レアなハゼ

先日のセブ・マクタンの収穫はまだまだあります。

レイドシュリンプゴビー

「レイドシュリンプゴビー」という名前のレアなハゼです。私はまだ2回しか見た事がありません。体長は40mmぐらいだったかと。

個体を認識したら例によって遠巻きに頭の方に回り込み、その後はほふく前進でじわじわとにじり寄って撮影。ハゼ撮りの基本ですね。私もこの技は得意なのですが、加減が解らずついつい寄りすぎてしまいます。どうも今回も微妙に近寄り過ぎたようで、この他のショットはいまいちくっきりしない写真になっていました。

また遇うことがあれば、次は図鑑写真風に真横から撮ろうかな。全身を写してみたいんで。

リトル・マンダリン

12月10日をもって今年は潜り納め。来年は3月ぐらいから再開できればいいかな。機材をオーバーホールに出して、底をついたダイビング貯金を回復させないと。

てなわけでしばらくはストック写真を小出しにしていこうと思います。 今回のセブ・マクタン行きの目当てはもちろんピグミーシーホースだったわけですが、他にも収穫がたくさんありました。中でも印象的なのがMandarin fish、ニシキテグリです。

まずはこの写真から。

ニシキテグリの幼魚

多くの人が思っているニシキテグリの印象とは少し違うかもしれません。なんと言うか寸足らずじゃないかと。そう、これ体長25mmぐらいの幼魚です。

別ポーズ。

ニシキテグリの幼魚1-2

そしてこちら。

ニシキテグリの幼魚2-1
ピントが1〜2mmぐらい後ろにいってるなあ…

さらに小さくて体長15mmぐらいの個体。

ニシキテグリの幼魚2-2

頭が大きくオタマジャクシみたいな体形だし、まだ色彩が未発達ですね。

ピグミーシーホースフィーバー

二日目の一本目もピグミーシーホースのポイントをリクエスト。昨日、顔をしっかり撮れてなかったのが心残りで。

エントリ後またしてもシーファンに直行。ろくな足場がなく、陸上で7kg超のカメラで片手取りになるためマニュアルフォーカスが使えないばかりか、次第に右手がこわばって狙ったピグミーがなかなか画角の真ん中にきません。

それでもダイブコンピュータの残り時間ギリギリまで粘って撮った大量の写真の中から力作を2枚。

ピグミーシーホース(横顔)
ピグミーシーホース(横顔) うん、私としてはまずまずの出来栄え。 欲を言えば尻尾まで映ってたらもっと良かったのですが…

それからご近所の別個体。

ピグミーシーホース(逆立ち)
逆立ち状態を活かして縦長にトリミングしてみました。 こうしてみると巨大なピグミーがいたのかと思ってしまいますが、もちろんせいぜい15mmかそこらです

いやぁ、二日連続で団地を独り占めしただけあって昨日よりも進歩した写真が撮れました。

ピグミー団地

セブ、マクタン島海域でのダイビング。5ヶ月ぶりのホームです。

この日1ダイブ目のお目当てはピグミーシーホース、Hippocampus bargibanti。おなじみのピンクのイボイボのやつ。事前にとあるポイントのとある1枚のシーファンに8匹のピグミーが住み着いていると聞いていたもので。ちなみにその場所はここには書けません。殺到されては拙いので、ごくごく限られたショップしか知らない秘密になっています。

ボートからエントリ後はもちろんその場所に直行。確かにいました。目のいいフィリピン人ガイドは8匹認識できるそうですが私は4~5匹どまり。それでもピグミーの住み着き率からすればこのシーファンは団地状態。

もちろん写真を撮りまくります。なにしろ生息水深が深くて、いられる時間が限られるので。

あいにく顔がよく見える個体は見つけられなかったのですが、こんな感じ。

ピグミーシーホース(一固体目)
一固体目。頭んとこのフサフサが邪魔だけど、肉眼じゃそんなとこまでは見えてなかった…
ピグミーシーホース(二固体目)
ピグミーシーホース(二固体目) 二固体目の背中。尻尾にピントが行っちゃった
ピグミーシーホース(三固体目)
三固体目の背中。なかなか顔をみせてくれません
ピグミーシーホース(四固体目)
四固体目もやっぱり向こう向き

1人でセブのツアーに参加するとホテル代が上がってしまうのですが、こんなときは1人で行って良かったと思いますね。ピグミー団地を独り占めなんて、そうそうあることじゃないので。

Go back home

私のダイビングのホームグラウンドはセブのマクタン島。近隣の海は大物らしい大物がいない替わりにマクロ生物がたっぷり。そして完全マクロ指向の馴染みのダイビングショップがあり、私が何かを見つけて写真を撮っているそばから「さっさと来い」とばかりに呼びつけて次の被写体を見せてくれます。そのホームの海にも7月に行ったきりでご無沙汰しています。先日はとあるポイントのシーファン(ウミウチワ)にピグミーシーホースが8匹付いていると教えてもらったのですが…。

さて、今週の月曜日の朝出社したところ12/8(木)に予定されていた打ち合わせを延期するメールが届いていたので、それならばと急きょマクタンに潜りに行くことにしました。

年内は今週末がツアー価格が上がらない最後のタイミングだし、せっかくなので木曜日出発のツアーを物色。ただし、前回利用したてるみくらぶはすでにツアーを締め切っていました。訊くと同社は1週間前がリミットだそうで。タイアップらしいお土産のカタログやら、あれこれ書類を送ってきますしね。最終書類はポストに投函してくれないタイプなので受け取りが厄介なんだよな…。

次にIACEトラベルに打診。すると12/6(火)の15:00までに申し込めば12/8(木)〜のツアーにも参加可能とのこと。さすがだ。おまけに、てるみくらぶの類似ツアーよりも3,500円ぐらい安かったし。もちろんeチケットはメールで受け取り自分でプリントすることになります。

直前に言い出して木曜と金曜を休むことになりますが、ちょうど年末に休日出勤になりそうなので振り替え的に休暇をもらえました。

そんな感じなので今回は連れのいない一人旅です。ま、慣れてるけど。

それにしても出発三日前に思い立って二日前に申し込んで海外ツアーに参加できるもんなんですね。まあ航空券とホテルを別々に取って行ってもいいのですが、それだと航空券だけでツアーと同じぐらいの金額になってしまうので。もちろんフィリピンには相当に安い宿もあることはあるけど、設備面や送迎の手配などの都合もあるのでツアーで行く方が楽です。

てなわけで、ちょっくらフィリピンに行ってきます。