ベビー・マンダリン

マンダリンというのは来年公開の映画アイアンマン3に出てくる敵の名前。10個の異なる超能力を宿した指輪を駆使する悪役です。

でも、この場合はニシキテグリのこと。写真はマンダリンフィッシュの幼魚。マクタンの海では毎回見られるので、もはや定番の感があります。

ニシキテグリの幼魚

ニシキテグリの幼魚

ニシキテグリの幼魚

体長はまだ15mmぐらい。カラフルなオタマジャクシみたいです。

そういや私はマンダリンフィッシュの成魚はあまり見たことがないなぁ。

マッシュルームコーラルパイプフィッシュ

マッシュルームコーラルシリーズ第二段はマッシュルームコーラルパイプフィッシュ。私は初めて見ました。多分。

マッシュルームコーラルパイプフィッシュ

で、この個体はせわしなくて、ひっきりなしにマッシュルームコーラルの触手の間をぬって、移動していました。

よって写真は失敗作ばかり。

マッシュルームコーラルパイプフィッシュ

奇麗に撮れていれば、来年の年賀状の絵柄にしたのに。そう、干支の蛇に見立てて。パイプフィッシュって名前だからヨウジウオの仲間だとは思うけど。

ま、次の機会があれば挑戦してみます。

コウワンテグリ

コウワンテグリだと思います。先日の恩納村で撮影。

コウワンテグリ

切り立った岩場の穴に潜んでいてカメラが入らなかったので、顔から撮ることはできませんでした。


追記:

改めて図鑑で調べてみたらヒメテグリのような気がしてきました。

水中カメラを再検証

沖縄でGallery Hの及川さんに「そのクローズアップレンズ(UCL-330)は逆効果なのでは?」と問いかけられました。おぅ、そうなのか?

続けて「僕は使ってないからはっきりしたことはわからないけど…」とも言われたものの、彼はダイビングサービスの主催者兼ガイド兼プロカメラマン。しかも理工系の学位も持っているような理論派です。決して無根拠とも思えません。そこで帰宅後に調べることにしました。

私の水中カメラのレンズは105mm マイクロ。主にハゼを撮ろうとこのレンズにしたものの、次第に関心がエビに移り、焦点距離が長い分、やや持て余し気味ではあります。60mmにしとけばよかったかな。

恩納村のヤシャハゼ
恩納村のヤシャハゼ。105mmマイクロレンズはハゼ撮りには重宝するのですが…

105mmマイクロレンズは最短撮影距離が31.5cm。よってハウジングに入れた状態だとレンズポートの先端から20cmぐらい先まではピントが合わないと思っていたものの、正しくは13.5cmまででした。意外に寄れたわけです。どこで記憶違いをしたのか…。

だったら確かにUCL-330で最短距離を縮めるのはナンセンス。陸上ながら試してみても、ほんの僅かしか接近効果はないようです。無駄な努力をしていたのか。及川さん、気づかせてくれてありがとう。

ならば、これからはUCL-165M67を一枚持って入ればいいわけです。こちらはUCL-330の2枚分で、撮影距離の短縮にも効果があります。

ああ、UCL-330もUCL-165M67に重ねて3枚相当にすれば使い道もあります。被写体はクマノミ類の卵とかに限られそうだけど。

トウアカクマノミの卵のどアップ
UCL-330とUCL-165M67を重ねると、肉眼では点にしか見えない2mm長の卵もこんな風に写ります (トリミング無し)