iPhoneをデュアルSIMにする意味はあるか?

先日、テレビ東京のワールドビジネスサテライトでスマホのデュアルSIMの話をしていました。確かに自分のケータイと会社支給のケータイを2台持ちするのは面倒。片方がバッテリー切れしたら、結局は生きている方を使ってしまうだろうし。

よって1台で2枚のSIMを使えれば便利です。そこでネットで「デュアルSIM iPhone」と検索するとこちらのアイテムがヒットしました。

デュアルSIMキット iPhone5/5C/5S/6/6Plu
デュアルSIMキット iPhone5/5C/5S/6/6Plu

販売元のあきばおーによると「ドコモ ソフトバンク auに対応」とあって紛らわしいけど、もちろんSIMロックフリー版のiPhoneでなければキャリアをまたがったSIMの利用はできません。つまりソフトバンク版iPhoneならソフトバンクのSIMを2枚、au版iPhoneならauを2枚という組み合わせであれば、自分用と会社支給の両方の番号が使えるようになるってことですね。ドコモ版iPhoneならドコモのSIMもしくはドコモ系格安SIMの組み合わせが使えるけど。

その点、私のiPhoneはSIMロックフリー版なので次回フィリピンに行く際に買って行くのも良いかもしれません。IIJみおふぉんのSIMと現地SIMを切り替えて使うと。

ただし、2枚のSIMはOSの設定で切り替える方式なので同時利用は不可。現地SIMで使っている内はIIJみおふぉんSIMでの着信は受けられません。

ということで、もし海外滞在中に日本からは掛かってこない、もしくは無視して構わないと思えるなら単純にSIMを差し替えて使えばいい話。そして海外滞在中にも日本からの着信があるなら、別途現地用のスマホを用意する方がよさそうです。

JWBはもはやホテルにあらず

約1年半ぶりに行ったマクタン島にはいくつもの変化がありました。

その一つがJWBホテル。私が2009年に初めてマクタン島に行った最に利用したのがここでした。マリバゴブルーウォーターやホワイトサンズの近くにある白壁が印象的なホテルです。

JWBホテル
JWBホテル

JWBホテルの内装はこの通り金ぴか。ベッド周りだけでなくカーテンも金色の生地。おまけにドアも収納も金色に塗られていたのですよね。

JWBホテルの内装
JWBホテルの内装

でもこのJWBホテル、昨年末から日本人経営の英語学校QQ Englishに衣替えしていました。今月からQQEnglishシーフロントという名前になったようです。そのためもうホテルとしては営業していないとのこと。部屋の内装も金ピカではなくなっているそうで。

ただし、数年前に日本のダイビングスクールCoco-nut(ココナッツ)が敷地内にお店を開き、今でもココナッツ・パラダイス倶楽部として営業中です。おかげで英語学校内にダイビングサービスがあるという不思議な関係ができ上がりました。まあ同店は観光ダイブおよびインストラクター養成に力点を置いているようなので、それも良いかな。

一年半ぶりのマクタン島には

今年1月末、約一年半ぶりに行ったマクタン島いはいくつか変化がありました。

その一つはマリバゴ地区の高級ホテル&リゾートの『インペリアルパレス・ウォーターパーク・リゾート&スパ(Imperial Palace Waterpark Resort and Spa)』が『Jパーク アイランド リゾート & ウォーターパーク セブ(Jpark Island Resort & Waterpark Cebu)』に変わっていたこと。聞いた話では、経営方針の違いから共同経営だったフィリピン人オーナーが手を引いたからだそうな。「J」はJ CENTREの資本が入っているためで、「Park」は残った韓国人オーナー(カジノを誘致したがっているらしい)の朴(パク)という名字の意味だそうで。どこまで正確な話かは解らないけど。でも「インペリアル」の方が格調高い響きがあって良かったような…。

また、Jパークの入り口の向い側あたりにはMETROというスーパーマーケットが建っていました。並びにはイタリアのダイビング機材メーカーMARESのお店やマッサージ店、コーヒーショップ、レストラン、居酒屋なんかも入っています。

METRO Super Market Mactan(中央)
METRO Super Market Mactan(中央)

