イー・モバイルのLTEエリアになったけど…

昨日、小田急線の新百合ヶ丘駅近辺がイー・モバイルのLTEエリアに入りました。

イー・モバイルのエリア情報を見ると自宅もエリア内に変わっています。ということで帰宅してスピードチェック。

変わりませんね。金曜日の夜で下り7.5MB程度。「あれっ?」と思いルーターの液晶表示を見ると「3G」のまま。私の自宅は圏内でありながら取り残されたようです。

イー・モバイルルーターの液晶

まあ、ありがちな話。人口カバー率ってやつは確か「役場で電波が入れば、その役場の管轄エリアを総取り的にカバーと見なしていい」というものだったはず。

イー・モバイルLTEの人口カバー率

もっとも常時4MBも出ていれば通常のWeb閲覧には十分すぎるものの、OSのアップデータやPodcastのダウンロードには速い方が快適なのですよね。

さて、この先自宅でLTEが有効になる可能性があるのかどうか。もはやLTE対応地域扱いなので、拡充途上の地域よりも対処の優先度は下がるのではないかと。だとすると残念だ。


さきほどルーターを再起動するとLTEと表示されました。私の自宅も届いたようです。でも速度は下り1〜2MB。それまでの3Gよりもはるかに劣ります。ひょっとして安定運用できるようになるまでチューニングに時間が必要なのかな。

クローズアップレンズを見分けやすくしてみた

私は水中カメラセットとともにINONのクローズアップレンズUCL-330とUCL-165M67を1個ずつ携えて潜ります。

たいていはハウジングのレンズポートにUCL-330(低倍率の方)を、フロートアームに付けたレンズホルダーにUCL-165M67を装着してエントリし、必要に応じて付け替えるわけです。20mmかそこらの生物をどアップに写すためには必須のアイテムなので、私の作品作りの生命線とも言えましょう。

スイートジェリーミドリガイに似たウミウシ
スイートジェリーミドリガイに似たウミウシ。 UCL-165M67を使うと小さな生き物が巨大なウルトラ怪獣のように映ります

ただし、困ったことにUCL-330とUCL-165M67は同じ形状なので一見して見分けがつきません。いや、よく見ると型番が書かれたペイントの位置が違うし、レンズ面を覗き込めば明らかに拡大率が違うのですが、ぱっと見では同じ外観なわけです。

また、最初の内は、どちらを付けてどちらをレンズホルダーに収めているかも把握できていますが、撮影が佳境に入ってUCL-330とUCL-165M67を何度が付け替えたり、ホルダーに戻す暇も惜しんで(ねじ込み式なので数秒掛かってしまう)砂地に置いたり、手のひらに抱え持ったりすると、どちらを使っているのか記憶が怪しくなってきます。

そこで簡単に見分けられるように工作してみました。 まずは100均のキャン・ドゥで以下のシールを購入。

株式会社スガタのウレタン樹脂シール
もちろんどちらも100円商品です

そして以下のように貼り付けました。下段の文字がシールです。

シール貼り付け済みのレンズ
特に白い方は歪んじゃったけどまあいいや。見栄えではなく実用性重視

水中では白い字が見えたらUCL-330、赤い字が見えたらUCL-165M67。手で触って文字数が多ければUCL-330、少なければUCL-165M67です。リゾートの海がメインの私はグローブを着用しないので、点字のように指で触れれば見なくても把握できます。

そう、このシールの利点はエンボス化工されていて触った感触があること。しかも意外に接着力が強く、海中に持ち込んでもなかなか剥がれません。というか陸上でも貼り直しが難しいぐらいにくっつきます。そのため私はマスクやシュノーケル、水中ハウジングなどにもこのシールで名前を書いています。私の中で密かなヒット商品です。ダイビングショップでも仕入れるといいかも。

ePubの不適切な使われ方

今月、ONE PIECEの第67巻が発売されました。発売日に買ってその日のセブ行きの飛行機内で読んだ私の感想は「また話を広げるのかよ」。果たして「JOKER」とは誰なのか。海軍もしくは政府に相当強い権力を行使できる人物だから、既出なら赤犬か五老星か、それともやっぱり新キャラなのか…。

