それでいいのかアメリカ?

ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領選挙に勝ちました。下馬評ではヒラリー・クリントン氏が優勢だったのでトランプ勝利を言い当てた人は勝ち誇っているけど、所詮は二択だもんな。

で、「トランプ氏の毒舌はあくまでも選挙戦略で、当選したら豹変するから大丈夫」なんて言う向きもあったけど、問題はそこでないですよね。彼自身は真っ当な路線に切り替えられるとしても、彼の言動に煽られて熱狂した半分の有権者たち、特に今のアメリカ社会に不満を持つ層は移民やら宗教に関して焚きつけられてしまったのだから、要らぬ火種を植え付けてしまいました。

格差が広がり暮らし向きが悪くなっていると感じる人たちが変化を望んだのは解らなくもないけど、人間生きていれば思想や価値観の違う他者と何かしら折り合いをつけながらやっていく必要があるもの。トランプ氏のこの勝利は禁じ手によるものだったと思えてなりません。これがきっかけでテロや暴動の多発などの治安問題に発展しなければと願うばかりです。

それにしても一介の実業家がいきなり世界最強国の元首になるのは有史以来初めての出来事ではなかろうか。2200年前の秦の呂不韋にしても、相国と呼ばれる関白みたいな権力者止まりだったわけだし。これをアメリカン・ドリームといえばそうかも知れないけど、私の感想は「何だ、アメリカもフィリピンと変わんないな」です。本当にこれでいいんでしょうかね?

blog更新できず

自宅のフレッツ光のサービスが止められたためblogの更新ができないでいます。この投稿はiPhoneから。でもこの方法はあまりやりたくないのですよね。画像を加工して貼るのが面倒だし、パソコンのキーボード入力にくらべて長い文章を打ちづらいから。カット&ペーストによる推敲もやりづらいし。

で、止められた原因は料金の未納だそうな。何でもフレッツ光とひかりTVの料金は合算の上でクレジットカード払いにしてあったはずなのに、ある時から何らかの理由で解除され、以後は請求書払いになってたそうな。

入会から半年あまりネットもひかりTVも順調に使えていたので私としてはカードで毎月しっかり払っているものだとばかり思っていて気にもとめてなかったけど、どうやら途中から未納になってたようで。こんな脅し文句の入ったSMSが届き、サービスが止められてからただならぬ事態だと知った次第です。


でも詳細は解らないのでサポートセンターに尋ねたら、「4月分20,694円」という請求がきました。今さら4月分の請求が来るのも謎だし、2万円の支払いなんて心当たりがありません。K’sデンキのキャンペーンに申し込んだので、ひかりTVの料金は月額900円のはずです。何かの合算なのかも知れないけど、内訳は書かれていませんでした。

かと思うと次のメールには「4月分1,620円」とありました。900円にプラスしてプロバイダ料金でも発生しているのでしょうかね。ちなみに前のメールはNTTぷららから、後のメールはひかりTVからのもの。いずれにせよ未納料金の全容を教えてもらわないことには払うのものも払えません。自分のクレジットカードの履歴を見れば払っていなかったことは解るだろうけど、向こうの請求額の妥当性までは解らないし。

よってその旨を問い合わせたものの、確かな情報を得られないまま週末を挟んでしまったので返答は月曜日か火曜日になるのでしょう。

それを待ってから残金を支払いうので、ネット接続が再開されるのはもっと後になりそう。このblogももうしばらく更新できないかも知れません。

でも一つ解ったのは、NTTぷららという会社のお粗末さ。どうにも杓子定規というか、肝心なことが抜けているというか。おおかたNTT譲りのお役所体質が染みついているのでしょう。それでいて私がまるで料金を踏み倒そうとしている犯罪者であるかのように脅してくるという。

そんなわけなので、おそらくひかりTVは遠からず淘汰される運命にあると思います。サービスの内容やサポート体制はライバルのJ:comの方が断然上だし、今どき有料テレビなら放送型よりNetflixやHuluのようなオンデマンドの方が何かと都合が良かったりもするから。2年縛りさえなければ私も未納分を払ってさっさと解約したいところです。

少なくとも迷っている人がいるなら、ひかりTVの契約はまったくお勧めできません。やめといた方がいいです。

ガルーダインドネシア航空のエンタメ

ガルーダインドネシア航空、成田→バリ便では座席エンタメで映画を見ることに。待望のStar Trek Beyond です。日本ではまだ劇場公開前だったので。

スタートレックBEYOND

ただし音声は英語、スペイン語、イタリア語、韓国語。不思議な取り合わせですね。日本発の便なのに日本語がないし。字幕はインドネシア語です。

日本語を差し置いて韓国語が入っているということは、近年インドネシアに韓国資本の投資が増えているのでしょかね。途上国ではLGの家電とかよく見かけるもんな。

そして機内Wi-Fiはこんな値段でした。

ガルーダ・インドネシア航空の機内Wi-Fi

1時間あたり1,300円とは結構なお値段です。5分だけ無料とかにしてくれたらいいのだけど。アクセスが殺到しないよう、それなりの値段を付けているのでしょうかね。

パウワウの巣を発見

ポケモンGO、ハロウィーン期間中は相棒ポケモンがアメを普段の4倍(1/4の距離ごとに)見つけるってことで、ミニベロで遠出してみました。入手が面倒なカビゴンやラプラスのアメを効率良く溜めてしまおうと。特にラプラスはカイリューやナッシーとの相性が抜群なので強化しておけばジムバトルで有利になるし。

選んだ行き先は多摩センター。特に意味はないけど。

クロスガーデンの駐輪場にミニベロを停め、近くの多摩中央公園のポケストップを巡っていたらパウワウが出現。実は私はジュゴンを未入手だったのでちょっと感激。その後も続々と出て来るので約1時間半で7匹ゲット。どうやら多摩中央公園はパウワウの巣のようです。