このMETROにはATMが設置されています。私が知る限りマリバゴ地区では初めてのATM。よって海外出金対応のカード(Money T Global、NEO Moneyなど)があれば、預けた日本円をペソで引き出せます。以前はセブ島近くのアップダウンタウンまで行く必要があったのですよね。

マクタン島も少しずつ近代化が進んでいるようです。

ダイバーのための素敵な保険

先日のマリンダイビングフェアでこちらの情報を見つけました。ダイバーのための保険です。

DiveAssureのバナー
DiveAssureのバナー

DiveAssureのサイトにアクセスしたところ米国の保険会社のようですね。

同社が扱うダイビング旅行保険は「ダイビングと旅行の両方を補償」とうたっている通り補償内容は実に多岐に渡っています。目新しいところでいくと、こんなのもあります。

  • ダイビング機材レンタル費用($100/日)
  • キャンセル
    • 天候不良(90%補償)
    • 正式機関の証明する暴風/低気圧(補償)
    • ストライキによる旅行サービスの中止(補償)
  • ダイビング不可能日
    • 医学的にダイブ不可能($100/日)
    • 天候による喪失日数($150/日)
  • 航空機の出発/乗り継ぎの失敗($1,000)

もちろん「ダイビング機器の紛失」も含まれるし、他にもたくさんの補償項目があります。本当にダイバーの立場に立って設計されていますね。

日本のダイバーの間で最も知られているダイバーズ保険は補償項目が少ない上、どうやらいざ申請しようとすると厳しい条件を付けて受け付けないきらいがあるようなので、こちらを検討してみるのも良いかもしれません。

ちなみに保険金は以下。

  • 1週間:$99
  • 2週間:$109.8
  • 3週間:$151.8
  • 1ヶ月:$205.8
  • 1年間:$249

1年間3万円は安くはないけど、充実した補償内容からすると年に2回以上海外に潜りに行く人にとってはリーズナブルと言えるでしょう。そう、条件としては海外ダイビングのみが対象となるようです。

フィリピンではiPhoneを使うよりも

私はBAYSIDE English Cebu RPCへの留学中、現地のSIMをiPhone 6 Plus(Appleストアで買ったSIMロックフリー版)に刺して使っていました。まあSIMロックフリー版にした一番の理由はソフトバンクからIIJみおふぉんに乗り換えたかったからだけど。

でも、これってあんまり良い方法じゃないですね。慣れたiPhoneが使えるメリットはあるけど、現地SIMに差し替えたら当然ながら日本の電話番号宛に緊急の電話がかかっても出られないので。おまけにIIJみおふぉんには留守電サービスもないし(着信履歴は帰国後SMSで確認できるけど)。

よってフィリピンでは別途現地用のケータイを用意して使うのがよさそう。ただし現地で買えるケータイは日本語が使えません。少なくとも安価な製品はそうです。同僚が購入した安い端末はAndroid 2.x搭載でWi-Fiの設定にもかなりコツが要ったし。加えて円安ペソ高が進んだことともあり、そこそこのクラスの機種はもはや大して安くないです。加えてそれらの端末は、たとえSIMフリー機であっても日本に持ち帰って使うと電波法違反の犯罪になるし。

というわけで日本でSIMフリー版の機種を買って持っていくのが良かろうと。ざっと調べたところfreetel priori2 LTEなんかがよさそうです。

freetel priori2 LTE
freetel priori2 LTE

端末のみの購入だと17,800円(税抜)。Android 4.4だから最新OSではないけど不自由はしないでしょう。SIMスロットが2個あるので日本のSIMとフィリピンのSIMの両方を1台で使えます。

それにフィリピンで高速通信を使わないならもっと安価な3G機(9,980円〜)でもいいかと。

もちろん1〜2週間の短期滞在なら、日本のスマホ/ケータイをそのまま使うのもありだけど、通話の頻度次第ではかなりの料金が掛かってしまいます。

まあ日本でも総務省の意向で来月からSIMフリー化が義務づけられるので、これからフィリピンに長期滞在する人は、その時々で良さげな端末を買うのがよかろうと。

これまでは安価な製品というとAndroidだったけど、今後はWindowsやFireFoxを搭載した機種が続々と登場し、価格競争が進むかもしれないし。