地球の海フォトコンテスト2014入賞作品(地球環境部門)

地球環境部門の入賞作品はこちら。

ヒメオオミアミ
『カメラ目線』

撮影地はマクタン島の近海。今年の入賞は昨日の写真と合わせて2枚でした。

被写体はヒメオオミアミか、その仲間ですね。アミってのはオキアミに代表されるエビににた甲殻類。聞いた話では底生するのがエビで浮游生活を送るのがアミなのだとか。

ほんでもってこの写真、1匹1匹は1mmあるかないかって大きさです。肉眼で見ると群れているのは解るけど、狙ってどうこうできそうな感じではありません。

そのためフォーカスの距離だけを確定させて、あとは適当にシャッターを切ります。すると中には上手い具合にこちらを向いている個体が映っているという寸法です。

ヒメオオミアミのアップ

まあ、この写真も入賞止まり。300枚には滑り込んだけど、というレベルです。地球環境部門はドキュメンタリー部門。上位3枚の座を狙うならドラマ性も必要なんだろうな。

ボートでナイトダイビング

谷津は伊豆半島では珍しくボートによるナイトダイビングが可能です。ダイビングショップと船を出してくれる漁師さんが仲良くやってる賜物ですね。ほんでもって先週の土曜日はボートが出せるとのことで参加しました。

ボートナイトダイブ、私は海外でならパラオ、フィリピン、インドネシア、サイパンで経験があるけど、国内ではこれが初めてです。

18時半頃に出港。ポイントまでは数分。水温は昼間と同じ13.5℃。透視度も昼間と同じ3〜5m。ブイ下集合と言われ、真っ先に潜行したものの、後続がなかなか来ないと不安になりますよね。

しばし待って皆と合流して捜索開始。狙いはダンゴウオ、ミミイカ、カラッパなど。でもどれも見つかりませんでした。結局、めぼしい被写体はこれぐらい。

ヒメセミエビ
ヒメセミエビ。美味なエビです
ユビウミウシ
ユビウミウシ。体長3〜4cm

でも何だ。いい経験だったけど、夜、濁りとうねりのある冷たい海にわざわざ潜るのはどうかなと思った次第です。

アニラオのイソギンチャクエビ

昨日、マブールのイソギンチャクエビが異形だったと書いたので、他のイソギンチャクエビの写真を探してみたら、前の月にアニラオでも撮影していました。

アニラオのイソギンチャクエビ

でもこの個体も右のほっぺが膨らんでいますね。後頭部に白くて大きな班もありません。

アニラオのイソギンチャクエビ

まあ斑や色あいには個体差が多いのも解りますが、この膨らみは何なのだろう。そう珍しくもないようですが、ヘルニアみたいなものかな?