リゾートホテル評(パレイシアホテルパラオ編)

早いもので一週間後は2月ですね。古くから2月がパラオのベストシーズンと言われてきました。「近年は必ずしも2月がベストではない」という説もありますが、乾季まっただ中のハイシーズンであることには違いありません。今年も仲間の何人かがパラオツアーに参加します。ちょうど大潮に当たるのでブルーコーナーの棚上は時に激流かもしれませんが、ライセンス取り立てほやほやのメンバーはいないらしいので、きっと楽しめるでしょう。

ということでパラオのホテルの思い出を。私が最後にパラオに行ったのは一昨年の2月。利用したダイビングサービスはパラオスポート。

クルーズ船に乗るのは二日目からなので到着日は陸のホテルに宿泊。貧乏性の私には安価な定番のウエストプラザ系ホテルでも十分なのですが、楽天トラベルを通すとさほど値段が変わらなかったので格上のパレイシアホテルの一番安い部屋を予約しておきました。

オウムガイのオブジェ
名物のオウムガイの巨大オブジェ

さて当日チェックインし、通された部屋は何とエグゼクティブスイート。自分でもすっかり忘れていたものの、翌日が誕生日だったのでホテル側が特別に取り計らってくれたようです。 部屋の中はこんな感じ。

エグゼクティブスイートの室内
イスがたくさん
エグゼクティブスイートのミニカウンター
ミニキッチンとカウンター
エグゼクティブスイートのトイレ1/2
トイレ1
エグゼクティブスイートのトイレ2/2
トイレ2
エグゼクティブスイートのジェットバス
ジェットバス
エグゼクティブスイートのベッド
キングサイズベッドとバスローブ

こんなにリッチな部屋に泊まっていながら、翌朝6時過ぎにはピックアップだったので、朝食にもありつけずにチェックアウト。一泊$550の部屋に一人で素泊まりとは何とももったいない話です。まあ、連泊ならエグゼクティブスイートには泊まれなかったかもしれませんが、多分ひとつ下のクラスのジュニアスイートでも私は感激してたでしょう。こんなぜいたくは後にも先にもこれ限りだろうな。いや、また誕生日絡みで行けばいいのか。

タウンビュー
タウンビューの部屋でも上の方の階ならベランダから海が見えますね

なお、帰国日前日も空港に向かうまでの待機に同じくパレイシアホテルを利用したのですが、この時はさすがに普通の部屋でした。

インドネシアを攻めようと思うが

ガルーダ・インドネシア航空のバナー

マレーシア航空の羽田⇔コタキナバル便はあと一週間でなくなっちゃいますが、入れ替わりに4月28日からガルーダ・インドネシア航空の羽田⇔デンパサール(バリ)便が就航するそうな。飛行機好きの仲間が教えてくれました。

フライトはこんな感じ。

 
羽田→デンパサール 01:00 07:00
デンパサール→羽田 15:30 23:30

うん、これなら2泊4日で3日潜れるパターンとか、休暇が1日分お得なツアーが組めそう。私はバリ島の海にはあまりいい思い出がないので、有名なマンボウ&マンタポイントのヌサペニダを狙うのがいいかな。マクロも充実していそうだし、バリ方面には年間を通じて台風も来ないはずなのでプランも立てやすかろうと。

ならば、ならば私の悲願のレンベがさらに近くなるかも。初日のデンパサール→メナドと帰国日の逆区間の時間さえ合えば…。

ということで期待を持って調べてみたら、ガルーダ・インドネシア航空でメナドに行くにはジャカルタを経由する必要があるようです。

 
デンパサール→ジャカルタ 14:20/15:50 15:05/16:35
ジャカルタ→メナド 18:35 22:55

どうにもその日の内にリゾートに着けそうにない24時間コース。しかもデンパサールでトランジットに7〜8時間。厳しいなぁ。その間、バリ島を観光すればいい気もするけど…。

ちなみに復路はこう。

 
メナド→ジャカルタ 06:20 08:25
ジャカルタ→デンパサール 10:00 12:45

これに乗るには現地リゾートを4:00前には出なければなりません。最終日前夜はメナド空港近辺に泊まるべきでしょうね。そうすればホテルを5:00出発。

なお、ガルーダ・インドネシア航空ではなくLCCのライオン・エアにはデンパサール→メナドの直行便がありました。

 
デンパサール→メナド 18:20 22:00
メナド→デンパサール 06:45 10:30

往路は丸半日観光になりますね。ま、それもいいかも。復路の5時間をどう過ごすかも問題だけど。

せっかくなんでガルーダ・インドネシア航空のみを使うとして、例えば4泊6日(実質5日間)だとこんなツアーが組めそうです。

  • 1日目:夜、羽田に集合
  • 2日目:羽田→デンパサール、バリ観光、デンパサール→メナド、陸路でレンベへ。レンベ泊
  • 3日目:終日ダイビング、レンベ泊
  • 4日目:終日ダイビング、レンベ泊
  • 5日目:AMダイビング、PM陸路でメナドへ。メナド泊
  • 6日目:メナド→ジャカルタ、ジャカルタ→デンパサール、デンパサール→羽田

どうも復路の1区間が余計だなぁ。

現行のマレーシア航空の羽田⇔コタキナバル便のあの絶妙なスケジュールのように、ガルーダ・インドネシア航空が08:30発のデンパサール→メナド便と13:30着のメナド→デンパサール便を作ってくれると最高なのですが。曜日限定でも良いし。でも、やっぱ無理でしょうかね。メナド&レンベはシパダン&マブール&マタキング&ポンポンなんかに比べたらマイナーなんだろうし…。

