パパラギはどこ行った?

朝、小田急線に乗って外を眺めていたら、登戸と向ヶ丘遊園の間の線路沿いにあったはずのパパラギダイビングスクールがなくなっていました。

パパラギダイビングスクールのロゴ

建物は残っているものの、もぬけの殻で改装工事中のようで。4年前のコナミスポーツダイビングスクールに続いて大手がまた撤退かと思ったけど、Webで調べたら昨年の11月に立川に移転したようですね。

パパラギ立川店

さすがにパパラギはこれが本業だけあって廃業ではなく移転。確かに同じJR南武線の駅でも登戸と立川じゃ街の栄え方が雲泥の差なので当然かと。しかも前の店は登戸駅から徒歩6分ぐらいだったけど立川店はモノレールの駅から2分。JRの立川から歩いても大した距離じゃないですね。だったら最初から立川で良かったような…。

まあ、今だから良物件が見つかったのかもしれないし、立川は登戸よりは海に遠いからかな。登戸からなら小田原まで一本で行かれるし。

でも、これで新百合ヶ丘最寄りのダイビング店はパパラギ町田店になってしまいました。

新百合ヶ丘駅前が工事中

今年になって新百合ヶ丘駅前が工事中です。具体的にはコナミスポーツとイトーヨーカドーの間、タクシー乗り場のロータリーに伸びるスロープが撤去されました。

新百合ヶ丘駅駅前の工事現場

新百合ヶ丘駅駅前の工事現場
丸で囲った出っ張りが、すでに撤去済みです

数年前にエレベータが設置されてからはスロープを使う人はいなかっただろうから撤去も不思議ではないけど、なぜ今になってという疑問が浮かびます。

そこで一つ思い当たるのが「先々、横浜市営地下鉄が延伸された際、地下鉄駅の出入り口にするのでは」というもの。ここなら無難に工事できるので。

とはいえ地下鉄延伸はまだ決まっていません。横浜市営地下鉄といっても費用負担するのは川崎市。そして新百合ヶ丘は市の北端。この辺りは人口が増えているとはいえ、市が予算をつけるかどうか。

もちろん新百合ヶ丘から横浜には行きやすくなるけど、町田からなら横浜までJRで直結されているし、登戸からも武蔵小杉で乗り換えればいいわけです。

ならば便利になるのは新百合ヶ丘近辺の住人だけかと思ったけど、さにあらず。成城学園前周辺の住人なんかも登戸・武蔵小杉や下北沢・渋谷で乗り換えるより楽だろうから。

というわけで延伸を早く決めて欲しいですね。

ポケモンGOってつまらない

私はまだポケモンGOやってます。中高年ともなると新たな楽しみを探して乗り換えるのは億劫だから。

新百合ヶ丘のマクドナルドのポケスポット

とはいえ熱中度はぐんと下がって、歩きで移動中に起動して移動距離をカウントする程度になってしまいました。途中、ポケモンが出ても大半は無視です。

熱が冷めた理由は簡単。やっててつまらないから。昨年中は全種類(初期143種)のコンプリートという目標があったけど、年末のヒトカゲ大放出イベントのおかげで最後の難関だったリザードンが手に入ると、次なる楽しみが見つからなくて。

ピチューを始めとする新種も何体か投入されていて、私はまだピィとエレキッドを未入手なのだけど、それらは街には出没しません。その上ゲームバランスが悪いのですよね。ピカチュー・プリン・ピッピはたくさんゲットしてライチュー・プクリン・ピクシーに進化させる目標があったけど、それらの進化前のピチュー・ププリン・ピィを後から投入されても何だかなあと。

加えてポケモンの種類が増えたということは、卵を孵しても目当ての種が出る確率が小さくなったということに他なりません。図鑑が埋まらないのはゲームを続けるモチベーションが下がる原因になります。

もっというと、最近はLevel 40越えのトレーナーもジムで見かけるようになったけど、凄いというより恥ずかしいと思います。33を超えるとレベルアップに100万XP以上が要るのだけど、それって途方も無い作業です。ジムバトルではどれほどもXPを得られないので、毎日何時間もポケモンハントをするだけでなく「しあわせたまご」や「ふかそうち」を買いまくってXPを稼いでいるはずだから。よって現時点でLevel35以上のトレーナーは、よっぽどの暇人で、かつ生産的ではない活動にお金をつぎ込んで没頭できるタイプだと思うのですよね。そう、開店前のパチンコ屋に並ぶような類の。

そろそろポケモンGOブームは本当に萎むんじゃないかと思えてきました。

新百合ヶ丘に地下鉄?

昨日、新百合ヶ丘の駅前でリニア新幹線に反対する団体が演説していました。なんでもリニア新幹線の品川⇄橋本間は新百合ヶ丘の地下を通るのだとか。正直、地下40mを走ると何か影響があるのかは解らないけど、素通りされるわけだから面白くないってのはそうかも。

ちなみに私もリニア新幹線には反対だけど、理由は「採算面で失敗確実だから」というもの。結局、在来線も含めた乗車賃の値上げとして跳ね返るか、もしくは国費が投入されることになるだろうと。目指すところは同じだけど、今のところその団体の思想とは相いれなさそうです。リニア新幹線の技術そのものには私も興味があるし。

一方で、一時は立ち消えになった横浜市営地下鉄の延伸がまた再検討されるそうな。

あざみ野-新百合ヶ丘、地下鉄延伸を再び試算へ

これが実現すれば便利になりますね。私も以前、横浜に通勤していて、新百合ヶ丘→相模大野→大和→横浜なんて面倒な乗り換えが必要だったけど、始発駅から座って行かれるようになります。新幹線駅にも近くなるし、伊豆方面にダイビングに行く際の選択肢も増えますね。

