ど肝を抜かれた水中写真

こちらは米国のダイビング雑誌Scuba Diving Magazineの11周年記念フォトコンの入賞作品。CONCEPTUAL部門の1位です。

Kiyoung Jangさんの作品(Scuba Diving Magazine's 11th Annual Photo Contest)
Kiyoung Jangさんの作品(Scuba Diving Magazine’s 11th Annual Photo Contest)

これには驚きました。そしてしばし悩みました。一体どうやって撮ったのかと。ウミウシの卵ではないですよね。フォトコンに応募するぐらいだからコラージュでもないはず。

でも背景に着目して謎が解けました。シライトウミウシが大きく映っているので。なるほど、カメラの前で気泡を発生させ、無数の宙球(ソラタマ)として写し込み、それを撮ったのですね。

気泡を通して像を見たことがないのでこんなに写るのか解らないけど、ライトと鏡を駆使しているようです。

I used a compact camera, hand torch and mirror.

カメラはOlympus TG-3だから顕微鏡モードを使ってるかも。

ともかく、私がこれまで見た中では最も技巧が凝らされた水中写真の一枚です。これを撮ろうと思いついたJangさんは凄いなぁ。

臨月

エンガニョで撮った写真。ニシキフウライウオのお腹、左右の腹びれの間に卵を抱えているところです。

ニシキフウライウオのお腹
ニシキフウライウオのお腹

フウライウオはタツノオトシゴやヨウジウオと近縁だから、卵を孵すのはオスの役割ですかね。

本当はもっと卵が見える角度で撮りたかったのだけど、この時は失敗しました。

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FROGFISH.JP

よがたみちあき

¥0〜