マッシュルームコーラルシュリンプ

マッシュルームコーラルシュリンプ。

マッシュルームコーラルシュリンプ

マッシュルームコーラルシュリンプ

マッシュルームコーラルの根元に潜んでいるので、顔から撮ろうとするとどうしても影が落ちがちになります。撮り方に工夫が必要ですね。上からストロボ光を当てるようにしないと。

というか、そもそもこのサイズと色(透明)のエビ類は上手く撮るのが難しいのですが。

ホシゾラワラエビ

ホシゾラワラエビ。

ホシゾラワラエビ

蜘蛛っぽいですね。昔、「蟹は蜘蛛と近縁」という説もあったらしいけど、今ではまったく別系統の生き物として分類されています。

増してや、この生き物は海老だし。

ピンクスクワットロブスター

ピンクスクワットロブスター、和名がサクラコシオリエビです。

ピンクスクワットロブスター

よくスリバチカイメン(ミズガメカイメンとも言うらしい)の外側のひだひだの隙間に住んでいます。そのためカメラを普通に構えて撮ると、ストロボ光がひだひだに阻まれて暗い写真になりがちです。

よってこの時はカメラを縦置きに構えて撮りました。

実は私のカメラの左右のグリップアームには浮力確保用フロートを一個ずつつけてあるため、カメラを縦置きに構えるのは至難の業。なにしろ浮力がカメラの傾きを押し戻す力は強烈なので。

Nikon D7000 & Nauticam D7000水中カメラセット
オレンジ色の球体がフロート(ブイ)。通常はカラビナでグリップに装着しています

でも大丈夫。2個のフロートも連結してあるので、グリップの片側からフロートを外せば2個のフロートが一直線になって浮き上がり、縦置きで安定します。まあ、今度は横置きがつらくなるのですが。

バサラカクレエビ(その3)

引き続きバサラカクレエビの別カラーバリエーション。

バサラカクレエビ

バサラカクレエビ

いやあ、撮りにくい。なにしろウミシダがじっとしていないので。

指示棒で枝(?)をはらってエビを露出させても、クローズアップレンズを付けたりしていると、他の枝が覆いかぶさってきてシャッターチャンスを逃してしまいがちです。

クローズアップレンズの素早い着脱は課題だなぁ。

バサラカクレエビ(その2)

昨日に引き続きバサラカクレエビの別カラーバリエーション。

バサラカクレエビ

バサラカクレエビ

このエビは必ず自分の体色にマッチしたウミシダに住んでいます。

自分と同じ色のウミシダを探して住み着くのか、住み着いたウミシダに合わせて体色を変えるのかは解りませんが、おそらく後者じゃないかな。

なぜなら、前者だとエビが自分の体色を把握していて、なおかつ同じ色のウミシダを探すだけの色覚を持っていることになるので。さすがにエビの目はそれほど高性能ではないだろうと。

よって私の予想では、幼生の頃は透明のようにニュートラルな色をしていて、終の住み処を探すべく浮游しているうちに意中のウミシダに出くわしたら住み着いて、次第に体色が変わるのだと思います。

いや、待てよ。その場合でもエビ自身がウミシダの色を感じ取る感覚器を持っていなければ無理か。

だとすると、決め手は色ではないのかも。古来から、たまたま擬態が成功した個体ばかりが子孫を残してきた結果、進化の過程で自分と同じ色のウミシダかどうかを判別する本能が身に付いてるとか。つまり、生まれつき体色は決まっていて、周囲の色は解らないし、増してや離れたところのウミシダも見えていないのだけど、とにかく居心地のいいウミシダが見つかるまで潮任せに転々と移動しているから、我々ダイバーが見つけた時は必ずマッチした組み合わせになっているというのも一つの仮説。

ともかく、エビ、カニ類は最初はプランクトンだし、単一のウミシダがバサラカクレエビだらけになっている光景も見たことがないので、浮游するという部分だけは間違いなさそう。

もし事情が許すなら、こういう研究に残りの生涯を費やしたいものです。どうにかしてまっとうな大金が舞い込んでこないかな。もちろん当てはないんだけど…。