iPhone 6sを買ってもいいの?

iPhone 6s/iPhone 6s Plusの予約受け付けが始まりました。

iPhone 6s

新機能はパッとしないけど買い替えタイミングにある人は買ってもいいでしょう。ピンクっぽいローズゴールドは目新しいし。

ただし、どうやって買うのがいいかは悩ましいですね。各社の販売価格はASCIIがまとめてますが、月々の支払い料金は契約次第で変わってくるので、場合によってはMNPでキャリアを変えた方が有利かも。正直、私はキャリアの料金体系についていけなくなりました。

それに私が一番気になっている点はまだクリアになっていません。「SIMロック解除の可否」です。海外で現地のSIMを刺すことはない人でも将来のSIMロック解除が担保されていればちょっと安心なはず。2年縛りが切れた後、望めばキャリアとの契約を解除してMVNOの格安SIMに乗り換えられるから。総務省の通達が出ているから、まさか出来ないってことはないでしょうが、妙な条件を付けられては困ります。

まあ、今ではキャリア各社の契約も複雑になっているし、キャリアのサービスに依存していない人は最初からSIMロックフリー版を買い、キャリアに違約金を払ってでも格安SIMに乗り換えた方が中長期的には断然お得です。それこそ月々の支払いは2,000円以下で済んだりします。

一見、キャリア契約の方が月々割で端末代が押さえられているように思えるけど、その分は通話・通信量として引かれるのだし。

ソフトバンクから保証パックをキャンセルされた

ソフトバンクから以下のメールが届きました。

<ソフトバンクより>

先日お申し込みいただきました「あんしん保証パック(i)」キャンペーンに関して以下の通り、ご連絡いたします。

本キャンペーンは2011年11月末までにご購入いただいたiPhone4Sを継続してご利用いただいているお客さまを対象としておりますが、iPhone4Sのご購入後、機種変更のお手続きをいただいている履歴がございました。

このため、キャンペーンのお申し込みは、キャンセルとさせていただきます。

何卒、ご了解いただきますようお願いいたします。

配信元・配信停止はこちら
https://mb.softbank.jp/r/s04
TEL:157(9-20時)
ソフトバンクモバイル(株)

後出しジャンケン的に保証パックの適用対象から除外されたようです。確か発表されたサービスの中に「機種変更した場合は適用不可」なんて条項はなかったはず。だったらこれってすんごくずるいような…。

経緯を説明すると、10月にiPhone 4Sを購入したものの、その後に紛失。見つからなかったので手持ちのiPhone 3GSを復活させました。そして先々月あたりにあんしん保証パック(i)を遡って加入できるとの発表があり、申し込んでみたわけです。

もちろんiPhone 4Sの支払い契約も継続しています(当面は差し引きで無料ですが、次に乗り換えた際には残金の支払いが発生します)。私とてれっきとしたiPhone 4S購入者のはずなのですが。

ま、遠からず次のiPhoneが発売されるので今さらこの保証を使ってiPhone 4Sを買い直すつもりはないし、キャンセルされてもどうということはないのですが(というかメリットが乏しすぎるので自分からキャンセルするつもりだった)、何か釈然としません。

さすがはソフトバンク。やっぱり信用できないや。ユーザーをやっているとちょいちょいこの手の嫌な思いをすることがあるのですよね…。

auのiPhoneもSoftbank版と遜色ないレベルに達したようだし、そろそろMNP乗り換えを検討するべき時期なのかもしれません。

iPhone 4SではなくiPhone 4に機種変更するってのはありか?

ふと思いました。

iPhone 3GSユーザーがiPhone 4SではなくあえてiPhone 4にってのはどうなの

と。

前々機種のiPhone 3GSユーザーがSoftbankのままiPhone 4Sに乗り換えた場合、割賦の残金支払いを免除してくれることになっています。一方で一つ前の機種であるiPhone 4ユーザーへの優遇措置はありません。

さて、早ければ来年の6月頃(毎年WWDCが開催される時期)にも次なるiPhoneが発表されるでしょう。製品サイクル的には次が本命で、4Sのときよりも大きなバージョンアップが予想されます。目玉機能の一つはNFCかな。

その際、Softbankは「iPhone 4ユーザーの割賦の残金免除」というサービスを始めるはずです。「2年縛りが解けたのでauに」という流れは阻止したいでしょうから。そしてiPhone 4S→iPhone 5への優遇措置はなかろううと。なにしろ皆たっぷり割賦を残してますので。

まあ、将来どんなサービスや料金プランを実施するかはSoftbankのさじ加減一つですが、順当に考えてそうなる公算が高いと思います。docomoの参入も噂されていますし。

というわけで、iPhone 4Sに期待するところが少ない3GSユーザーは、あえてiPhone 4に機種変更しておくのは良い作戦かもしれません。8GBモデルしかないものの、バッテリーが回復する点だけでも大きなメリットです。

