リゾートホテル評(リロアンマリンビレッジ編)

いやあ、梅雨明けした東京はフィリピンよりも遥かに暑いです。フィリピンの気温はせいぜい30℃だし、何といってもこの湿度が…。


先日利用したリロアンマリンビレッジは、セブ島の南端に位置する日本人経営のダイビングサービス一体型リゾート施設。近くにはお店すらないので、寝食からダイビングまですべてがここで完結しています。

成田からセブに飛び、19時頃にセブ国際空港を出発し、陸路で3時間あまり走ると到着します。ウェルカムドリンクとしてジュースもしくはビール、そして軽食をを出してくれました。

到着直後の軽食
↑ 日本時間の23:30頃に出してもらった軽食

以下、滞在中の食事の写真です。基本的に三食ともブッフェの食べ放題。

二日目の朝食
↑ 二日目の朝食
二日目の昼食
↑ 昼食
二日目のおやつ
↑ おやつのお芋さん
二日目の夕食
↑ 夕食
三日目の朝食
三日目の朝食 ↑ 三日目の朝食
三日目のお弁当
↑ 三日目の昼食は船で食べるためのお弁当
三日目のおやつ
↑ おやつのツナサンド
三日目の夕食
↑ 夕食
四日目の朝食
↑ 四日目の朝食
四日目の昼食
↑ 昼食
四日目のおやつ
↑ おやつ。紅イモの餡が挟まっていました
四日目の夕食
↑ 夕食
五日目の朝の軽食
↑ 最終日の朝、リゾートを立つ際に渡された軽食

ビール(サンミゲルの小瓶)やRUM(タンドゥアイ)のハーフボトルもも数十円。その他もリーズナブルに設定されています。ハロハロも200円弱でした。

ハロハロ
↑ フィリピンの名物デザートのハロハロ

ああ、でもコーヒーは飲み放題ですが、水は500mlのペットボトルを購入する必要があります。 お部屋はこんな感じ。ちなみにDX 7という2階のお部屋でした。けっこう広々としています。

DX 7号室の内装
↑ 部屋の内装
DX 7号室の浴室
↑ シャワールーム。南国らしくバスタブはありません
消耗品
↑ 消耗品。歯ブラシを持参しないとね

ダイビングはいわゆるフィリピンスタイル。機材の運搬からセッティングまで何でもやってくれるやつです。それこそ階段で滑ってなければ快適に潜れたはずなのですが…。

なお、ダイビングに限らずマリンビレッジのスタッフは皆さん細やかな気遣いができる人達でした。フィリピン人スタッフもそこそこ日本語を解します。

往復6〜7時間の車移動とダイビング以外に何もすることがない環境で構わない人は快適に過ごせるはずです。その内また行くつもりです。

人生初の手術

幸いなことに私はこれまで入院や手術(親不知を抜いたのは除く)を経験せずに生きて来られたのですが、とうとう手術を初体験しました。もっとも単に縫合した程度だけど。

唇付近に傷を負った際、自分では「口のあたりをちょっと切っただけだろう」と思っていたものの、マリンビレッジのYokoさんがすかさず病院の手配を始めました。どうやら傍目には大けがに見えていたようです。

そうして臨時雇いのバンジーさん(日本語の日常会話ができるフィリピン人女性。フィリピンでは短い時間単位で雇えるみたい)に連れられ、マリンビレッジすぐそばの定期船乗り場から対岸のネグロス島に移動。片道20分ぐらい。期せずして私にとってのフィリピンの有人島への上陸はこれで5島目となりました。マクタン、ルソン、セブ、レイテ、ネグロス。

SANTANDER 1号
定期連絡船(First Class)のSANTANDER Ⅰ号には第八たいゆうが使われていました

波止場からさらに車で10分あまり移動してドゥマゲッティ市の救急病院に到着。ここで傷口を縫ってもらうことに。

縫合担当は私服の年配男性ドクター(もちろんフィリピン人)。口だけぽっかり穴の空いた布を顔に掛けられ、カタコトの日本語を交えた英語で「イマカラ、Injection、Needle、イタイ、オーケェ?」とかと訊かれて、「OK」と答えると、口の横にチクリ。これが麻酔の注射だったはずですが、その後もチクリチクリが計8回。三度目からは毎回糸を引っ張る感触が伝わってきます。麻酔はほとんと効いてないようで。そんなものなんでしょうかね。病院慣れしてない私には、それが良い処置なのかどうかは解りませんが、まあ身を委ねるしかないので。

あとは抗生物質の錠剤と痛み止めの薬をもらってパンプボート(大型のバンカーボート)の定期船に乗って帰って来ました。

advil
宝石みたいな鎮痛剤のAdvil。 中を見たら試供品と書かれていました

大事に至らなかったので言えるのですが、不運は不運なりに異国の片田舎で人生初の手術的なことを施されるのは面白い経験だったかな。もちろんもう一回は御免だけど。抗生物質を飲むのは30年以上ぶりだなぁ。