何年後かのクライマックスに向けて何度か山を作らなきゃならんのでしょうが、もう作品長すぎ。そろそろ脱落しかけてます。


さて、今回はePubの話。電子書籍の標準規格のあれです。

ONE PIECE電子書籍のバナーONE PIECEには電子書籍版もあります。購入・閲覧環境の一つはYahoo!ブックストア、もう一つはBookLive。BookLiveの方はコンテンツのコンテナ(フォーマット)にePubを採用しています。ひょっとしたらYahoo!ブックストアもそうなのかな。

ただし、いずれも専用ビューワーで表示する仕様。そのアプリの挙動が怪しいからといってiBooksやStanzaなど思い思いのePubビューワーで読めたりはしません。

また、個々のコンテンツは容易には取り出せないようになっています。仮に取り出せてもガッチガチのDRMが掛かっているはず。当然ですよね。誰かが鍵を外してコピー版のePubが大量に出回ろうものなら、その販売業者は莫大な額の損害賠償訴訟を喰らいかねないので。「世は大海賊版時代。ONE PIECEだけに」ってわけにはいきません。

でも、この使われ方だとePubと言いつつも独自フォーマットと何ら変わりありません。ePub最大のセールスポイントである普遍性(プラットホームをまたいで好きなePubビューワーで読める)は一切享受できないのだから。

いや、専用ビューワーを作る方にはDRM以外のデータフォーマットを自分で考える必要がないというメリットがあります。でもそれはあくまでも作り手、提供者側の都合にすぎません。

ユーザーにePubとしての有益性を提供できないのであれば、たとえコンテンツの構造がePubの規格に則って作られていてもePubとうたうのは不適切。というか半ば悪質だと思います。標準規格を名乗ってさも永続性が保障されるかのように見せかけておきながら、ある日業者がサービスを停止しようものならユーザー認証が通らず、以後は一切読めなくなるわけで。

よって本来ならIDPF(ePubの所管団体)はePubとうたうための条件を明確に規定すべきですね。例えば以下の条件を満たしている場合のみePubと表記していいとか。

  • 特定のデバイス、ビューワー、サービスに依存しない

・少なくとも資本関係がない機関が提供する複数種類のビューワーで閲覧できること

・ユーザーがどのePubビューワーで読むかを選択できること 

つまり、中身がePub準拠であっても独自のDRMや囲い込みをした時点でePubと表記する権利を失うような。じゃないと将来に禍根を残すことになりそうです。 もちろんePubを独自拡張してePubとうたわずに展開するのはOK。Appleは実際にそうしていますし。

水中撮影でフロートの効果は絶大

先月のリロアンでは怪我をして潜れなかったものの、講習用の海水プールで水中カメラセットの浮力を確認できました。あらかじめプールの中で仲間に受け止めてもらうよう頼んでおいて、中華フロート3個(以前より900gの浮力アップ)を付けたカメラセットから手を放すと勢いよく沈んでいきます。私はそんなカメラセットで片手撮りをしていたのか…。そりゃ肘も痛めるわけだ。

ビニー ABS製 水中A型フロート(底曳)新宿の水中カメラ専門店アンサーでは追加の中華フロートを貰えますが、そうやって数を増やすとかさばるので、代わりにこちらのMサイズ2個を取り寄せてもらい購入しました。2個で4,000円。世話になっているお店なので微力ながらたまには売り上げにも貢献しないとね。

これで+1.2kg、INONのフロートアーム M×2本と合わせて計1,470gの浮力が得られます。直径11cmの球体二つなので水中でもスーツケース内でもさほどかさばりません。浮力的にはLサイズ1個でもよかったのですが、直径が14cmありスーツケースに入れるには厳しそうだったのでパス。

そして今月のマクタンではこの構成でぶっつけ本番の撮影に臨みました。浮力具合は手を放すとゆっくり沈む感じ。理想的ですね。変に中性浮力を目指すとカメラを水底に仮置きした際(カエルアンコウにBCDに潜り込まれて脱着する羽目になった場合など)に流されかねないので、やや重いぐらいがベストです。

