危険生物

私の中で海で特に警戒すべき生物の2番目がこいつ、モンハナシャコ。

モンハナシャコ

ちなみに1番はゴマモンガラ。何しろ凶暴かつ執拗だから。

3番はミノカサゴです。ミノカサゴ、岩場で写真を撮っている時に、ふと見るとそばにいたりするのですよね。しかももう少しで毒のヒレが触れそうって位置に。追い払おうにもなかなか逃げないし。

ミノカサゴ

もちろんイモガイやオニヒトデやらは殿堂入りクラスなのでランキングから除外してあります。

で、モンハナシャコ。鋭い牙や毒があるわけでもなく一見無害。たいていは巣穴に半身を隠しているし、襲いかかっても来ません。でも、だからといって接写を狙うと強烈な打脚の一撃を喰らうわけです。ハンマーを繰り出すかのようなシャコパンチは水槽のガラスやアクリル板を割るほどの威力があると言われています。だったら水中カメラのレンズポートにもヒビぐらい入り兼ねないですよね。

どアップを狙って不用意に近づいたらクローズアップレンズなりハウジングのレンズポートを割られ、ヘタすると水中ハウジングとカメラが水没ってことに。やっぱり危険だ。

eチケット

航空券のeチケットって味気ないですよね。そして頼りないですよね。適当なプリントなのに、ちゃんと飛行機乗れるのかと。もちろん乗れるのですが。

まあ、よく見かける紙っぺらはeチケットの控えというか発行のお知らせみたいなもの。eチケット自体は各航空会社のシステム内に記録として存在しているわけです。

だから、チケット番号と名前、最悪名前だけ(同姓同名を見分ける情報は必要だとしても)でも解れば照合できるはず。紙っぺらは無くしても何とかなるんじゃないかと。

でも、元来小心者の私なんかは外国のチェックインカウンターで「もっと正式な書面を提示せい」なんて言われたらどうしようなどと考えてしまいます。

せめて冒頭に「eチケットの控え」なんてデカデカと書いてくれると良いのですが(旅行社から貰う控えには、それっぽいロゴや文面が入っていたりしますよね)。

eチケットの控え
先日の旅のeチケット情報はメールで届いた簡素なテキストのみ

星空のワラエビ

ホシゾラワラエビ。

ホシゾラワラエビ1

かつては単にムギワラエビ、あるいはオルトマンワラエビと混同されていたものの、最近になって標準和名がホシゾラワラエビに変わったそうです。

ホシゾラワラエビ2

今回は奥まったところにいたのでフラッシュ光が十分届かず発色がいまいち。次回は赤々とした姿を撮りたいものです。

ブルーコーラルはブルーコーラルにあらず

セブ・マクタン島のマリバゴ地区に新しいリゾートホテルが建ちかけていました。ビーチ沿いではないもののスパなんかを充実させるそうで。ホテル名は「ブルーコーラル」だそうな。

ブルーコーラルと聞いてピンとくる人はセブ通ダイバー。同じくマリバゴ地区にあるセブ・ホワイトサンズというホテル内のダイビングショップがブルーコーラルなので。池袋のマリンダイビングフェアに毎年ブースを構える名店ですね。

ブルーコーラルの看板

で、ダイビングショップのブルーコーラルとホテルのブルーコーラルの関係はというと、これが無関係なのだと。名前をパクられた形です。よりによってご近所のダイビングショップからパクるとは。いや、老舗の名前だからあえてそうしたのかな…。

マリバゴ地区の地図
下の赤丸の場所のマーケットを潰してリゾートホテルを建てているとのこと

ホテルの完成とオープンは来年以降でしょうかね。ややこしくなるなぁ。ま、頼んだ運転手が行き先を間違えても直線距離にして約500mのご近所だけど。最初のうちはホワイトサンズホテルの中に案内されそう。

カエルアンコウにはご注意

海底の岩やカイメン、漁網なんかに同化して動かないカエルアンコウなら大丈夫ですが、岩陰に潜んでいるベニカエルアンコウの類いには要注意。

ほじほじ君などでつっついてちょっと出てきてもらい写真撮影に興じていると、連中は決まって私の顔に向かって泳いで来ます。せっかくだからとじっと見ていると、そのままBCDの隙間に逃げ込むのですよね。首とか脇とか。

カエルアンコウ1
私のBCDに潜り込んだ個体

しかたなく海底でBCD脱着。おそらく20年ぶり、最初のライセンスを取った時以来だ。

カエルアンコウ2
この個体も向かってきたなぁ。人間を捕獲者だとは思ってないのだろうか?

カエルアンコウが顔めがけて飛んで(?)きたら、自分が避けるか捕まえて戻すかしないと面倒なことになります。ヘタすると船の上や陸に持ち帰ってしまうし。