それにしても、ここ1年は以前にはなかったような旅のトラブルが多い。不運なのか加齢で注意力が落ちたせいなのか…。ともかく何か幸運を呼び込まないとな。

リロアンでまさかのノーダイブ

セブ空港から陸路を3時間かけてようやく辿り着いたリロアンの地でのダビング初日の朝、ボート際のステッブで足を滑らせ、手をついた際の衝撃で自分の歯で 唇の右側を切ってしまいドクターストップ。あっけなくこの旅でのダイビングは無しってことが決定。せめて一日ぐらい潜りたかったなあ。

事故現場
事故現場。こうして見ると何てことない階段ですが…

体力はあり余っているのでダイビングがダメならシュノーケリングでも…、マウスピースが縫合跡に良くないならマスクとフィンだけのスキンダイブでも…と思ったものの、そもそも傷口を海に浸けてはいけないそうで。ここで無理をして感染症にでもなれば余計に尾を引くし、何かあればリゾートにも迷惑がかかるので自重しないとね。

そういうわけなので今回は水中の写真が一枚もありません。もし私の写真を楽しみにしてた人がいたらゴメンナサイ。まあ、セブにはちょいちょい行ってるんだから、リロアンにもいつかまた行こうと思います。やはりマクロ天国だし、フィリピン航空のマイレージもリピーターだとあっさり溜まるので。

負傷&ノーダイビングになったことは残念ですが、考えようによってはこの程度で済んで良かったなと。なにしろ他には特にダメージもないので。

折りしも私のダイビング仲間の一人がアクシデントで頚椎を痛めてリハビリ中です。聞くと最初はかなり深刻だったそうな。今でもまだ厳しいなりに回復途上なのが何よりで、いつかまた一緒に潜りに行きたいものです。

ああ、だったら全快後のダイビングはリロアンがいいんじゃないかな。私はリベンジしなければならないし、そもそもリロアンを薦めてくれたのが彼女だったから、そういう目的を励みにするのも良かろうと。まあ、先々の彼女の選択次第ですが。

うん、誰かと比べて言うのはどうかと思うけど、自分の怪我はあまり深刻ではないのが救いですね。けっこう縫う程の裂傷だった割に回復も妙に早く、すぐに熱いコーヒーも飲めて、病院で貰った痛み止めも要らなかったし。

旅の便利グッズ

こちらは旅行の便利グッズ。バッグの取っ手を束ねるのに使います。これがあると肩に掛けるのも楽になるので。実は1回無くしたのですが、肌触りと使い勝手が良かったので最近また同じ商品を買ってしまいました。

私はカメラバッグを国内旅行用のバックパックと海外用のトートバッグとで使い分けてます。というのも昨年大きなバックパック型カメラバッグを携えてフィリピンに行った際、空港のチェックインカウンターや手荷物検査で毎回止められたので。一応、そのバッグも機内持ち込み可能サイズなのですが、いかにも大きく重々しく見えるのでしょう。実際、重量的には制限の7kgを軽くオーバーしますし。

まあ「重すぎる」と言われても「高価なカメラが入ってるんだ」と返せば何とかなると解ったのですが、軽く見せた方が面倒が少なくて済みます。

ということで外国にはこちら(↓)のバッグにクッションを詰め、カメラを収納した水中ハウジングとiPad、それとパスポート類だけを入れて機内に持ち込むことにしています。それでも合計7~8kgとそれなりに重く、むき身の取っ手だとずっしり肩に食い込むので上記の商品が活躍してくれるというわけです。

軽くて丈夫で安くてサイズもピッタリだったので愛用しています。
もし破損してもまた同じものを買うはずです

重量にうるさくない国内旅行には容量が大きいこちらを持って行きます

フルーティーなウミウシ

先日、録りためていた探偵!ナイトスクープを観たら「ヤマトメリベというウミウシはグレープフルーツの匂いがする」という説の検証をしていました。

串本のダイビングショップに協力してもらい、たむらけんじ探偵と依頼者が水温19℃のビーチでシュノーケリングしながら探したものの見つからず。でも、代わりに近縁種のムカデメリベの採取に成功。匂いをかいでみたら、やはりグレープフルーツ臭がしたそうです。自分でも試してみたい…。

私もメリベ類は一度だけ見かけたことがあります。こちらの動画の18秒目からと47秒目からがそれです。

この動画を撮ってビデオライトの必要性を実感しました

でも事前にこの話を知っていても何もできなかったでしょうね。水中で何かの匂いをかぐのは至難の業だから。かといって30cm級のこの子を抱えて水面まで上がるってのも…。

今度もし浅場で見つけたなら匂ってみることにしましょう。

キイロイボウミウシ
これなんかはトロピカルスイーツのような…。 キイロイボウミウシ。2012年5月、宇佐美で撮影