Photoshopがアホみたいに使い難くなった件

先月アップグレードしたPhotoshop CS6がとても使い難いです。原因は今回から導入された背景ウインドウ(私が勝手にそう呼んでます)のせい。

この通り、Photoshop CS6の初期状態は画像がタブで表示されるというもの。いわばアプリ内のフルスクリーンモードみたいな感じです。

タブ表示のPhotoshop CS6
タブ表示は見た目がスッキリするものの、1度に1個の画像しか表示できない

ただし、これでは複数の画像を見比べながら作業が出来ないので、環境設定でタブ表示を外します。するとこんな風に表示されます。

マルチウインドウ表示のPhotoshop CS6
昔ながらのウインドウ表示に設定したらこんな感じ

マルチウインドウ編集が復活しました。

でも困ったことにPhotoshop CS6ではすべての画像を閉じても背景のウインドウが表示されたままなのですよね。

背景ウインドウのみのPhotoshop CS6
すべての画像を閉じても背景のウインドウが残ってしまう

私の場合、Photoshopで画像を加工した後は、InDesignやIllustratorに切り替えてその画像を活用することが多いのですが、他のアプリのウインドウをクリックしようにもPhotoshop の背景ウインドウが邪魔してくれて。

背景ウインドウは上下を目一杯狭くリサイズして見通しを良くすることもできるのですが、その場合は新たに画像を開いた際に狭くなった背景ウインドウに合わせた小さなウインドウとして開かれるので、実用的なサイズに表示されるために何度も拡大してやる必要があります。面倒ったらありゃしない。おまけに現行バージョンは最大化ボタンの挙動がおかしいし。

と思って検索したところ、背景ウインドウをす方法を見つけてくれた人がおられました。感謝。ウインドウメニューのアプリケーションフレームですか。気付きませんでした。 Photoshop CS6自体は64bit化のおかげで以前のバージョンよりもサクサク動くので、これでストレスなく作業できます。

 

Adobe製品は2台のマシンで使える

フランス大統領選、猿小路さんが負けちゃいました。この先、どうなっちゃうんでしょうかね。また超円高に振れようものなら、細々と食いつないだ日本の輸出企業はいよいよ断末魔でしょうか。何とか大事に至らずに持ちこたえて欲しいものです。


さて今週の金曜日にAdobe Creative Suite 6が発売されます。CS6へのアップグレードを検討するにあたり、改めてAdobeのライセンス規約を確認してみました。

抜粋すると以下の通り。

  •  2台目のコンピューターはポータブルマシンまたは自宅で使用するホームコンピューターである。
  •  1台目と2 台目のコンピュータを同時に使用しない。
  •  2台目のコンピュータでソフトウェアを使用できるのは、1 台目にライセンス認証をしたコンピュータでソフトウェアを使用するユーザーに限定される。

つまり会社で買った製品を自宅のマシンで使ってもいいわけです。もちろん会社の了解は必要ですが、昨年の大震災の経験もあり、きっと在宅勤務用として許可してもらえるでしょう。重さと紛失時のダメージを考えると会社のMacbook Proを毎日持ち帰って次の出勤時に持ってくるのも遠慮したいところです。

これがセコい会社なら「2台までで使えるなら1ライセンスを2人で…」と考えるかも知れませんが、それはライセンス違反。不正使用に当たります。あくまでも「同一人物が使う2台まで」が条件のようです。1人がiMacとMacbook Proとかで同時に利用するのもダメですね。

ま、今の会社を辞めない限りは会社で購入したCS6を自宅でも合法的に使えるってことだ。自宅での作業用に10万円前後の製品を自分で買わなくて済むのはありがたいです。なにしろリゾートのダイビングツアー1回分だもんな。今年は出費がかさんでどうにもお金がないし…。

Adobe税の時期が巡ってきた

Adobe CS6のイメージ画像Adobe Creative Suite 6が5月11日から発売になりますね。さすがはソフトウエア界のコングロマリット。またぞろ手広く製品を拡充してきました。

Adobe CSは私にとってもメインの仕事道具なのですが、毎度このタイミングは悩ましかったりします。何しろAdobeはけっこう大きなバグを直さないまま新しいバージョンを投入してくるし、新バージョンでもそのバグが直ってなかったりするので…。

ちなみに私が個人で所有しているのはCS4 Design Premium。同じ位置づけのDesign & Web Premiumへのアップグレード代金は119,000円。会社で購入してあるのがCS5 Design Standardなので94,000円(Design Standard→Design Standard)。会社の方は自己負担ではないにしろ、決して安くない買い物です。

他にも月額5,000円のCreative Cloudという手がありますね。すべての主要製品の最新版が使えて年間6万円、2年間で12万円とCS4 Design Premiumからのアップデートとほぼ同額(しかも既存バージョンのユーザーは初年度3,000円/月とのこと。ならば2年間で96,000円)。Adobeとしてはこちらに多くのユーザーを動員したいでしょうね。アップグレードをスキップされることがないから。

でもなぁ、Creative Cloudにしてしまうと、将来的に契約を止めたら一切使えなくなっちゃいますよね。仮に1年後「仕事で使うことは無くなったけど、たまに趣味でPhotoshopを使いたい」なんてことになっても契約を止められないわけです。

私はバリバリのグラフィックデザイナーでも多才なマルチクリエイターでもないので、もはや使うアプリと機能は限られているのですが、だからこそIllustratorの64bit化によるパフォーマンスの向上といった基礎的な進歩には心引かれるものがあります。

他にもFireworksのCSS3作成やFlash Pro→HTML5出力なんかも楽しそう。CS6は今どきの目ぼしいトレンドの足並みが揃った節目のバージョンっぽいので、ここはバージョン上げとかなきゃなんないかな。

てなわけで今のところパッケージ版を購入するって方向に心が動いています。ただし、2年と言わず4年かそれ以上は引っ張るってことで…。

最後に、気になったのでSKUごとのデスクトップアプリをまとめてみました。Creative Cloudはこの他にも特典があるようです。

  Creative Cloud Creative Suite
Desin & Web Premium  Desin Standard
Photoshop® CS6 Extended  
Photoshop® CS6    
Illustrator® CS6
InDesign® CS6
Acrobat® X Pro
Flash® Professional CS6  
Flash Builder® 4.6 Premium Edition    
Flash® Professional CS6    
Dreamweaver® CS6  
Fireworks® CS6  
Premiere® Pro CS6    
After Effects® CS6    
Audition® CS6    
SpeedGrade™ CS6    
Prelude™ CS6    
Encore® CS6    
Adobe Muse™    
Edge    
Bridge CS6  ○
Media Encoder CS6  ○