パウワウの一覧

ジュゴン未入手の人は行ってみるといいですよ。

そうそう、多摩センターのダイソーは店舗が縮小していました。何か残念。よって品揃え重視なら若葉台店の方が良さそうです。

スタートレックBEYOND

映画『スタートレックBEYOND』をレイトショーで見てきました。小さいスクリーンだったしTVCMも何故かアクション映画っぽく宣伝していたのでどうかと思ってたけど、これかなり面白い作品です。まあスタートレックファンにとっては。

スタートレックBEYOND
初登場のジェイラ(中央)はこのメイクでも最高に美しいですね。演じるのはソフィア・ブテラ(Sofia Boutella)というアルジェリア出身の女優
実は本作を見たのは早くも3回目。先日飛行機の座席エンタメで2回見てたので。ただし日本語吹き替えや字幕がなかったため英語版を。私の英語力だとセリフは断片的にしか把握できないけど、それでも長年スタートレックを見続けてきたのでストーリーは絵で把握できます。でも細かいところも知りたかったのですよね。例えばスポックが笑った理由とか。

以下、ネタバレ多数なので気になる人はご注意を。

スポックが笑った理由

バルカン人は生来の激しい感情を論理的思考で押さえ込み、感情を持たないと嘯き笑ったりもしないけど、劇中スポックは笑っていました。

その理由は実にたわいのないものでしたね。ドクター・マッコイに退艦の意向を持っていると伝えた後、マッコイから「艦長には話したのか?」の後に「俺はお別れパーティを開くけどな」と言われて、その緩いユーモアにウケてしまったという。まあ心臓の近く(バルカン人の心臓は地球人の肝臓の位置にある)に大怪我を負って感情の抑制が効かなかったときだったから。ちなみにバルカン人の血液は緑色です。

エンタープライズ号轟沈

本作では、早い段階でエンタープライズ号が敵の攻撃を受け轟沈してしまいます。両方のワープナセル(左右のアウトリガー部分)をもぎ取られ、胴体部と円盤部も引きちぎられ…。

思い起こせばオリジナルの映画三作目でもエンタープライズが自爆してました。二作目は共に優性人類カーンの話だったし、脚本を書く上で最初に決めたことなのでしょう。

もちろんラストシーンでは新造のエンタープライズA号が。こちらは旧作映画の4作目のラストシーンにあたります。確か新造のヨークタウン号を旗艦エンタープライズとして就航させたのだったような。

そのヨークタウンは本作では宇宙都市の名前になっています。もっともヨークタウンって名前はアメリカの独立戦争で知られる由緒ある都市名、そして空母の名前でもあります。

スールーと家族

本作ではヒカル・スールー操舵士は同性愛者と設定されました。オリジナル版の同役のジョージ・タケイへのオマージュですね。タケイ自身は反対したそうだけど…。

でも半世紀前にメインクルーに黒人女性を起用し、同じく冷戦中にもかかわらずロシア系のチェコフを登場させたりと常に時代を先取りしてたのがスタートレックです。それもありでしょう。

ちなみにスールーにはヨークタウン宇宙都市にパートナーと娘がいて、この娘はおそらくデモーラ・スールー。後に艦隊士官になるはずです。

キーンサー

スコッティの相棒の小柄な異星人キーンサー。彼の名前は劇中で初めて呼ばれたんじゃないかと。

そして本作では一瞬だけどとても重要な役割を果たします。何でも彼の腐食性の鼻水は金属も溶かしてしまうそうで…。

スポック大使死去

レナード・ニモイが亡くなったことで劇中でもスポック大使が死去したことに。彼の遺品は遺族(?)である若いスポックに届けられました。でも未来の自分自身が死んだと知らされた場合、どういう心境になるのでしょうかね。

地球人とのハーフとはいえ長寿種族のバルカン人なので250歳以上だったと思うけど、時間を遡ったので歴史上は生年と没年は数十年しか違っていないことに。ややこしいです。

ストーリー

順を追って見ていくと少々解りづらいけど結末から言うとこんな感じですね。

100年前、宇宙艦隊フランクリン号は未知の惑星に墜落。いくら待っても救援が来なかったためエディソン船長は宇宙艦隊、そして惑星連邦を恨むようになった。惑星の古代テクノロジーによって延命し、姿も変貌した彼はクラールと名乗り、惑星連邦を破滅させるべく機会を待つ。

100年の間に二つに分割された古代兵器の片割れを手に入れていたクラールは艦隊の通信を傍受してもう片方がエンタープライズ号にあることを知り、偽の救援要請を出してエンタープライズ号を誘き寄せると、おびただしい数の小型特攻機で襲いかかって轟沈させ、クルーを捕虜に捕って兵器を奪う。

大半のクルーとは別行動となったカーク船長はチェコフ、スコッティ、そしてフランクリン号を家にしていた白い肌の異星人ジェイラとともにクルーの救出に向かう。

キーンサーの助けで収容所から脱出したスールーとウフーラはクラールが惑星連邦の要所であるヨークタウン宇宙基地を襲うことを知る。すべてのクルーを収容したフランクリン号で星を脱出したカーク船長らはヨークタウンに向かい、クラールのテロを寸でのところで阻止する。

果てのない宇宙の探索に疲れ、艦を降りて副提督への転身を望んでいたカークは再び宇宙を目指す。新造されたエンタープライズA号で。

さて、これでリブート版も三部作が完了したわけだけど、スタートレック人気は根強いのできっとシリーズは続くんじゃないかと。アントンが亡くなったことでチェコフは交代せざるをえないけど、次回作が楽しみです。個人的にはクリンゴン帝国とやり合う話にして欲しいなぁ。