今月最後のダイビングは座間味。朝9:00泊港発のクイーン座間味で島に渡り、この日は2ダイブ。 とりあえず一番よく撮れた写真から。
それからアカスジシラヒゲエビ。
さらにはニセアカホシカクレエビ。
それからオトヒメエビ。
小さい海の生き物が好き。ときおりITや時事にも言及します
来春、LYTROからライトフィールドカメラが発売になります。
外観は「ポップな監視カメラ」みたいなブロック型ですが、これは嬉しい限り。というのも私は水中で使ってみたいので、このシンプルな形状は水中ハウジングをこしらえる上で非常に都合がいいから。本体部分は直方体の箱でOK。そこにシャッターボタンと電源ボタンさえ付ければ。スペックを見るとズーム機構もあるようですが、写真ではどれがそうなのか解りかねます。
他にもカメラの液晶モニタはタッチスクリーンになっているようですが、さすがにこれは無視です。
まあズーム操作のギミックは足すとしても、一般的なデジカメ用の水中ハウジングよりもシンプルな構成にできるはず。つまり安く作れると。IKELITEあたりが早々に水中ハウジングを出してきそうですが、オーダーメイドでもそれほど高くはならないでしょう。
ただし、このカメラにはストロボがないので水中で使うならビデオライトとの併用になりますね。外部ストロボは今のところシンクロで光らせる手段がなさそうなので。というかそもそもピントを合わせないので発光量の調整なんて観念もないはず。その意味でもストロボよりライトの方が相性が良さそうです。
さて、問題になりそうなのは海の中だとシャッターが押しにくそうな点。防水・耐圧のハウジングに入れると躯体が一回り大きくなるわけですが、それを望遠鏡を覗くように持って、人さし指でシャッターボタンを押す方式ではけっこうしんどい作業になるのではないかと。指が凝り固まって腱鞘炎になりそうです。
そこでもし私が水中ハウジングメーカーにオーダーするならボディの箱パーツの下部にピストルグリップを付けますね。そして人さし指で引き金を引くとシャッターボタンがが押されるようにします。レリーズを仕込めばいいだけなので機構的にもそう難しくないでしょう。これなら指が疲れない上、警戒心の強いハゼ&テッポウエビ類に迫る際に片手だけを伸ばして撮ることが可能です。また、被写体と液晶画面の両方を見比べながら撮ることもできますね。ほんでもってハゼとエビのどちらを主役にするかは後で決められると。
ああ、でも逆に被写界深度の深い写真は撮れないのかな。いや、その辺は専用のデータ解析アプリ次第でしょうかね。
ともかく、ピントを気にする必要がないというのは画期的。いち早く実機で試してみたいものです。
いやぁ久々に物欲を刺激されました。
今朝新着メールをチェックしているとLYTRO社からのメールが届いていました。しかも目が覚めるような内容の。
Get first dibs on the first Lytro cameras!
Are you ready for the picture revolution? Lytro light field cameras are on sale now.
We’ve saved a limited quantity of the first available cameras exclusively for you. Place your order this week, and you’ll get your Lytro in early 2012, before everyone who didn’t reserve a camera. Use this priority access link* that we’ve assigned specifically to you to shop on Lytro.com and place your order.
私は登録順が早かったのか、優先的にオーダーできるようです。
このカメラで撮れる写真はこちらで確認できます。後からピントを合わせ直すことができるなんて、まったくもって革命的。正方形の写真ってのも斬新だし。
試作機がいかにも一眼レフカメラ然としていたこともあり、何となく何千ドルもするフラッグシップ機からのスタートかと思っていたら、こんな「ポップな監視カメラ」みたいな姿で登場するとは。
8GBモデル(エレクトリックブルー/グラファイト)が$399、16GBモデル(レッドホット)が$499。今だと4万円弱。だったら一刻も早く欲しい!本当は2〜3世代機まで待つ方が賢明かもしれませんが、遠からず買い直すにしても、早く入手して使ってみたいものです。
でも、メールには以下の一文が。
The Lytro camera is available only in the U.S.Update your profile with your country to be notified when we’re shipping internationally.