ちなみに不要になった中華フロートは別の人に譲るべく返却しておいたので、もしカメラセットの水中重量を軽くしたいなら新宿西口のアンサーで貰ってくるといいですよ。早い者勝ちです。漂着物の再利用なので次の入荷の目処もないし。

さて、水中カメラが軽いと、たとえばうねりがあるときに左手で岩を掴んで体を固定し、右手だけで撮影できます。しかも長時間OK。手振れ防止にも有効です。さすがにマニュアルフォーカスは使えませんが。

トゲツノメエビ
うねりの中で片手撮りしたトゲツノメエビ

ならば壁面から横向きに生えたシーファンのピグミーシーホースの片手撮りも楽になります。同じく、ムチカラマツに住むエビ類やガラスハゼを撮る時は左手でムチカラマツを摘んで固定できるし、ダンゴウオの場合も海藻を左手で摘めば撮りやすくなるはずです。

私はそこそこパワフルなため無関心でしたが、水中写真の腕前を向上させる重要なポイントの一つがカメラセットの水中重量だということに今さらながら気づきました。マクロ撮影の場合、両手が使えないことも多いですしね。

私の水中カメラセットもようやく完成に近づいたようです。

英語留学ならセブがお勧め

ダイビング仲間の一人がフィジーに英語留学に行っています。

フィジーといえば私が長年憧れている食材「バロロ」が獲れる国。バロロは珊瑚の産卵のように、一年の特定の時期(確か10月末前後)にだけ海底からわき出てくる珍味。島の漁師総出でボートを出し、シラスウナギのようなそれを大騒ぎしながら捕獲してその場で食べるのだとか。

日本人としては、白米のご飯を持参して獲れ獲れのバロロを乗っけて醤油をかけて食べるると絶品だそうな。自然相手なので短期の滞在だと難しそうだけど、いつか食ってみたいものです。


さて、フィジーへの語学留学ですが、私はあんまり良い評判を聞きません。何でもホームステイの場合、ホストファミリーによって生活環境に当たり外れが大きいのだそうな。当たればいいものの、当たらなければ一ヶ月かそこらでギブアップして帰国なんてケースが多々あるのだと。

例えばインド系フィジー人の家にホームステイすると、昼間に長々とティータイムを取る習慣があるため夕食が22時~になるそうです。たとえ順応できても太りそう…。

他にも出される食事が連日お芋さんだけ(現地だとタロ芋かな。味ないよね)ってことすらあるそうで。どうやら語学学校から謝金が出るため貧しい家庭ほど留学生を受け入れたがるという事情がそうさせているようです。フィジー自体はのんびりとした良い国らしいのですがね。

セブで語学留学という具合でフィージーからは散々な思いで帰ってくる人が少なくないと聞くので、私が代わりの留学先としてお勧めするのがセブ。近年、画面越しに会話するバーチャル英会話レッスンの接続先はたいていフィリピンだとも聞きますし。

セブの英会話学校、安いところでは学費・合宿費(相部屋だけど)込みで一ヶ月$1,000なんてところもあるそうです。まあ、相場は12〜17万円ってとこらしいですね。ホームステイにこだわらなければそういう短期留学もいいのではないかと。セブなら日本から近く、望めば都会的な生活もできますしね。

ああ、私もそうしたいものです。もう少し英会話能力を鍛えておけば世界中のどこに潜りに行っても不自由が減るので。

他にも、将来仕事をリタイヤした後、少ない蓄えで暮らすために物価が安い途上国に移住、適応するってのも有効です。今どきWebでもって日本の事情もほぼリアルタイムに把握できるし。

まあ、そうじゃなくとも春の花粉症がなく、夏は東京より涼しく、冬も冷え込まないフィリピンに住むってのは魅力的なので、来年の花粉症シーズンに短期留学を考えてみようかな。ほんでもって週末ごとに潜りに行くと。