WiMAXの契約で迷う

まだレンタル機で試していないものの、もうWiMAXに変える気満々なので契約形態と機種選択の検討に入っています。UQ WiMAXにするか、それとも提携会社のMVNOにするか。MVNOのメリットは各社の独自サービスを付加できることですが、選べる機種も変わってくるようで。

差し当たりプロバイダ系(Nifty、So-net、BIGLOBEなど)はパス。追加の有料サービスを契約するつもりがないので。J:COMMも同様。

余談ですが、いわゆるインターネット・プロバイダはもう役割を終わりつつあるのかもしれません。メールアドレスはGmailを使えばいいですし、blogの開設にしてもアメーバなど無料サービスがたくさんありますので。回線を引く際に必要だからと契約したものの、特に固有のサービスは使っていないという人も多いのではないでしょうか…。

馴染みの業者でピックアップした結果、選択肢は以下の通り。

  • YAMADA電気
  • ビックカメラ
  • ワイヤレスゲート(ヨドバシカメラ)
  • UQ WiMAX

4社ともそれぞれ内容の異なる無料のWi-Fi接続サービスを用意しています。提携のWi-Fiスポットを見つけたら、より高速なそちらも利用できるってやつですね。

それぞれの差はこんな感じ(2011年6月末時点)。

業者のサービス対比

この他にも各社とも公共Wi-Fiが利用できるようです。

でもlivedoor Wirelessは提供エリアが乏しいみたいですし、BBモバイルポイントはiPhoneやiPadでも使えるので付加サービスとしての魅力はありません。ワイヤレスゲートもそれらの横断サービスらしいので魅力薄かな。いくらか良さそうに思えるのはWi2 300。私が成田空港との往復によくりようするリムジンバスでも使えますし。

だとすると候補はビックカメラかUQ WiMAX。だたしビックカメラで選べる端末はSinsei Corporation製と株式会社ソフトアンドハード製のみ。私が希望するクレードル付きの機種(IO-DATA、NECアクセステクニカ)はダメなようで。

ならば選択肢は一つだけ。UQ WiMAX。結局、本家本元と契約するのがもっとも無難かつ利便性が高かろうと。オンラインストアで買うと日数がかかるようなのが厄介ですが。

WiMAXは節電にもフレンドリー

最近WiMAXの広告がやたらに増えましたね。ふと気付くとこのブログにも広告が表示されていたりもします。勢いづいての販促なのか、それとも販売テコ入れなのかは知りませんが。

ともかく電波状況さえ及第点なら何かと冗長な光回線を引き続けるよりもWiMAXで置き換えれば以下の点が有利です。

  1. 料金が下がる
  2. 電気代が下がる
  3. 配線がすっきりする
  4. 無線LAN環境を持ち出せる
  5. 新規導入時に工事が要らない
  6. 引っ越し時の手続きが簡単になる

特に注目なのは2かな。節電が叫ばれているご時世なので。例えばフレッツ光+ひかり電話の場合、回線終端装置とひかり電話ルータが共に約12Wずつ(動作状況によって変化)を消費します。これに外付けのWi-Fiルータを付ければ消費電力はさらに増えるわけです。それがWiMAXならWi-Fiルータと同等の電力で済むようになります。回線終端装置とひかり電話ルータの24Wがなくなるわけです。まあ、エアコンやドライヤの消費電力に比べれば微々たるものかもしれませんが、機器が減れば気分が違ってきますよね。

でも、およそ出先で置き忘れ、紛失する可能性を除けば良いことずくめ。フレッツ光にしろ頓挫したSoftbankの光の道にしろ、もはや実情に合わない過剰品質&高コストインフラの色合いが強いと思います。多くの人にとっては光である必然性がないので…。

 

 

フレッツ光を解約しようかな

JR山手線に乗っていたら社内の液晶モニタでUQ WiMAXのCMが流れていました。目に留まったのはIOデータ製のWMX-GWMR。「家も外もこれ1台!」という触れ込みのやつ。ちょうど自宅の無線LAN環境を刷新しようと考えていたところなので、これは検討の価値ありです。外出時に持参すればWi-FiモデルのiPadもネットに繋がりますし。