何年先になるか解らないけど、是非とも実現して欲しいものです。

東京死ね

仕事の都合で朝の満員電車に乗るようになりました。小田急線は成城学園前から下北沢間が異様に混みますね。新百合ヶ丘から下北沢の間には停まらない快速急行が7時台にも走ってくれるといいのに。

再来年の春には東北沢~世田谷代田の複々線化が完了して所要時間、混雑ともに多少は改善されそうだけど、それまでは自身で乗り方を工夫しないと。比較的空いている車両を見つけるか、もっと早い時間帯の電車を使うか。

でも満員電車に乗るたびに思います。「東京死ね」と。まあそれは単なる反発心で本意じゃないものの、「こんなのに支えられている東京は異常だ。経済のためにドーピングしているようなもので、いずれ手痛いしっぺ返しを食らうんだろうな…」とは感じます。

もちろん職場の近くに住めば満員電車に乗らずに済むけど、郊外からの通勤者がこぞって都心に引っ越すのは無理。私のように郊外の方が好きな人も少なくないだろうし、やっとの思いで買ったマイホームが郊外の物件だったというのもよくある話。よって東京は大勢が満員の電車でストレスを抱えながら長時間通勤することが前提の都市なわけです。

新百合ヶ丘駅周辺
新百合ヶ丘駅周辺(小田急のWebサイトより)。都市景観100選に選ばれたのだそうな。確かに高層ビルや細い路地もなく、圧迫感や窮屈感のない街です。

そこで小池都知事は知事選の際に電車通勤の問題緩和策として「車両の二階建て」を提唱していたけど、実現性はゼロ。地上はともかくトンネル内の天井を上げたり地面を下げるのは不可能だろうから。いや、JR東海道線には二階建ての車両も走っているか。でも、乗り降りの混雑緩和を狙うなら、車両内に階段を設けるのではなく、ドアも上下フロアごとに分けて停車駅の乗り場も二階建てにしなければならないので各駅の構造を根本的に見直す必要が出てきます。

また、小池知事子飼いの音喜多都議は「容積率緩和による都心住居の高層化」を提唱しているものの、こちらも見込みなし。理屈では可能だけど、それには低層建築物を建て替えるべく関係当事者への立ち退き・建て替え交渉の上、巨額の解体・建設費用を捻出する必要があるから。加えてゴミ処理が間に合わなくなったり物流網がパンクするだけでなく、子育てに適さない都心にもっと人を集めるのも国の将来を考えれば得策ではないはずです。

まあ、それでも向こう数年の辛抱ですね。五輪後の東京では急速に超高齢化が進むので様々な変化が出てくるはずだから。

さしあたり団塊の世代とそれに続く年代が順次リタイアしていけば電車の混雑も緩和されましょう。同時に東京の凋落も始まるのですが…。

そう、五輪後の東京は急速に痛んでいきます。最大ボリューム層が所得税を払わなくなる上、高齢者サービスを受ける側になるインパクトは大。これまで一極集中で栄えてきた副作用ですね。本来なら地方で生涯を終えるはずの人まで東京で老いていくという。

結果、相変わらず人口は多いのに消費が鈍くなり景気は低迷するでしょう。医療・介護施設は奪い合いです。介護離職する人や認知症の徘徊高齢者も増えます。そして資産も身寄りもない高齢者も増加するけど、それらの面倒もみざるをえないので東京の財政は次第にひっ迫し始めます。

よって都民の税金は上がるでしょうね。社会保障費がかさむ上、五輪の競技会場整備費やら維持費で負の遺産を膨らませてしまうから。豊洲市場もこのままだと不良資産になり兼ねない雰囲気だし。

そうして求心力が衰えて人口が増えなくなれば露見するのは不動産余り。なにしろこれまでデベロッパー任せで大型マンション類が無制限に建てられてきたので。最も影響を受けるのは都心から離れた地の物件、つまり中低所得者が35年ローンとかで買ったマンションです。いや、資産価値が下がってもローンを払い続けられるならいいけど、所得も下がろうものなら勝ち組でいられなくなります。ならば手放そうにも買い手がつかず、大きく値崩れするという地方では人口減少による需要不足で起きたことが東京近郊では供給過多によって引き起こされると。インフレになればローンの返済は助かるけど、人口が減少する中で果たしてそうなるか…。「数年前に新築のマンションを購入した我が家はローンがたっぷり残ってるのに、お隣に引っ越してきた人は半値で買ったらしい」なんてケースも増えるでしょうね。

有史以来、災害や空襲、テロによるダメージはあっても東京の凋落など誰も経験したことがないので想像できないかもしれないけど、人口動態に基づく未来予測は確度が高いので必ずそうなります。目に見えて暮らしにくくなれば地方に移転する企業や大学もポツポツと出てくるでしょう。ただしその恩恵を受けられるのは福岡市や仙台市など一部の有力地方都市と近辺だけで、その他は存続すら危うくなり兼ねないとは思うけど。

それに腐っても鯛。東京は政治経済の中心であり続けるし、羽田・成田の二大空港は健在で各種レジャー施設も東京圏に集結したままだろうから覚悟の上で住み続けるのもいいでしょう。仕事や家の都合でどうにも動けない人も多いだろうし。

でも私はもともと九州出身の田舎者。幸か不幸か東京にしがみつくだけの大きな拠り所も持っていないので、東京圏に住むメリットが薄れデメリットの方が目立つようになる頃には逃げられるようにしておくべきだと思っています。