私の中で海で特に警戒すべき生物の2番目がこいつ、モンハナシャコ。
ちなみに1番はゴマモンガラ。何しろ凶暴かつ執拗だから。
3番はミノカサゴです。ミノカサゴ、岩場で写真を撮っている時に、ふと見るとそばにいたりするのですよね。しかももう少しで毒のヒレが触れそうって位置に。追い払おうにもなかなか逃げないし。
もちろんイモガイやオニヒトデやらは殿堂入りクラスなのでランキングから除外してあります。
で、モンハナシャコ。鋭い牙や毒があるわけでもなく一見無害。たいていは巣穴に半身を隠しているし、襲いかかっても来ません。でも、だからといって接写を狙うと強烈な打脚の一撃を喰らうわけです。ハンマーを繰り出すかのようなシャコパンチは水槽のガラスやアクリル板を割るほどの威力があると言われています。だったら水中カメラのレンズポートにもヒビぐらい入り兼ねないですよね。
どアップを狙って不用意に近づいたらクローズアップレンズなりハウジングのレンズポートを割られ、ヘタすると水中ハウジングとカメラが水没ってことに。やっぱり危険だ。