レジェンズ 〜蘇る竜王伝説〜

しばらくバンダイチャンネルに加入していました。久しぶりに『レジェンズ 〜蘇る竜王伝説〜』が見たかったから。他の動画配信サービスでは取り扱ってなさそうなので。

レジェンズは2004年頃のアニメ。東京圏では確か日曜日の朝、フジテレビで『金色のガッシュベル!!』の一つ前の時間帯に放送されていたかと。

話は現代のニューヨークに「レジェンズ」と呼ばれる伝説のモンスター達が続々と現れて主人公の子供達とドタバタを繰り広げるというもの。ただし舞台はニューヨークのマンハッタン近郊だけど、どこか日本的で割とのどかな雰囲気で描かれています。主人公なんか半ズボン姿だし。まあ、話の都合ですね。

この作品の注目すべき点の一つは、これが後の『夏目友人帳』の前身でもあること。いや、もちろん両作品には何ら繋がりはないのだけど、レジェンズなくして夏目友人帳のアニメはなかったかも。

と言うのも、主人公のシュウゾウ・マツタニに寄り添う巨大な白い竜「シロン」の声を当てているのは井上和彦氏。そう、夏目友人帳で言えば斑(まだら)です。

レジェンズのウインドラゴン・シロン(斑)
斑(声が)

ほんでもってシロンのもう一つの姿が「ねずっちょ(小さな翼をもつネズミっぽいやつ)」で、こちらの声も井上氏。つまりニャンコ先生ですね。

レジェンズのネズっちょ(ニャンコ先生)
ニャンコ先生(声が)

ただし、ねずっちょはまだ人語を話さずゴニョゴニョとした発声に留まっているけど、井上氏による巨大な獣の二枚目声と愛玩動物のコミカルな声の使い分けはこの作品で成立していたわけです。

だったら主人公のシュウゾウ・マツタニの立ち位置が夏目貴志かな。こちらの声は神谷浩史氏ではなく岡村朋美氏、ONE PIECEのナミですね。

レジェンズのシュウ・マツタニ(夏目貴志?)
夏目貴志?

ゾンビランドサガの続編に望むこと

遅ればせながらゾンビランドサガにハマっています。私はアイドルアニメなんかにはなんら興味がないのだけど、ゾンビランドサガはそんな範疇からははみ出しまくってて。なんというかゴールデンカムイにも通じるような「何でもありの濃ゆすぎるエンタメ作品」ですよね。

ゾンビランドサガ

そこで続編では私の実家がある佐賀県最東端の基山町もぜひ登場させてほしいなと。

基山は県内で最も平和な街とも言われていて特徴は乏しいのだけど、例えば丸幸ラーメンセンターなんかは劇中で使えそうだし、出身の有名人にはキングダムの作者である原泰久氏やどぶろっくがいます。

そしてゾンビランドサガでフランシュシュの面々をゾンビとして蘇らせたらしいのが徐福。その徐福を2,200年ほど前に不死の秘術を探させるべく日本に派遣したのは秦の始皇帝、嬴政です。そんな感じでなんとか話を繋げてくれないかな。キングダムを見た徐福が「本物はこんなにカッコ良くはなかったぞ」と言うとか。

ダンジョン飯 11巻

ダンジョン飯の11巻が発売されてしばらく経ったので考察でも。ダンジョン飯はゴールデンカムイと並んで私が今一番好きな漫画です。架空のモンスターをグルメ漫画さながらしっかり調理して食べるって斬新さだけでなく、ストーリー運びが見事なのですよね。

以下、ネタバレ多数です。

ダンジョン飯 11巻

前巻の最後で多種のドラゴンに襲われパーティは全滅寸前に。ただ一人生き残ったライオスは実に彼らしい機転で竜たちの猛攻を掻い潜り、翼獅子の助けを得て狂乱の魔術師シスルを倒します。その際、朦朧としたシスルは近くに倒れていたマルシルを蘇生して昏睡状態に。

そうして復活したパーティは勝利の美酒に酔うも、翌朝にはカナリア隊の来訪を受け、ミスルン隊長に追い詰められたマルシルは翼獅子の封印を解いて自らが迷宮の新たな主になります。とはいえ魔物の知識に欠ける彼女にとってその役割は荷が重く、迷宮内の生態系は崩壊状態に…。