うーん。日本からはまだ買えないようで。今の私にはアメリカに使える伝手はありませんし、とりあえずプロファイルを更新して知らせを待ちたいと思います。アメリカでも出荷は来年の2月か3月とのことですしね。
オリンパスがお家騒動でもってえらいことになっています。かいつまんで言うと、社長だったウッドフォードさんが同社の過去の企業買収の不審点を詳しく調べようとしたところ、唐突に解任されたのだとか。ってことは経営陣に「それをあばかれては拙い」という思惑が働いたのでしょうかね。やっぱり黒か…。
もちろん事の真相は私には解りません。ただしマーケットは敏感に反応していて、今日時点で株価は4日続落。6月に付けた年初来高値の半分以下まで落ちてしまいました。
さて、オリンパスといえば我々ダイバーにとっては最も馴染みのあるカメラメーカー。銀塩フィルムの頃は「水中カメラといえばニコン」でしたが、デジカメの時代になるとオリンパスが一躍その代表格格に躍り出ました。なにしろ早い段階から安価な純正の水中プロテクター(水中ハウジング)を積極的に投入してくれましたので。しかもCanonやSONYが省いているアクセサリシューを搭載し、レンズポートにはネジ径が切ってある親切さ。てなわけで、こと水中撮影用途に限って言えば、オリンパスのデジカメは他者に勧めやすい存在です。
そして近ごろではOLYMPUS XZ-1がダイバーの間で大人気。1/1.63型というコンデジとしては大型のセンサーを搭載しているため非常に写りが良いとの評判です。もちろん純正の水中プロテクターもあります。
OLYMPUS デジタルカメラ XZ-1 ブラック
1000万画素 1/1.63型高感度CCD
大口径F1.8 i.ZUIKO DIGITALレンズ
3.0型有機ELディスプレイ
XZ-1 BLK
OLYMPUS デジタルカメラ XZ-1用 40m防水プロテクタ PT-050
ちなみに私のダイビング仲間にはズームレンズ&フラットポートの一眼レフを使っている人がいますが、彼の撮った写真の出来栄えは何とも残念な感じのものばかり。光が届きにくい海中では2倍相当にズームするのと被写体との距離を1/2に詰めるのでは撮れる絵に雲泥の差が出ますが、何年もそれを使っていながらいまだに安易にズームを掛けるようで。そもそもコンデジで撮れない絵を撮るのでなければ一眼レフは宝の持ち腐れなので、それこそ彼なんかはXZ-1に乗り換えた方がいいように思うのですが、言っても聞かないだろうな。彼には品物のグレードや値段が重要みたいだから。
話をオリンパスに戻すと、どうにも先行き不安ですね。お家騒動もそうですが、特にデジカメ部門は2011年3月期の決算で150億円の営業赤字とのこと。BCNランキング(2011年10月10日~10月16日)にしてもオリンパスはコンデジ部門のトップ20に1機種も入っていませんし、デジタル一眼のランキングでも最高位が14位。1週だけでは何とも言えないにしても、たいへんな苦戦を強いられているのは間違いありません。コンデジ市場はとっくに飽和状態ですし、期待のデジイチ市場も横綱格のニコンが参入してきたこともあって今後劇的な挽回は難しいでしょう。ならば早々にデジカメ事業は売却して、主力の医療機器事業などにリソースを集中した方がいいのかも。このままゴタゴタが続けば企業体力もすり減り人的な開発リソースも失って、否が応でもそうせざるを得なくなるかもしれませんし。
ちなみに私はオリンパスのデジカメは一台も持っていません。xDピクチャーカードを採用していたことなどから、どうにも食指が動かなかったのですよね。