ロジテックは信用ならん

私がWiMAXを導入しようと考えた理由は自宅のWi-Fiが安定しないことでした。それがなければWiMAXの広告もスルーしていたかもしれません。

LAN-W150N/PR自宅のWi-FiルータアクセスポイントはロジテックのLAN-W150N/AP。数カ月前、長らく使っていたApple AirMac Expressが壊れたので急きょ安価なIEEE802.11n対応機を買い求めたためです。ちなみにビックカメラで3,500円くらいでした。

で、このLAN-W150Nですが、Macbook Airの接続が数分〜十数分で切れるのですよね。iPadでもそうなのでルータ側の問題であることは間違いありません。その都度OSの設定で無線LANをOFF→ONするかしばらく放置していおくと回復するのですが、煩わしくてしかたがありません。

ネットで調べると、同社製品で似たような事象がちょいちょい起きているようで。もっともこの個体の不良かもしれないので製品シリーズをとやかく言うのは早いでしょう。

ただし、ロジテック社が信用できないのはサポート体制のお粗末さ。この通りFAXもしくは1分10円の有償ダイヤル(0570)に電話してこいと。e-mailか入力フォームによる問い合わせ方法を提供していないのは、あまりに不親切だろうと。インターネットからFAXを送信できるサービスもあることはあるのでFAX未所有者でも負担ではないとも考えられますが、それでも問い合わせのハードルを高くしているのは事実です。

DiALiVE LTV-1S700WPそういえば数年前にロジテックの防水ワンセグDiALiVE LTV-1S700WPという製品を買ったときも釈然としなかったことを思い出しました。この製品はチャンネルボタンの『下』を押すとチャンネルが1→3→4→5→6…と上がり、『上』を押すと逆に6→5→4→3→1…と下がるのです。アナログ時代なら配線ミスの可能性も考えられますが、デジタル機器でこれはなかろうと思いつつ問い合わせようと思ったら、やはりサポートのメールアドレスを記載しておらず。しかたなく販売店経由で問い合わせてもらったら、一言「仕様です」と。そう聞かされて唖然としました。どこの世界に数字を上げるために『下』ボタンを押す人がいるのかと。

よくよく製品を観察してみると、チャンネル選択メニューの機能があり、こちらだと一番上がNHK(1ch)となっています。なるほど数字が大きいチャンネルに合わせるために下ボタンを押させるのは自然の流れです。でもそれはメニュー選択の場合のみ。「メニューから選ばずダイレクトにチャンネルを上げるには『下』を押さないと」と考えさせるUIは失格です。世の中のほぼ全てのテレビがそうなってはいませんし。

よって私個人の中でのロジテック社は「ダメダメなメーカー」です。友人知人にはロジテック製品は止めておけと言います。残念ながら挽回の機会はないでしょう。私はもうロジテック製品は買いませんので。

東京電力をぶっ潰せ!

先日、フィリピンでテレビのニュースを見ていたら例の作業服を着た東電のお偉いさんがたの映像に「TEPCOがどうのこうの」という英語のテロップが出ていました。いやぁ東電は海外でも「TEPCO」で通じるようになったのですね。

さて、政府と東電が連日迷走しまくっています。肝心の被害者支援や賠償問題はそっちのけで国会も巻き込んだ悪者探しですか…。

私は東京電力は速やかに破綻させるべきだと思っています。電気料金の安易な値上げは許さないという声は根強いものの、結局のところ遠からず国民がツケを払わされる形になるのでしょう。20兆円とも噂される賠償金を東電が単独で捻出できるはずがなく、どこかで税金を投入する必用が出てきます。で、「あらかた吐き出させてから不足分として国民に負担を強いるか、各方に既得権を持たせたまま国民に負担を強いるか」のどちらかなら当然後者なわけです。「波及効果が大きすぎるから潰せない」ではなく「大きすぎるからこそ資本主義のルールに則ってクリーンに事を進めなければいけない」と。役員報酬やら社員の平均年収やらが高すぎるなどと感情的に叩くことはせず、ちゃんとした破産管財人を入れて処置するべきです。