なお、1,000年間も熟成させシスルの欲望を喰らった翼獅子はライオンの頭部と翼を持つもヤギのような大きな角と屈強な人型の四肢を備た姿で封印からの復活を遂げます。ただし、ミスルン隊長の猛攻で切り刻まれようともノーダメージなので肉体は便宜的なものなのでしょう。

謎なのは翼獅子の力。あらゆる欲望を叶えてくれるらしいけど、できることは力を振るう人次第。ファリンを元の姿に戻すことできず、「代わりのファリンを作るんじゃダメなのか?」と言い出します。それならできるわけだ。

そういや、かつてミスルンが別の迷宮の主人になった際、ヤギの姿をした別の悪魔はミスルンの想い人をあてがったりしてたものな。ただし、それが迷宮内にパラレルワールドをこしらえたのか、それとも外界を含む現実を改変したのかは作中ではまだ語られていません。黄金城の世界が存在し、瀕死のミスルンが迷宮内で発見されてたから、おそらく前者だろうけど。

翼獅子らはカナリアからは悪魔と呼ばれているものの本来は善でも悪でもない存在のはず。ただし人の欲望を成長させて喰らうことを好み、結果的に破滅を呼ぶため人類にとっては悪魔も同然ですね。

そして翼獅子はライオスやマルシルに好意を持っているものの、マルシルの「全人種による寿命の差をなくしたい」という途方もない願望を聞いた際などには瞳の形が砂時計型に変わり、不穏な笑みを浮かべます。シスルの強い願いに触れた時も。大好物の欲望のタネを見つけるとそうなるのでしょう。

そうなると気になるのはこの先。どうやってファリンを元の姿に戻すのか。これが魔法の国ザンス的な発想なら魔法の影響力を絶てばモンスターは魔法的な要素を失うのだけど、ファリンは今死んだ状態だからその方法は取れませんよね。

そして迷宮の行方も気になります。魔物のエキスパートであるライオスなら生態系を理想的に維持できそうな気もするけど、彼だからこそ外界と繋がった迷宮の生態系を維持するのは不可能と悟りそうな気も。

11巻は7話収録だから12巻の発売は3月か4月になろうかと。待ち遠しい。

麻生区の土砂災害ハザードマップ

昨日はかつての予言漫画『私が見た未来』が見通した富士山噴火の日だったけど、外れました。

まあ、過去に何かを当てたとされたものでも大半は「数打ちゃ当たる」か「そうとも理解できる」か「実は言い当てていた」のどれかです。

でも、私も一度ぐらいは予言が当たったところを見てみたいのですよね。もちろん大災害を望んでいるわけではないけど。


川崎市麻生区の土砂災害ハザードマップが届きました。なにしろ各地で大雨が降ってタイムリーなので。

土砂災害ハザードマップ麻生区

マップを確認すると、私が住んでいるアパートは土砂災害警戒区域にかすっていました。確かに建物の裏には小高い竹藪の丘があります。竹の保水力を超える集中豪雨が降れば土砂が崩れてくるかも。

とはえいそれで真っ先に潰れるのは竹藪に面した駐車場です。もし土砂が建物の方まで流れて来ても自宅は3Fだから大きなダメージはないでしょう。一安心です。

よって今はコロナのデルタ株の方が要警戒かな。ワクチン接種は未だ予約すらできていないし。

函谷関攻防戦

キングダムのアニメ放映バナー

キングダムのアニメ第三シーズン第15話「函谷関の裏」を見ました。

この回では楚軍の媧燐が密かに放った別働隊が山越えして函谷関の裏を攻め、あわや門を開くかというところまで行きます。結局、王翦軍がさらに背後から襲いかかって秦は最悪の事態を免れるのだけど、援軍が窮地を救うのはキングダムのいつものパターンですね。

まあ、それはいいとして、ふと思ったのが

「魏軍が巨大な弩(ど)を函谷関の門に打ち込めば落とせたのでは?」

です。呉鳳明が設計した巨大弩の威力は凄まじく、外壁に刺さった矢は大勢の兵士が梯子をかけて攀じ登れるほどの強度を誇ります。ならば、正面から門に水平打ちをし続ければ、いくら硬い門でもいずれ破れるだろうと。そうして大岩を手前に引き出せば、あとは門を挟んだ混戦に持ち込めます。兵の数は合掌軍の方が圧倒しているわけだし。

もっともそういうのは野暮な話。史実では陥落していないのだし、話を盛り上げるには難攻不落が前提の攻防を続けないといけないから。