい
  • 目指す絵がコンデジでは撮れないか、一眼の方が撮りやすいのであれば、一眼の導入に踏み切るべし

大ざっぱに言うと、マニュアルフォーカスを必要とする厳密なマクロ撮影か、ドームポートを付けて広範囲を映し込みたい広角・超広角写真に行き着くのでなければコンデジで頑張った方が良いような気がします。