I-O DATA モバイルWiMAXルーター WMX-GWMR

私の住居は新興住宅地なのでメタル回線が引かれておらず、数年前に引っ越してきた際にしかたなくフレッツ光に申し込んだのですよね。しかもマンションタイプではなく戸建てタイプ。当時は他に選択肢がありませんでした。それ以来、ずっとフレッツ光ユーザだったのですが、通信速度65M/secとか出てくれても嬉しいことはありません。明らかにオーバースペックです。

さて、フレッツ光(戸建てタイプ+ひかり電話)の料金は通話料金抜きで月額5,992円。合わせて申し込まされた提携プロバイダ費も含めれば7,245円。対してUQ WiMAXの「UQ Flat 年間パスポート」は月額3,880円でプロバイダ契約は任意なので私は不要。別途登録料2,835円が発生するものの、その差3,300円ほど。積み立てれば1年で36,000円もの差が出ます。安いツアーなら沖縄、グアム、サイパンには行かれる額です。年パスは縛りができますが、まあ次に引っ越しする際も圏内なら引き継げるので構わないでしょう。NTTの固定電話は震災以降、節電の意味もあって使っていませんので、こちらも解約可能です。

ならば、気になるのは端末の販売価格と利用エリアのみ。

売価の方は契約する料金プランごとに違うそうですが、ダイレクトショップでUQ Flat 年間パスポートを契約すれば5,800円(通常価格21,000円)とお手ごろです。

利用エリアに関しては15日レンタルサービスがあるので、ひとまずこちらに申し込むことにしました。出先はともかく自宅でまずまずのスピードが出るようなら、即刻NTTの契約をすべて解約してUQ WiMAXに乗り換えようと思います。

日本通信、iPhone 4向けマイクロSIMよりも…

iPhone 4をdocomoの回線で使えるようにするサービスの詳細が発表されました。

確かに導入すれば通信エリアは改善するでしょうが、一方で速度は300kbpsかそこららしいので何とも痛し痒し。加えてSIMフリーのiPhone 4を入手する手間やサポート体制の不透明さを考慮すると私はあまり現実味を感じません。故障しても即時交換か、修理待ちの間、代替機を貸してもらえるぐらいの体制が整えば、そのときは改めて検討しましょう。

それよりも日本通信にはモバイルWi-Fiルータの方の注力に期待したいところです。例えば、iPhone 4向けのバッテリジャケットと合体させるとか。iPhone 4をセットしたまま一度にiPhoneとバッテリジャケットの両方に充電できれば、多少厚くなるにせよ見かけ上は単体で運用できるようになります。その上、専用クレードルが用意されればかなり便利そうです。


iPhoneがdocomoの回線で使えるようになる?

日本通信株式会社が輸入iPhone/iPadをdocomo回線で使えるようにするとのこと。まあ、いいでしょう。MVNOではあってもdocomoがiPhoneの国内販売権を手に入れる話とは違うので。と言うか歓迎します。

私は東京デジタルホン→J-Phone→Vodafon→Softbankと継続的に10年以上使ってきましたが特に愛着はありません。むしろSoftbankにはやや不信感を抱いています。二年前にiPhone 3Gが発売された際、前日になって予約を一方的に取り消されましたし、翌日その店舗の抽選に並んだものの外れ。しかも抽選の前には店員が「外れても次回入過分の予約が可能」と言っていたにも関わらず、抽選後には「予約不可」と。まったく統制が取れていないだけでなく、接客業としての基本教育すらなされていないことが見て取れました。その頃のSoftbankには、その手の風評がたくさんありましたよね。今はどうかは解りませんが、嫌な思いをした時の印象は強く、後々まで記憶に残るものです。

そういうわけでiPhone/iPadの取り扱いにライバルが現れ、Softbankに緊張感が生まれることは好ましく思います。こちらが流行ればSoftbankは懸案のインフラの増強計画を強化せざるをえないでしょうから。私はちょうど白モデルを待っていたところなので興味深く動向を見守っていきたいと思います。

ただし、気掛かりは輸入iPhoneが壊れた場合。Appleは通常、外国で買った同社製品も修理対象にしているようですが、さすがに輸入iPhoneだと銀座や渋谷のAppleストアで即時交換とはいかないでしょう。輸入業者に託すも、繋ぎの代替機も貸してもらえずに修理待ちなんてことであれば、ちょっと契約するのがおっかないです。このあたりがこのサービス最大の課題かなと。