SONYの60m防水ムービーカメラが欲しい

SONYがウォータープルーフケース(水中ハウジング)に入れると60m防水になるムービーカメラ「HDR-AS15」を発売しました。ウォータープルーフケースは商品に同梱されています。

HDR-AS15

HDR-AS15は撮影画像確認用の液晶モニタがない、向けて撮るだけのカメラ。いわばGoProのSONY版ですね。お笑い芸人がバンジージャンプを飛んだりジェットコースターに乗る際に身に付けるあれです。

ただし、HDR-AS15にはWi-Fi機能があり、スマホからコントロールしたりケーブルなしで撮った動画を取り出せるようになっています。欲を言うと無線給電もできれば文句なしなのですが。

ダイバーだと、これ単体で使うも良し、一眼レフの水中ハウジングやマスクの横に付けて使うも良し。特に明るい海(水深が浅いところ)で潜る際には楽しめそうです。

セコイことを言うと、フィリピン辺りではダイビングの際にカメラフィーを取られることが多いのですが、BCのポッケに入れておくか一眼レフのカメラセットに固定していれば、ノーカウントにしてもらえそうです。

また、サードパーティがこれ用のフィッシュアイコンバーターレンズなんかを出してくれるといいですね。それとビデオライトを装着する仕組みも。

 


追記:

素の状態でも170°の画角があるようです。話題のジンベエスイムなんかに使うといいかも。2〜3匹映し込めるかも。

iPadを衝動買い

Apple Storeアプリの画面新しいiPadを注文しました。納期1〜2週間だそうです。早ければ来週半ばには出荷されるかな。

もうしばらく待てば発熱対策が向上するかもしれないとは思いつつも、いつまで待てばいいか解らないし、iPhoneのAppStoreアプリで何かを買ってみたかったのでつい。

今回選んだのは32GBモデル、50,800円。今のところiPad2(Wi-Fi 64GB)が2万円くらいで下取りしてもらえそうなので差額約3万円。あるいはその金額で誰かに譲っても良いですね。

新しいiPadを向こう1年間使うとして3万円÷12で一ヶ月2,500円。まあ出費としては許容範囲です。それを1年間限定で使うなら早く買った方が得策でしょう。

32GBにしたのは昨年64GBのiPad2を買って容量を持て余したから。実際、HDビデオの類いをたくさん入れなければそうそう埋まるものではありません。もしくはRAW画像を目一杯とか。

ちなみに私はNikon D7000にSDカードとEye-Fiカードを挿入し、それぞれにRAWとJPEGを振り分けて保存しています。そしてダイビング後はカメラのハウジングを閉じたままEye-FiからiPadにJPEG写真を転送。軽めのJPEGですら低速なことを考えると、とてもRAWファイルを転送する気にはなりません。iPadでRAW現像というのもどうかと思うし。

そういうわけでiPadを買うことにしたものの私はiPhone 3GS→iPhone 4Sの時も特に感慨はなかったので今回もそうかも。新しいiPadが欲しかったというよりは、月々2,500円とかなら新製品に乗り換えた方がいいと思っただけだから。

Eye-Fiとアルミ削り出し水中ハウジングの相性

以前に買ったEye-Fi Mobile X2のレビューがまだだったので書きます。Eye-Fi Mobile X2はデータの送信機能を持ったSDカード互換製品です。


Eye-Fi Mobile X2 8GB EFJ-MB-8G

旧モデルは無線LAN圏内で使う必要があったのですが、このEye-Fi Mobile X2は単体で写真や動画をiPadなどのWi-Fi機器への送信が可能になりました。そのため、どこであろうとデジカメで撮ったそばからよりも大きな画面で写り具合を確認できます。

使い方も簡単。最近の多くのデジカメにはEye-FiのON・OFF機能があるのでメニューを操作してONにします。次にiPad側のWi-Fi設定でEye-Fiを選んでから専用アプリを起動。するとアプリがEye-Fi上の撮影データを見つけてくれるので、あとは指示に従って取り込むだけです。

さて、気になっていたのはアルミ削り出し製法で作られた水中ハウジング内からiPadにデータを送れるかどうか。結論を言うと大丈夫ですね。金属の箱は電波を通しづらいと聞きますが、水中ハウジングのレンズポート先端や液晶パネルの位置に透明の樹脂が使われているためか、途中つっかえることも無くデータ転送が完了します。

というわけでEye-Fi Mobile X2をデジカメ用のSDカードとして使えば水中ハウジングを開けることなく写真や動画を撮り出せます。水没する可能性が減るのでダイバーにはお薦めの方法です。

もっとも液晶モニタがファインダ代わりのコンパクトデジカメは電池の消費が早いので、電池交換のたびにハウジングを開けざるを得ませんが…。

Nikon 1は水中カメラには向かないかも

デジカメWatchにNikon 1の発表会での写真がたくさんUPされました。 まず、スピードライトを接続したV1はこんな感じ。

Nikon 1 V1 & SB-N5 もしハウジングを作るとなると、これ全部を覆わなくてはなりません。バランス悪そ…。 かといってJ1の内蔵ストロボも潜望鏡のようで。

Nikon 1 J1(ストロボポップアップ時)

V1ほど極端ではないけど、背面から見てL字型のハウジングにせざるを得ないようですね。同社のコンデジのP7000みたいに、ちょっとだけせり上がるタイプを採用してくれたらよかったのですが、角度が欲しかったのでしょうか。水中ハウジングを作る際はその分だけ容積とアルミニウムなりABS樹脂なりの使用量が増えてしまいます。

いや、V1の方は光シンクロではなくホットシューから信号を横取りする手がありますね。ハウジング側に信号を取るための接続ケーブルと制御回路が必要になるものの、一眼レフカメラ用にはそういうハウジングも存在します。もちろんメカニカルなだけのハウジングよりも高価になりますが。

それからマクロレンズのモックアップもちゃんと展示されていました。

Nikon 1マウントマクロレンズ

発売時期と焦点距離は書かれていませんが、この径と長さからするとけっこう長い中望遠マクロではないかと。

ただし、Nikon 1シリーズで残念だったのはズームレンズが沈胴式であること。10-30mm標準レンズもご多分に漏れず、焦点距離を変えるとレンズが伸びるタイプです。まあ、カテゴリ的に安くしなきゃならないですからね。

Nikon 1 10-30mm標準レンズ(10mm端)
10mm端
Nikon 1 10-30mm標準レンズ(30mm端)
30mm端

だとするとレンズポートの仕様が悩ましいですね。30mm(35mm版換算で81mm)に合わせた最小サイズに作るか(10mm側だと四隅がケラレる)、あるいは長さはそのまま口径を大きくして10mm側(35mm版換算で27mm)でもケラレないようにするか。でも極太レンズポートは容積も増えますし、コンバージョンレンズを使うためのアダプタも必要になります。水中で脱着することを考えるとやっかいです。まあ、ダイバーだけの都合ですが。その他大勢のハウジングに入れない人には使うときだけレンズ長が伸びる方が合理的ですし。

というわけでNikon 1シリーズ、現段階では水中カメラとしてはちょっと微妙。ハウジングが発売されることになっても単焦点のマクロレンズやワイドレンズが出るまでは薦めづらい感じです。