卑小なことで言えば、下がりまくっている東電株を今のうちに買っておき、後に持ち直してから売って利益を出そうという便乗投資家を儲けさせてはいけないとも思います。それって税金を株価に転化するような話なので。

まあ、何一つ決断できない民主党政権のことなので、東電もJALの時と同様、ぐずぐず延命させて目一杯傷を深めるまで手を打たないなんてパターンになりそうな…。

 

上原美優の訃報を受けて…

残念ですね。奇しくも月間ダイバーの来月号の特集記事が上原美優だったのに、お蔵入りかな。不祥事とは違うものの、自殺となると扱いが難しそうなので。きっとインタビューでは海にまつわるポジティブなコメントを語っていたのでしょうから。

私はクリスチャン(確か自殺は禁じられている)でもクリンゴン(スタートレックの異星人。やはり自殺を禁じている)でもないものの、かつては「自殺なんかするやつは…」と思っていました。「生きたくても生きられない人が大勢いるのに」「死ぬ気があるなら開き直って行き直せばいいはず」などと。

でも自分も長く生きてきて、それなりのことを経験し、いろいろな話を見聞きするにつれ、きっと「人には生きることを続けられなくなる瞬間があるのだろう」と思うようになりました。その理由がもし仮に他人からすれば些細なことであっても本人にとっては最大限に深刻だったりして。

慎んでご冥福をお祈りします。

テレビを見てて助かった人???

先日、某メーカー企業でワンセグ関連の開発に携わっている知人が「東北大震災の津波の時、ワンセグを見て避難して助かった人がいたらしく、嬉しい限りだ」と言っていました。

でも、あの時は大地震の直後、状況を確かめようとワンセグ(停電時も使えるので)を見ていて逃げ遅れた人はもっといそうな気がします。

結局、道具は使う人次第で便利にも致命的にもなるということなのでしょう。

エコポイントが日本を滅ぼす説

もうすぐエコポイント制度が終了しますよね。その前に地デジテレビを1台くらい買おうかと思わなくもないですが、やはり気が引けます。今のテレビは無きゃ無いで困らない代物だよなと。

加えて、そう遠くない将来、Android搭載の格安テレビも発売されるでしょう。地デジチューナー非搭載、ネットテレビが基本の。そういう機器やApple TVでNational GEOGRAPHICやニュース系チャンネルなんかが見られるようになれば、私はもう地デジなんか要らないわけです。おまけにテレビは捨てにくいし。

で、そのエコポイントなんですが、これってホントは罪作りな拙い政策だと思います。だって税金で前倒し需要を作って二大産業の自動車と電気業界に特需を呼び込んだのは、裏を返せばそれらの業界の更なるスリム化や淘汰を妨げたことでもあるわけで。痛みを和らげることで病状を深刻化させてしまうような話で、かつての地方には建設業従事者が多く、失業者を増やさないために不自然な公共事業も必要という構図に似てます。

本当なら自動車でも電気でも大手メーカーは中長期のスパンで新興国との競争に勝てる分野だけに重点投資するぐらいの決断が必要ですよね。例えばロボットのソフトウェアとか。差し当たり新しいレガシーに搭載されたEyeSightなんかは良い方向性です。部品を組み立てたら出来上がるもとは違い、基礎研究の積み重ねがモノを言うような。じゃないと遠からず自動車にも家電にも今スマートフォンで起きていることが起こります。モノ作りへの執着、思い入れが結果的に日本を亡国へと導きかねないと。

産業界サイドからすれば、当事者に痛みを与えない人員削減の土壌作りを政治に求めるべきだったのではないでしょうか。政治家の連中には期待薄だとしても、避けては通れない道。なのに反動が怖い麻薬のようなエコポイント特需にすがってしまって…。