夏のダイビングはリロアン

仲間の女性ダイバーの「絶対リゾートに!」というリクエストを受けて立てたマレーシアのカパライリゾートに行く計画はマレーシア航空の羽田⇔コタキナバル便が無くなったことで消滅。せめて成田⇔コタキナバル便が復活してくれないことには。

代わりに選んだのはリロアン。セブ島の南端ですね。全室水上コテージのカパライほどの極上リゾート感はないにしても、ダイビングの方は充実しています。ハウスリーフはマクロの生物がわんさか。他方、アポやバリカサグなどワイド系の名サイトにも遠征可能。餌付けジンベエで一躍有名になったオスロブにもボートで20分の距離です。もっともジンベエが夏まで居着いているかは解りませんが。

リロアンで見られるマクロ生物はマクタンの海と大差ないとも聞きますが、全体的な顔ぶれが同じでも場所が違えばレギュラーが違ってくるものです。楽しみだ。

さて、先日金額が確定し、ツアー代金は4泊5日9ダイブ&食事付きで約12万円とのこと。まあその時期にしてはリーズナブルかな。遠征するときは別途費用がかかりますが、私は皆を遠征に送り出して近海でロングタイムのマクロ三昧といこうかと。多分その頃までにフィッシュアイレンズのセットは買えていないと思うし、105mmマイクロレンズでももっと修業しないと。

メタリックシュリンプゴビー
メタリックシュリンプゴビー。こんなのをたくさん撮ってくるつもりです

あぁ海に行きたい

昨日、仲間の一人がパラオから帰国し、入れ替わりに別の仲間がセブ・マクタン島に旅立ちました。ああ、もっと前に声をかけといてくれれば私も行ったのに…。

私は12月の初旬にピグミーシーホースを撮りにそのマクタン島に行って以来、3ヶ月以上潜っていません。当然、水中写真の新作もありません。寂しい。

セブのピグミーシーホース
12月のピグミーシーホース

とは言えドライスーツを買う気も借りて潜る気もないので(そもそも胸囲110cm対応のレンタルドライスーツはあんまりないかも。腕も太いし…)、行くとしたらダイビング抜き(釣り?クルーズ?)か、もしくは沖縄以南に飛ぶか。

3月下旬となると離島はもちろん沖縄本島もそろそろ水温が20℃を超えてくる頃。20℃あれば私は3mmウエットスーツでも快適に潜れます。那覇なら海外みたいに一人で行ってもホテル代が上がることはないし、木曜の夜出発で金曜日だけ休んで二日潜って日曜日に帰ってこられます。

うん、その線で検討してみるかな。仲間の誰かが行くんならそのプランに便乗させてもらうんだけど、私が言い出しっぺになんなきゃだめだろうな。

フィッシュアイズームって選択肢もいいね

3月のダイビング(4月もかも…)の計画が流れたので少し財布に余裕が出てきました。もっともレギュセットのオーバーホールがまだだし(きっと今回はン万円コースだ)、なけなしのお金なんだから後々の海代に取っておけばいいのだけど、しばらく倹約してたので何か買いたいという思いが…。

そこで欲しいものの一つがフィッシュアイ系の交換レンズ。自身の好みで海を選べるときはいいのですが、誰かと連れ立って行くときは終日完全マクロ指向ダイブとはいかないことも。昨年マブールに行ったときは予想外にシパダンばっかりだったし、今時分セブ島南端のリロアンなんかに行くとオスロブの餌付けジンベエを見に連れて行かれたりするわけです。

ワイド系のダイビング用にもう一本レンズを持って行くならフィッシュアイが良かろうと。陸では定番の標準ズームは水中では無用の長物ですしね。

フィッシュアイレンズは広範囲を撮れる反面、寄りが足らないと寂しい絵になりがちですが、一方でマクロレンズ以上に被写体に寄れたりもします。対象がそこそこ大きければワイドマクロも楽しいですよね。昨年12月に撮りに行ったピグミーシーホースが8匹ついたあのシーファンをフィッシュアイで撮ったらかなり面白そうだ。

で、これまでは漠然とSigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSMがいいかと思っていたものの、他にもTokina AT-X 107 DX Fisheyeという選択肢があることを知りました。10mm-17mmのズーム機能がついたフィッシュアイレンズです。

レンズ前2.5cmまで寄れるのでドームポート越しに使う水中ではとことん被写体に近寄ってもOK。マイクロレンズの時からは一転してワーキングディスタンスやピント合わを気にする必要もありません。