ま、4月以降のフライト情報が出たら、また調べて見ようと思います。でも、メナド・レンベに行くんならオーソドックスなシンガポール経由の方が無難かな。

レンベは意外に近いかも

今月いっぱいでマレーシア航空の羽田⇔コタキナバル便が運休になるため、もし東京近郊からシパダン方面に行くとなるとクアラルンプールかシンガポールを経由することになります。

シンガポール経由の場合、曜日によっては時間のロスも多く(トランジットに約6時間とか…)、リゾート滞在日数も減るため、かなり気合いを入れないと行きづらくなりました。せめて成田からのコタキナバル便が復活するまでは私は行かれないかも。残念です。

でも意識を切り替えれば良いことも。これまでは遠い印象だったレンベ行きが現実的に思えてきたので。

シパダンの各リゾートに行くには成田/羽田→クアラルンプール/シンガポール→コタキナバル→タワウと飛行機を3便乗り継ぎ、さらに陸路とスピードボートで2時間ほど移動しなければなりません。

一方、レンベだと飛行機が成田/羽田→ジャカルタ/デンパサール/シンガポール→メナド。それから陸路とボートで約80分。便や経由地によって所要時間は違うものの空路が一区間少なく、移動の面では、もはやシパダン方面よりも楽に行かれる感じです。

もしレンベに行くのなら私は強引にでも休暇を取ります。ならば残す課題は連れ。一人で行くと1万円/日ぐらでツアー代が上がるので。とは言えレンベはおよそ南国リゾートには似つかわしくない大瀬崎の湾内みたいな砂地が広がる海らしいです。ダイナミックなドロップオフや大物なんかまったく期待できないんじゃないかな。誰が来てくれるだろう…。

それでもレア生物の宝庫ですし、何といっても「世界中のカエルアンコウのキャピタル」なんで。陸のリゾートも素晴らしいらしいので一度は行く価値はあると思うのですが。

セブのカエルアンコウ
こちらはセブのカエルアンコウ

ただし、6日間のツアーでも燃油代込で20万円は超えそう。以前よりも近くなったように思えたけど、価格面でのハードルはちょい高めだなぁ。まあシパダンでも来月からはそれぐらいか、もっとしてしまうけど。

パラオのパーミットの値上げが決まったそうで

昨年末、パラオのコロール市議会で法案が可決したパーミットの値上げですが、ふと気になって調べたところ、1月4日付けでおふれが出ていました。6月1日から施行だそうで。無難にハイシーズン後ですね。

ロックアイランド・パーミットが$25→$50。倍増ですが額にして2,000円かそこらのUP。現地のスーパーで買う缶ビール換算で8リットルぐらいと考えると何だかガッカリな気もしますが、燃油代の動向では消し飛んでしまう額です。それに6日間のダイビングツアーなら最終日のアクティビティも含めて1日あたり約1,000円。まだ許せるかと。

でも、もう一つのジェリーフィッシュレイク・パーミットは$35→$100。いきなり3倍だし、毎日クラゲを見に行く人なんていないだろうし、湖までの山の登り下りを入れても一時間かそこらに約8,000円は高いよなぁ。

なお、パラオからの帰国前日はアクティビティツアーに参加するのが一般的。「シュノーケリング&ミルキーウェイ&シーカヤック&ジェリーフィッシュレイク」のツアーなんかが人気ですが、ジェリーフィッシュレイク抜きのコースも選択も可能だったかと。どちらに申し込んでも同じボートで各地を回るので、希望者がジェリーフィッシュレイクに行っている間は近くのシュノーケリングポイントで時間をつぶすことになります。シュノーケリングが二回になりますが、私はこちらの方が好きでした。無数にいるミカンを剥いたような感じのタコクラゲは最初こそもの珍しいけど、すぐに飽きてくるし。

プレフリからの年賀状

沖縄、那覇のダイビングショップ、プレフリから年賀状が届きました。数年前に利用して以来ご無沙汰なのに、ありがたいことです。昨年は店舗を移転したのでしたっけ。

ご存知の通り、プレフリは沖縄で最も逞しいショップ。いや、世界でかも。海が荒れようとも最後の最後まで諦めず、荒波の中でも果敢に船を出すことで有名です。そういうスタンスなので、一応「ビギナーお断り」の方針を取っていますが、まれに旅行社経由でライセンス取り立ての人が乗り込むことがあって、えらい目に遭うのだとか。

私が利用したときは、ゲストの誰かがダイビングボートの2階でボストンテリアのアリスと遊んであげるのが決まりでした。アリスがヒモ付きのトトロの縫いぐるみをくわえて近寄ってくるので、それを振り回すのが役目です。かなり強引にぶん回しても、アリスは食いついたままでした。

プレフリかぁ。懐かしいのですが今の私は完全なマクロ派ダイバー。海中を長距離移動するダイビングが大嫌い。季節限定の粟国島のギンガメアジのトルネードやら中層の景色にも関心はなく、逆に根っこ一ヶ所に1時間へばりついていたい方です。ちょっともうスタイルが合わないですね。

ああ、でもダイナミックでアグレッシブなダイビングが好きな人にはぜひともお勧めしたいダイビングショップです。