Softbankが「割賦残金免除の対象はiPhone 4S発売前のiPhone 4ユーザのみ」なんて条件を付けてくる可能性がないとは言いきれませんが、その場合でも4なら本体価格が安いので負担は軽くてすみます。

あんしん保証パック(i)では安心できない

昨日、SoftBankが『あんしん保証パック(i)』という保険サービスを始めました。かいつまんで言うと、iPhone 4/4Sの新規購入および機種変更時に加入して月々498円を支払えば故障や紛失、盗難に遇った際に一定の保証を受けられるのだそうで。

差し当たり私はiPhone 4Sを紛失したばかりなので「その新サービス、10月にに遡って加入、適用を受けられないだろうか?」と訊いてみたところ、SoftBankからは「ダメです」と。ちょい悲しいかな。SoftBankの融通の利かなさに。

ま、いいけどね。私には古いiPhone 3GSでも必要十分なので、彼らがちょっとばかり儲けそこなうだけだから。加入を認めておけば、私から498円×24ヶ月の掛け金と、会員価格でのiPhone 4Sの購入代金を売り上げられたのに…。

折しも昨日は日経ビジネス誌が「iPhone、docomoからも発売」という記事を打ちました。信憑性は「?」ですし、状況はその後にdocomoが出した否定声明に近いのだろうと見ているのですが、そうは言ってもまったく無い話でもなかろうと。

そしてAppleはキャリアにiPhoneの販売ノルマを課しているので、仮にdocomoからもiPhoneが出たなら各キャリア間のiPhone販売合戦は熾烈を極めます。大手3社が横並びになれば当然ながらSoftBankは不利。なので他社よりも大胆な出血覚悟の大キャンペーンを打ち出すことになりましょう。

docomoが参入してこずとも、すでに新規のiPhone需要はauと分け合う状態なので、SoftBankとしては新たなキャンペーンを続々と展開させざるを得ないはず。どれかしら私にも引っかかるものがあるかもしれません。

それに、次のiPhoneが発表は遅くても来年の10月、早ければ6月頃(毎年WWDCが開催されている時期)と予想されます。半年かそこらなんてあっという間に過ぎ去ります。

てなわけで、そう遠からずiPhoneの入手のハードルはいっそう下がることになるかもしれないので、孫さんのtwitterアカウントに「あんしんパックの遡り加入」を訴えるようなこともしないでおきましょう。

iPhone 4Sの予約が初日の24時間で100万台突破

だそうです。今さら驚きもしませんが。

さて、これから注目なのは以下の二点。

  • SoftBankとauのどちらがより多くの4sユーザを獲得するか?
  • 各社の契約数にどう影響を及ぼすか?

特に気になるのは後者。中には「docomoからSoftBankには乗り換えられなかったけど、auになら抵抗感は少ない」という人は少なからずいるはずなので。もちろんSoftBank iPhoneからau iPhoneに乗り換える人も少なからず出てきましょう。

日本のケータイ市場が飽和したと言われて久しいのに、未だにSoftBankだけでも月間20万件かそこらの純増数があったりします。フォトフレームなどが売れているにしても、多くはiPhoneによるものだったのではないでしょうかね。まったく新規にSoftBank iPhoneという人は少なかったでしょうから、auやdocomoとの2台持ちするiPhoneユーザの割合がかなり多かったのではないかと。

iPhone 4Sの発売がdocomoへの追い風になるとは考えにくいものの、逆に「これまでdocomoとiPhoneの2台持ちでやってきたけど、そろそろiPhoneだけにしよう」という人がいればdocomoの契約数減少に繋がります。

あるいは「auとiPhoneの2台持ち」という人がau iPhoneに一本化すれば、auの契約数は変わらずにSoftBankの方は減ることになります。iPhone 4Sの発売で一番メリットを受けられそうなauにしても、既存のユーザがiPhoneに機種変更するだけではダメで、docomoやSoftBankからユーザを奪わないことには契約数は増えません。

ただし、auもiPhoneを扱うことによって二台持ちが解消されているとなると、遂に市場が縮小していく切っ掛けになるのかもしれません。そうすると

  • 失うものがないSoftBank(iPhoenとSoftBankケータイを持つ人はいないので)がややauに食われる。純増数も半減する(auとiPhone需要を分け合う)
  • docomoとSoftBankからの流入が期待できるauが盛り返すも、大きく数は伸びず(auケータイの多くがiPhone 4Sに置き換わるため)
  • 当面docomoの1人負け状態が続く

ってのが順当な予想かと思いますが、どうなりますか。

もちろんdocomoもAppleの強欲な条件を丸のみしてiPhoneを扱うという手もありますが、プライドの高い彼らが毒饅頭ならぬ毒林檎を齧れるかどうか…。