それからリゾートの海ではついついやってみたくなる下半分だけ水中の写真も撮れますね。もちろん動画撮影もありです。105mmマイクロレンズだと手ブレが増幅されるのでさすがに撮る気になれなかったけど。

Tokina AT-X 107 DX Fisheyeに対応のドームポートとエクステンションリング、ギアの組み合わせが98,750円。新宿西口のアンサーで現金で買えばきっと1割引いてくれるので消費税込みで約93,400円。これにレンズ代を入れると15万円コース。トータル的にはSigma 10mm F2.8 EX DC FISHEYE HSMと同じぐらい。

ならば明るい単焦点を取るかズームを取るか。やっぱりここは画角を変えられるTokinaのフィッシュアイズームですかね。南の島の風景を撮る際などは17mmの画角が重宝しそうなので。

まあ、他の出費が割り込んできたら買えないかも知れないけど。そんなレンズのセットを買ったら、きっと大光量のビデオライトも欲しくなるし…。

続・落選作品

地球の海フォトコンテストは全4部門で合計1,000点(ビギナー部門が400点、他の3部門が200点ずつ)が入賞に選ばれるので、上位獲得でなければさほど勝ち残った感はないものの、それでも入賞すると審査員に認められた小さな実績と自身に課したノルマを果たせた達成感が得られます。一応世界最大とうたった業界をあげてのお祭りなので。

さて、こちらも今年の地球の海フォトコンテストに応募して落選した作品。

ミグピー
『ミグピー』 (自由部門) 撮影地:セブ
いわゆるピグミー(シーホース)が逆さになっているので「ミグピー」

昨日の「カレー小僧」は本命だったものの、こちらの一枚は私の中では「賑やかし」という位置づけでした。昨年、表彰式の後の抽選会で高価なLEDライトを貰ったので、お礼を兼ねて供託金として応募費用の1,000円を上乗せしてあげようと。

で、思った通り落選。足場のない水深30mの壁面で苦労して撮った一枚ですが、やっぱり絵としての完成度が…。尻尾の先が見切れている上、こちら向きでもなく、頭にはシーファンのケバケバがちょこっと掛かっているので。せめてもう少し左斜めから撮っていればよかったのですが。

自分でも15mmかそこらの個体がでっかく映っているってだけの割と凡庸な作品だと思うし、今年は辰年にちなんでピグミーシーホースの写真が大量に応募されてたでしょうから、この被写体の写真を選んだ時点で相当分が悪かったはずです。

まあ自由部門にももう1枚出してあって、そちらは入賞しているので狙い通りではあります。

ちなみに上の作品のトリミング前の写真はこちら。

ミグピー(未トリミング)
ミグピー(未トリミング) 解る人は解るはず。この小さな被写体を片手撮りでここまで大きく映す大変さが…

落選作品

もうすぐマリンダイビングフェア。そしてこれは今年の地球の海フォトコンテストに応募して落選した作品です。

カレー小僧
『カレー小僧』 (地球環境部門) 撮影地:セブ
ジャガイモっぽい色のカエルアンコウが潜んでいた岩場の黄色をカレーのルーに、 赤を福神漬けに、イカの卵をライスに見立ててみました

もうすぐマリンダイビングフェア。そしてこれは今年の地球の海フォトコンテストに応募して落選した作品です。

まあ、地球環境部門にはもう1枚出していて、そちらが入賞したので選から外されちゃったのでしょうが、本当はこの一枚が私の本命だったのに…。いやあ、他人の評価はえてして自分の思い入れとは違うものです。やっぱこれ一点張りで応募するべきでしたかね。カエルアンコウのびっくりしたようなポーズといい作品タイトルといい、下位入賞のレベルには十分達していると思うのですが。

そうそう、地球の海フォトコンテストにはぜひとも「ユニーク写真部門」を設けてほしいものです。今回から新設された地球環境部門なんて定義が良くわかんないし。ユニーク写真部門はもちろん笑わせたもん勝ちってことで。

いや、部門ではなく「ユニーク写真大賞」や「ラブリー写真大賞」あるいは「みんなで考えま賞」みたいな審査員特別賞をいくつか作るのがいいかな。別枠で表彰するような。なにしろ地球の海フォトコンテストの盛り上がらなさの原因は、上位入賞作以外はその他大勢扱いされる点にもあると思うので。